サブタイトル個別 帰ってきたウルトラマン 第39話


20世紀の雪男
バルダック星人

解説ブックレットより

●帰ってきたウルトラマン第39話(製作No.39)1972年1月7日放映
●登場宇宙人・怪獣:雪男星人バルダック星人
●240年周期で地球に接近する絶対零度の星からやってきたバルダック星人は、長野県・権現山の雪男伝説を隠れ蓑に、長い間地球の資料を収集し続けていた。そして再び惑星が地球に近づいた今、彼らは行動を開始する||。バルダック星人は、雪男というテーマと、頭足類を思わせるスタイルのミスマッチ感が強い印象を残す名キャラクターだ。もっとも彼らが雪男を名乗っていたわけではなく地球人が勝手にそう思いこんでいただけで、頭部に大きく隆起した瘤状の突起が、吹雪の中でそのシルエットを大男に誤認させていた、といことだろう。ストレートに猿人タイプのデザインにしなかったのは、ウルトラシリーズらしい優れたバランス感覚といえる。バルダック星人が立っているのは凍結した新宿中央公園で、一帯が凍り付いていくプロセスには実景を再現したミニチュアが使用されている。巨大建造物でない実在の景色が再現させるのは比較的珍しい例だ。
ライター 江口水基氏

補足


子供の時、バルダック星人を見たときは、ズッコケました。なんだこの逆さキン○マは!と。エースやタロウを経た後は、こんなのもアリだよねと思えるようになりましたが、当時はクソ生意気にも「帰ってきたウルトラマンは終わった…」と感じたものです。(あながち間違ってもいなかったようですが。実際、「ウルトラの星光る時」以降での上原正三氏の脚本は、最終話しかありません)。
で、バルダック星人。せっかくなのでシルエットでも撮影。雪男に見えますかね?




最終更新:2008年08月09日 22:05