サブタイトル番外 パノラマファイトラウンド2 SP



復活!哀愁のウルトラファイト!!
ウルトラセブンVSイカルス


解説ブックレットより


 ここは、のどかな陽射しに包まれた怪獣星。野原では、イカルスが何やら考え中であります。おっと、そこにウルトラセブンがやってきました。怪獣星での、この二人の顔合わせは、実に37年ぶりであります。
 イカルスに気づいたウルトラセブン、ちょっと懐かしそうです。
 久しぶりだなあ、最近、一体、何をやってるんだと近づきました。イカルスも応えております。なになに?
 最近、人間の世界では、争いやモメごとが絶えない。その原因は、はるか昔に起きたことばかり。そもそも人間は、その原因を何も解決もしようとしないで、ケンカばかりしている。暴力に訴えるのは困ったことだ……。
 何だか難しいことを言い出して、イカルスが学者のようであります。セブンも少し見直した表情! おや?
 イカルスが何かを思い出したようです。こらセブン37年前、おまえはオレ様の頭を殴ったことがあったな。だんだん頭にきたぞ! おっと、これこそ言いがかりではないでしょうか。
 ポカッ、スカッ!
イカルスのパンチが飛びだしました。さすがにセブンも怒り出しました。あっという間に乱闘です。セブンのお返しのパンチで、イカルスが吹っ飛びました。
 デュワー! ビシッ、バシッ!
今度はイカルスのキック! はるか昔に起きたモメごとが原因で大ゲンカが開始されました。しかし、ここは怪獣星。あくまで仲良くケンカして欲しいものです……。

●イカルス
(1970年放映『ウルトラファイト』第96話「イカルスはパンチがお好き」他登場)
身長 240メートル 体重 1.8万トン 生まれ イカルス星
特徴 宇宙の荒くれ者が集うという怪獣星一番の暴れん坊。知的作戦も使ってセブンをやっつけようとするが、いつも最後は殴り合いに。

●ウルトラセブン
(970年放映『ウルトラファイト』第51話「セブンよ死ね!」他登場)
身長 20メートル 体重 3万5千トン 生まれ M78星雲
特徴 子分のアギラを連れ、怪獣星の平和を守っているという超人。ケンカにはめっぽう強いが、多勢に狙われボコボコにされることもあった。

補足

●特製メンコ付

●「怪しい隣人」の補足欄にも書き加えていますが、イカルス星人の名前がイカルスなのは、ウルトラファイトではすべて怪獣扱いなため星人はいない、ということ(ガッツだけは、たまにガッツ星人と呼ばれてましたが)。体色が緑色なのは、スポンサーだったブルマァクのソフビの色に合わせたため。セブンのスーツももちろんアトラク用。眼が赤い、後頭部が黒いなどの特徴がフィギュアでも良く分かります。
●パノラマファイトも、やはりこれで終了なのでしょうか?(ウルトラファイト名鑑も密かに期待してたんですが…) 名鑑ファンの間でも多少キワモノ的な扱いでしたが、フィギュア自体はボリュームがあり意外に出来が良いんですよね。昭和風味のパッケージやオマケも凝っていました。怪獣の力関係とか設定上の体格差など、いろいろツッコミたいところ多々ありますが、それも含めて夢の対決。個人的はけっこう気に入ってたシリーズでした。

…などと、このページをアップした頃に書きましたが、めでたく3弾も2008年12月に発売となりました。終了してしまった名鑑シリーズ最後の希望、パノラマファイトは今後どうなっていくのでしょうか?





最終更新:2008年12月23日 15:10