サブタイトル個別 ウルトラセブン 第20話


地震源Xを倒せ
ギラドラス

解説ブックレットより

●ウルトラセブン第20話(製作No.20)1968年2月18日放映
●登場宇宙人・怪獣:核怪獣ギラドラス 暗黒星人シャプレー星人
●当時、円谷プロの怪獣は合成等もあまり使わないので、こういった電飾で動きを持たせるものが多いですね。この背ビレもフラッシュ球を各々で結線しておいて、その端を釘等を使って順に光らせていく“三味線”と呼ばれる方法が使われていました。
ウルトラセブン監督 満田かずほ氏

補足

●シャプレー星人(画像はHGより)
初めはシャプレー星人←→バド星人だったそうです。確かに、ギラドラスの親玉ならバド星人のデザインの方が似合いそうです(凄い悪面コンビ)。ちょっと気取ったシャプレー星人では、最後は頭かち割られる、あのプロレス的戦闘は厳しかったんでしょう。
●ギラドラス約51g、ガラモン約65g
名鑑史上最も不当な扱いを受けている(かもしれない)ギラドラス。原因はこのセブン編1から本格的に投入されたQアイテム。いわゆるシクレ抜きってやつですね。ガラモンに次いで重かったギラドラスに誤爆する人が続出。そのため「またギラだったorz」「ギラ軍団ができちゃったorz」が、やがて「尻尾が長くて場所取って邪魔」「クリアパーツ使って手が込んでるとこが逆にムカつく」ついには「顔が嫁に似ているから嫌い」とか言われる始末。おまけにシャプレー星人はとうとう出ないままだし、とギラドラスは冷遇され続けてきました。
しかし、あれから幾星霜、もう一度ギラドラスを手にとってじっくり鑑賞してみましょう。どんどんこぢんまりしていった後続の連中と比べて、実に堂々とした……いや、何ともスーツアクターも動き辛そうな、哀愁漂う佇まい・造形美ではありませんか……あ〜、キレイにまとめようと思ったけどやっぱり無理でした、スイマセン。



最終更新:2008年09月03日 15:26