サブタイトル個別 ウルトラセブン 第35話


月世界の戦慄
ペテロ

解説ブックレットより

●ウルトラセブン第35話(製作No.36)1968年6月2日放映
●登場宇宙人・怪獣:月怪獣ペテロ 復讐怪人ザンバ星人
●月基地で突如起こった原因不明の大爆発。それは、かつてウルトラ警備隊のキリヤマ隊長と宇宙ステーションV3のクラタ隊長により全滅させられたヘルメス惑星ザンバ星人の生き残りが仕掛けた罠だった。クラタの部下シラハマ隊員に化けたザンバ星人がその正体を見破られ、キリヤマとダンによって倒された直後、それに呼応するように出現したのが、奇妙な姿の怪獣ペテロだ。『妖怪百物語』(大映/現角川映画)などの映画で有名な妖怪「土ころび」の植物版を思わせるこのペテロ、顔も手足もないものの、同様の怪物体系キャラ、ブルトン同様ちゃんと人が入っている着ぐるみで、アイロス星人などのように立ち膝で演技する仕掛けだったようだ。ジオラマ化されているのは体のくぼみから液体を勢い良く噴き出し、セブンをはじき飛ばしたシーン。噴射の瞬間がおさめられたベストショットのスチールがペテロの代表的写真として知られており、それを参考にした造型となっている。
Text by Mizuki Eguchi

補足

古くからの特撮ファンには「象のウ○コ」、名鑑で知った人には「草団子」と呼ぶと通りがいいペテロ。なんて言ってる場合でなくて、パーツを付け忘れていました。スイマセン。

●「V3から来た男」よりもさらに濃くなったクラタ・キリヤマのドラマが展開されます。このコンビに、どんな理由かわかりませんが、全滅させられたザンバ星人。本編でも正体を現したとたん、あっさり殺られました。名鑑でも立体化されず、とことんツイテナイ境遇です。
「栄光は誰のために」のアオキ隊員は、クラタの部下だったら案外うまくいったかもと、脈絡もなくフト思いました。





最終更新:2008年07月04日 01:19