サブタイトル番外 ウルトラ戦士 帰ってきたウルトラマン


帰ってきたウルトラマン
帰ってきたウルトラマン(ウルトラの星光る時)


解説ブックレットより

 サブタイトル表記のない帰ってきたウルトラマンの単体は、現時点ではありません。
 なお、帰ってきたウルトラマン自体の解説文は、帰ってきたウルトラ怪獣名鑑 怪獣チャンネル編「戦慄!マンション怪獣誕生 登場怪獣:キングストロン」のブックレットに収められています。
●(戦慄!マンション怪獣誕生より)
 帰ってきたウルトラマンのデザインは、初代ウルトラマンのそれにラインを1本増やしただけというわけではない。首や腰回りなど、そのバランスは慎重に検討・調整されていて、第1話の戦闘シーンなどは1度別のスーツで撮影が済んだものを全てNGにして撮り直したほどだった。撮影時の手間を省略するため、初代マンと違ってスーツの上から手袋を装着しているが(初代は手袋とスーツのつなぎ目を毎回テープで隠していた)、そのジッパーを目立たなくするために赤いラインを追加するという細かい配慮も、デザイン段階から施されている。マスクは初代のCタイプと同じ型から抜かれたもので、初代やゾフィーと全く同じ顔になっておかしくないはずだが、微妙に違った顔に見えるのは、目のパーツの取り付け位置が少しだけ上方にシフトしているからだそうだ。こちらは偶然の産物ながら、それが帰ってきたウルトラマンのキャラクターに独自の個性をもたらしたのだった。
ライター 江口水基氏

補足

●スーツアクターとして予定していた人物が、郷秀樹と体型的イメージが異なっていたため、きくち英一氏に変更となった。きくち氏はウルトラセブンでもスーツアクターとして何話か出演経験があった。初代マン・セブンと異なり、戦闘シーンに殺陣の要素を確立したのは、きくち氏とそのグループの功績が大きい。好演が評価されエースでの続演も依頼されたが、激務のためか、固辞したとのこと。

マッチアップ画像

(戯画は1対1のみ。兄弟複数の戦闘シーンは除く。その他単体)
対ステゴン
対キングストロン
対プリズ魔
対キングザウルス三世
対ツインテール
対グドン
対ベムスター
対ブラックキング
対ナックル星人
ウルトラセブン参上
ウルトラの星光る時


「円谷倉庫」帰ってきたウルトラマン初期NGカラーリングVer


●商品解説
NGスーツ版の商品化は初めての企画ですが、存在自体はけっこう有名なのでOKを出しました。現存している写真のポーズではなく、あえて登場シーンを再現したポーズとなっています。マスクは当時、初代マンのCタイプ寄りで進行していましたが、後に決定版と同じ顔であることが分かって原型を作り直しています。昔の商品とは違い、初代と帰マンの顔を作り分けているのが凄いですね。ここ十数年で原型士のレベルもずいぶん変わりました。(円谷プロダクション)
●帰ってきたウルトラマン(NGスーツ)作品解説
『帰ってきたウルトラマン』は、当初『ウルトラマン』の続編として企画され、初代ウルトラマンが帰ってくるという設定だった。その設定は企画を煮詰めていく中で消滅するが、最初に作られた着ぐるみは、初代ウルトラマンに赤い二重ラインを追加したデザインとなっていた。しかし、過去のデザインとの差別化を明確にする等の理由から、第一話の撮影後に、急遽新たなデザインによる着ぐるみが造られることになった。それゆえ、このNGスーツは、現在ではスチールでしか目にすることができない。



ゾフィ
ウルトラマン
ウルトラセブン
帰ってきたウルトラマン
ウルトラマンエース
ウルトラマンタロウ
ウルトラマンレオ
ウルトラの父
サブタイトル:ウルトラ戦士

最終更新:2008年11月19日 17:44