サブタイトル個別 ウルトラマンエース 第28話


さようなら夕子よ、月の妹よ
ルナチクス

解説ブックレットより

●ウルトラマンエース第28話(製作No.28)1972年10月13日放映
●登場宇宙人・怪獣:満月超獣ルナチクス  月星人 南夕子
●満月の夜に現れた超獣ルナチクス。強い憎しみを抱く夕子。超獣との戦いの後、夕子は北斗に自らの正体を告げ、月へと帰って行く。以上がストーリーの設定です。準備稿から決定稿ができるまで約一ヶ月半の期間、シナリオ会議と超獣デザイン及び特撮映像の見せ方を特技監督側で解説します。まず悪玉役のルナチクスのイメージを月イコールウサギ(凶暴的)の発想でデザインし発注、ルナチクスの表現方法は地底マグマの中で生息、地球の熱源を主食としギラギラ光る眼球はミサイル(意外性)で相手を破壊する。北斗と夕子の最後の合体でウルトラマンA登場。腕を交差、身体をスクリュー回転させ、地底へ降下。煮えたぎるマグマの洞窟の中でウルトラマンAvsルナチクスのアクション、マグマの熱さを感じさせる映像と超獣ルナチクスが次から次へと繰り出す眼球ミサイル。マグマ火炎放射でウルトラマンAを攻撃し、翻弄。手に汗する映像の展開です。見る側に立って考えた迫力ある映像創りにしました。シナリオと言う活字を特技監督として重みのある映像に仕上げていくよろこびを三十数年たった今も再び感じます。
特技監督 佐川和夫

補足







最終更新:2008年08月20日 00:15