サブタイトル個別 ウルトラセブン 第37話


盗まれたウルトラ・アイ
ウルトラアイを着けた人たち

解説ブックレットより

●ウルトラセブン第37話(製作No.37)1968年6月16日放映
●登場宇宙人・怪獣:マゼラン星人マヤ
●地球を不要な星と判断したマゼラン星人は、恒星間弾道弾で地球を消滅させようとしていた。地球に潜入していたマゼラン星人の少女マヤは、計画の邪魔になるセブンの出現を阻止するためダンからウルトラアイを盗む。ウルトラアイ奪還のため、マゼラン星に向けた電波の発信源であるスナックNOAに乗り込んだダンが見た光景が、このジオラマだ。店で踊っていた客の全てがウルトラアイを着け、ダンの前ににじり寄って、ついには襲いかかってくる||。作り手の作家性が迸る『ウルトラセブン』終盤にあって傑作の1本に数えられるこのエピソードは、着ぐるみキャラクターが登場しない。ジオラマ化が最も困難と思われた話数であったわけだが、ビジュアル的インパクトの強烈なこのシーンをセレクト。ついにフツーの人間(しかもエキストラ)がウルトラ「怪獣」名鑑に……。人物を背景と一体化するこれまでにない手法にも注目してほしい。
Text by Mizuki Eguchi

補足

文字通り背景な人たち
目的地到達するまで何万年もかかりそうなスピードで飛んでくる恒星間弾道ミサイルがいい味を出していました。
まともな宇宙人の出てこない話数は、子供の時に見たときは、飽きたのか寝ちゃったのか、記憶にないことが多いのですが、この話数ではマゼラン星人マヤの存在とラストの結末で、強く印象に残っています。もっともその分記憶が美化されるのか、大人になって見直した時は「マヤちゃんてこんなもんだっけ〜?」などど、演じた女優さんに大変失礼なことを考えてしまうのであります。






最終更新:2008年07月04日 01:28