サブタイトル個別 ウルトラセブン 第29話


ひとりぼっちの地球人
プロテ星人

解説ブックレットより

●ウルトラセブン第29話(製作No.29)1968年4月21日放映
●登場宇宙人・怪獣:宇宙スパイプロテ星人
●ソガ隊員の婚約者サエコが勤める京南大学が、教育機関として初めて科学観測衛星の打ち上げに成功した。その技術が地球の科学力を超えていることに疑問を感じた地球防衛軍は、開発者の丹波教授がプロテ星人であることを暴くが、プロテ星人はすでに衛星で収集した地球侵略のための戦略資料を母星に持ち帰ろうとしていた。阻止しようと駈けつけたセブンとプロテ星人の対決が、静かに幕を開ける。戦いの舞台となるのは夜の京南大学のキャンバスで、実際のロケ地と同様のミニチュアセットが建て込まれた。ジオラマに再現されているのは中でも最も印象的なピラミッド型の講堂。巨大化したプロテ星人が出現したこのカットの直後、幻影に翻弄されたセブンの転倒で破壊されてしまう。プロテ星人の体についている毛?のようなものはデザインにはなく、市販のブロック玩具を撮影現場でスーツに張りつけたもの。前話に登場した恐竜戦車の腰などのモールドも同様の処理だった。
Text by Mizuki Eguchi

補足

主役の回がキター!ソガ隊員。この話数で、女子大生と付き合っていることが判明します(ソガ隊員こと阿知波信介さんは、実生活では女優・多岐川裕美さんと結婚するという、さらにウラヤマシイことをやってのけました)。
ジオラマのプロテ星人。巨大化した姿は実は虚像。ハード光線ホログラムのようなものです(えっ?レッドドワーフ号を知りません?)。頭脳的作戦でセブンを翻弄。実際、セブン自身の手では、プロテ星人を倒してはいません。
なお、建物のモデル・ロケ地となった学習院大学ピラミッド校舎は閉鎖・解体されたため、残念ながら現在はその姿を見ることはできません。





最終更新:2008年07月04日 00:39