蜜塚蜂子 - ダンゲロスキャラクターストック

■キャラクター名
蜜塚　蜂子（みつづか　ほうこ）

■性別
女性

■年齢(学年)
２年

■特殊能力
能力「ハニカムフラクタル」
振れた物質をハニカム構造化し物体の強度を上げて軽量化する能力。
単体ではさほど効果がないように見えるがあらゆる物質を微細な蜂の巣（ハニカム）構造化することで強度を高め軽量化する事ができる。
拠点防衛のバリケード強化や武器を強化軽量化する事で扱いやすくするなどサポート面で優れた力を発揮する。
しかも生物であってもその生命活動に支障をきたさずに強化できることから攻撃力UP防御力アップを行うことができる。
対象に触る必要があるが一度触れれば一定時間は効果が持続する。

■キャラクター説明
蜜塚家の長女にして蜜塚３兄弟の二番手、高校２年生。
兄の名は蜜塚熊（みつづか　ゆう）大学２年生。
弟の名は蜜塚月（みつづか　つき）小学４年生。

両親が既に亡くなっている蜜塚家の家事全般を取り仕切るしっかり者である。
両親の遺産と叔父からの援助はあるものの兄弟の将来の為にスーパーでバイトをしている（そして閉店間際の値引き商品で家計を助けている）。
　兄の蜜塚熊からは俺が働いているんだからバイトなんかしなくても大丈夫と言われているが、「兄さんだって大学生なんだからバイトばっかしてちゃダメだよ」と気楽な笑顔で答えている。
　弟は悪戯好きで、いつも蜂子に怒られている為か姉に頭が上がらない様子。しかし夕方には姉のバイトが終わるのを待って一緒に買い物をして帰る姿がよく見られている。
　学年でも成績は良く奨学金を得ている。スポーツも得意だが部活は文芸部。バイトで部活への参加時間が少なくなってしまうが家でも作品をかけるからだとか。

■アピールポイント
妹にしてお姉ちゃんという、そういうところがポイントですかね。
しっかり者で能力も普通にダンゲロス本戦で使えそうな感じ。

■プロローグSS
「行ってくる。今日はちょっと遅くなるから先に飯食っといてくれ」
スポーツバッグを担いで蜜塚家長男のユウが席を立った。
「あ、兄さんお弁当玄関においてあるからね」
台所で洗い物をしながら長女のホウコが振り返らずに言う。
「おう、サンキュー」
「えー？兄ちゃん今日も遅いのかよ～。一緒にゲームしようって言ったじゃん。」
食卓ではパンをかじりながら次男のツキがぶーたれている。
両親の居ない蜜塚家のありきたりな日常だ。
「月ちゃん、うるさいよー。兄さんだって好きで遅れてくるわけじゃないんだからさ」
「だってよー」
「わりいな、ツキ。明日は大丈夫だからよ」
「そうね、明日なら」
「あ、そうか」

明日は両親の命日だ。
明日一日バイトを休むために兄の今週のバイトのシフトは遅番が多い。
蜂子のバイト先の店長は気の良いおっちゃんで、蜂子が幼いころから蜜塚家とは付き合いがあるためバイトは問題なく休めている。

「ほら月ちゃんも早く食べちゃいな。姉ちゃん洗い物済ませたら学校行くからね」
「わかってるよう」

蜜塚家の両親が亡くなったのは３年前だ。
魔人警官という仕事は危険が多い為、蜂子も兄の熊も常に覚悟するようには言われ続けてきた。
しかし、両親はそんなこととは全く関係なく交通事故であっさり亡くなってしまった。
父の運転していた車が道に飛び出した子犬を避けて壁に激突したのだ。

両親の死に兄弟は泣いたが、その最後は如何にも両親らしい優しい死に方であったから、兄弟は絆を強く持って今も生きている。

明日は両親の命日だ。
お墓にお供えする料理は父の好きだった肉じゃがにしないとな。
と蜂子は何となく考えていた。

そんな何気ない蜜塚家の特別な日ではないけれど、特別な日の一日前の朝の光景である。