サブタイトル個別 ウルトラセブン 第38話


勇気ある戦い
クレージーゴン

解説ブックレットより

●ウルトラセブン第38話(製作No.40)1968年6月23日放映
●登場宇宙人・怪獣:ロボット怪獣クレージーゴン
●車の数が少なかったら、という願望があったんですかね。どこかに運んでもらいたいもんだって思ったのか、もう少し間引いて整理してくれたら道が空くんだろうなって思ったからじゃないですかね。自動車を手で挟んでお腹にしまいこむのが、なかなかユーモラスな動きだったので、子供たちが自分の手でミニカーを挟んで真似していました。巨大ロボットの気分を味わっていたのでしょうね。これはやられ方がいいですよね。セブンが一種の体当たり、弾丸になって飛んでいって、まさに“勇気ある戦い”ですね。
ウルトラセブン監督 満田かずほ氏

補足

キングジョーやユートム同様、クレージーゴンも登場時は名称がなく、バンダ星人のロボットと呼ばれていました。しかし、前者がそれなりの名称をつけられたのに比べ…。暴走したのは故障後のことなのに、昔の怪獣図鑑では、別名もキチガ○ロボットでしたね。しかし、アナログチックなメカ好きには、いかにも機械仕掛けなクレージーゴンの造型や動作はたまりません。名鑑のクレージーゴンは、一見プラ製かと思えるほどにエッジが効いていて、塗装も変にギラつかず抑え気味。角張ったメカっぽさ・質感が良く再現されています。シャッター開閉等のギミックは流石にありませんが、それでも、特徴的な右腕はある程度自分の好きな角度で取付可能。名鑑の中でも上位の出来に数えられるフィギュアだと思います(クレージーゴンの下側部分や付属の車が少々手抜きですが、そこまで求めるのは酷でしょう)。
ところで、バンダ星人。この作戦はとても採算が合うとは思えません。





最終更新:2008年09月04日 17:27