サブタイトル個別 ウルトラセブン 第21話


海底基地を追え
アイアンロックス

解説ブックレットより

●ウルトラセブン第21話(製作No.21)1968年2月25日放映
●登場宇宙人・怪獣:ミミー星人 軍艦ロボットアイアンロックス
●ミミー星人によって海底に眠る戦艦の残骸から作られたアイアンロックスが、下田港に浮上、市街地へと砲撃を開始した。晴天の漁港と、鉄錆の塊の如き戦艦の対比が鮮烈な、ジオラマ化にふさわしいモチーフと言えるシーンだ。(彩色は夜景シーンをイメージしたもの)。アイアンロックスは猛攻撃の末に静止、そして15分後に大爆発を起こす戦艦ロボットで、下田に出現したもののほか、すでに世界各地に同様のアイアンロックスが出現、被害をもたらしているという設定。かの「宇宙戦艦」より7年も前に戦艦大和を復活させたアイアンロックスは、微妙に傾いた艦橋(どことなく生命感も漂う…)や、両舷に追加された主砲などのアレンジも効果的で、ほかの怪獣に負けないキャラクター性を獲得している。ちなみにミミー星人は画面には一度も姿を見せていないが、当時「少年マガジン」に連載されていた桑田次郎の漫画にはオリジナルデザインで登場しており、そのイメージが強いという方も多いのではないだろうか。
Text by Mizuki Eguchi

補足

アイアンロックスはもろ戦艦なので、このエピソードではウルトラ警備隊のメカ、ハイドランジャーやポインター、ホーク1号に3号などの活躍っぷりが見所ではないでしょうか。永遠に立体化されることのない声だけの存在、ミミー星も人登場。お古の戦艦といい、そろそろ予算との闘いが始まったことを薄々感じさせてくれます。
このジオラマの彩色はちょっと疑問。ミニブックの解説によれば夜景とのことですが…。アイアンロックスは成形色のまんまかと勘違いしそうなベタ塗りだし、背景も下手くそな油彩のようで、あんまりイイ感じとは言い難いような。写真も相当コントラストをつけてやらないと、まるっきりシルエットになってしまいます。
あと、灯台のパーツは危険wです。上3枚目の写真ははずれていることに気付かず撮影。見つかったのは奇跡的。






最終更新:2008年09月03日 15:21