サブタイトル個別 ウルトラマンエース 第22話


復讐鬼ヤプール
ブラックサタン

解説ブックレットより

●ウルトラマンエース第22話(製作No.22)1972年9月1日放映
●登場宇宙人・怪獣:暗黒超獣ブラックサタン 宇宙仮面
●暗黒怪獣ブラックサタンは、ヤプールが送り込んできた(レギュラーとしては)最後の超獣であり、彫刻家坂井に化けた宇宙仮面が作った超獣像が実体化したものだ。そもそも超獣は「ヤプールが地球上の動物と宇宙怪獣を合体させて生みだした生物兵器」という設定で、必ずモチーフとなる実在の動物があったのだが(21話のアプラサールは設定上動物の要素はないが、デザイン上のモチーフは孔雀である)、ブラックサタンは明確なモチーフを持たない最初の超獣となった。敢えて言うなら“悪魔”ということになるだろうか。これ以降、動物要素に縛られない、一層ユニークなスタイルの超獣が続出することになる。ブラックサタンの首や腰などを飾る独特のヒレは他の超獣、また同様に鈴木儀雄が手がけた『タロウ』以降の怪獣にも見られるディティールで、このヒレやトゲ、ウロコが構成する「ギザギザ感」は、子供の感性にダイレクトに訴える2期怪獣のキモであった。
ライター 江口水基氏

補足







最終更新:2008年08月19日 00:53