サブタイトル個別 ウルトラマンエース 第23話


逆転!ゾフィ只今参上
巨大ヤプール

解説ブックレットより

●ウルトラマンエース第23話(製作No.23)1972年9月8日放映
●登場宇宙人・怪獣:異次元超人巨大ヤプール ゾフィ
●異次元人ヤプールは、ウルトラシリーズ初のレギュラー敵である。企画当初は“サタン星人”なる宇宙人が設定されていたが、これを“異次元人”としたことで、番組序盤の底流に流れる不条理感が生まれた。その頂点となるのが直接対決編の23話で、先鋭的な映像を追求してきた監督真船偵が脚本も執筆したこのエピソードは異様な緊張感と重さに満ちた一編になっている。そして、エースとの最終決戦で姿を見せるのが、複数のヤプールが合体した、巨大ヤプールと呼ばれるこの形態。それまでの人間タイプのヤプールとは一転、ド派手でトゲトゲしい巨大ヤプールの登場に、当時の子供たちは驚かされたものだ。一方タイトルで派手に謳われているゾフィーの登場だが、大活躍した5話とは異なりほんの顔見せ程度で、こちらは当時の子供たちを落胆させたのだった。なおヤプールはこの後『タロウ』『メビウス』でも再登場するが、一貫してこの巨大ヤプール形態である。
ライター 江口水基氏

補足






最終更新:2008年08月19日 00:54