創夢舎が行う山の作業 目次
木
これまでに行ってきた活動
創夢舎では、お借りしている4haの山をフィールドに、下記のような作業を行ってきました。
大刈り、地ごしらえ
- 山に木を植える前に、植える場所の整地をします。
- 植える斜面に生えてきた雑草木を刈り払う作業を「大刈り」、刈られた草木及び以前からある倒木、枝葉を除去する作業を「地ごしらえ」といいます。
植樹
- 地ごしらえを行った斜面に、植える場所の目印となる棒を等間隔に立てます。
- その場所に唐鍬で穴をあけ、苗木袋で担ぎあげた苗木を植えていきます。
- 一度にまとまった面積を植える場合のほか、単木的に植樹をする場合もあります。
下刈り
- 大鎌を用いて植えた苗木の成長を妨げる草木を刈り取る作業です。
- 真夏の下刈りは創夢舎の代表的作業でした。
道づくり
- 山を登るための道も自分たちの手で造ります。
- 丸太から、鋸や鉈を用いて杭や横木を作ります。
- 掛合で杭を打ち込み、唐鍬で土をならします。
枝打ち(枝払い)
- ある程度林の成長が進むと、隣り合う木の枝がぶつかるようになります。
- 枝打ち用鋸を用いて、手の届く高さまで、下枝を落とします。
- 本来は、成長後の材木から採れる木材に節ができないようにするため、または木の余分な成長を抑制するための作業です。
除伐(除間伐)
- ある程度成長してきた林でも、植えた木以外の木が自然に生えてくることがあります。
- これらの木は作業の際に邪魔になるので伐っておきます。
- これに合わせて、植えた木でも明らかに成長不良なものを伐っておきます。
ツル伐り
- 植えた木にツルが巻きついてくることがあります。放置すると植えた木の幹を圧迫したり、光をさえぎったりして、木の成長を妨げます。このため、ツルを見つけたら根元から伐っておきます。
現在行っている活動
山状況把握と遊歩道整備
- これまでに植えた木がどうなっているのか。また、植えずに自然に任せた斜面はどうなっているのか。これらについて調査する。
- 作業のためとしてだけでなく、山を案内したり観察するために必要な道を作る。
- 道の案内板や木の名札などを取り付け、遊歩道のように整備する。
鹿食害対策
- 近年特にひどさを増している鹿(をはじめとする)食害を防止するため、さまざまな対策を考え、実践中。
- 食害によって地面がむき出しになっている場所について、緑化のための対策を検討する。
きのこ栽培
- 成長してきた山の木を利用して、キノコの栽培を始めました。
- ほだ木とするのは、植えたクヌギ、天然生のヤマザクラなど。
- 栽培しているのは、シイタケ、ナメコ、ヒラタケなど。
その他
- 山を観察したり、木に登ってみたり、木の実を収穫したり。
今後予定している活動
間伐
- 植えた苗木全てが順調に育つと、密度が高くなり混み合った状態になります。
- 放置すると林の下まで光が届かなくなり、下草が生えなくなります。下草が生えないと、雨が降ると土砂が流れ、土砂崩れの原因にもなります。
- また、隣り合う木どうしで成長の邪魔をしあい、ひょろひょろとした細い木の林になります。こうした林は台風や強風、降雪に弱く、倒れやすい不安定な林になります。
- そこで、適度な密度になるよう、間引きのために木を伐ります。これが間伐です。
ホームページ上での山の案内
- 2007年に作成した木の葉の標本作成作業を応用して、このホームページ上で創夢舎の山の紹介します。
- 山のどの辺にどんな木が生えているのか、どんなことができるのかなどの情報を掲載していく予定。
- 現在、山の場所(ゾーン)名を検討中。→山のエリア分けについて
その他アイディア募集中
- この山を使って、これがやってみたい! という作業(?)を取り入れていきたいと考えています。随時受け付けていますので、気軽に提案してみてください。
作業日の一日(大まかなスケジュール)
- 10:00 創夢舎(家)集合、着替え、道具の準備
- 10:30 創夢舎出発、準備体操
- 11:00 山での移動、午前中作業
- 12:00 昼食
- 13:00 午後の作業(1)
- 14:30 午後の作業(2)
- 16:00 下山
- 16:30 道具の片づけ、ミーティング
- 17:00 解散
最終更新:2022年05月11日 21:09