ビューア(画像・動画・文書等) - Desktop Linux Memo

画像(JPEG, GIF, PNG等)を見る

eog

Eye of Gnome。Gnome標準の画像ビューア。nautilusファイルマネージャーで画像ファイルをクリックするとeogが起動する。軽くシンプルなのがGnomeらしいが、機能は少ない。高速な動作が特徴で、コマンドラインから画像を確認する場合にも重用する。

KView

KDEのイメージビューアの一つ。Gnomeにおけるeogみたいなもので、コマンドラインから画像を確認する場合にも役立つ。

Kuickshow

KDEのイメージビューアの一つ。コマンドラインから使うような類のものではなく、ファイルマネージャー的なウィンドウで画像ファイルを選択し表示するというタイプ。ただし、見るだけの機能しかない。

GIMP

いわずと知れた画像編集用ソフトウェア。とても高機能。もちろん閲覧に使うこともできるが、閲覧するためだけに編集ソフトウェアを起動するのはいかがなものかと思う。編集する可能性がある場合のみgimpを使うべし。

ImageMagick

ImagiMagickとは多数のコマンドの集合体である。ImageMagickの中のdisplayコマンドが静止画閲覧用のものだ。対応フォーマットが多いのが売りで、簡単なフィルタ処理、編集等をGUIでインタラクティブに処理できる。しかし、重く、遅い。閲覧だけならeogなどの方がよい。GUIでの編集ならGIMPの方がよい。ImageMagickはシェルスクリプト等の中で有効に利用する際に光り輝く存在となる。

XV

古典的な画像ビューアの一つ。15年前は一番お洒落なソフトウェアといっても間違いなかった。GUIのセンス、機能等、今でも充分に通用する。簡単な編集機能もある。ただし、この業界では珍しくシェアウェアである。記念碑的存在。

gimv

静止画・動画専用のファイルマネージャー的なソフトウェア。サムネイルビュー、スライドショー可。動画のサムネイルも表示可能な点が◎。ただし少し遅いかも。

GQview

gtkベースのイメージビューア。軽快に動作する。

ee

Electric Eyes。静止画閲覧用。もともとRedHatが開発していたような記憶があるが、すでに開発は止まっている？

動画(mpg、avi、DVD等)を見る

mplayer

多種多様なフォーマットに対応したAVプレーヤー。GUIを使いたい場合は gmplayer の名前で起動する。基本的に1つのファイルだけを確認するような場合に使うのがよい(ようなGUI設計だ)。

xine

多種多様なフォーマットに対応したAVプレーヤーエンジン。他のAVプレーヤーのエンジンとしても多用される。xine-uiは好みの分かれるところであろうか。私はあまり好まない…。

totem

GnomeのAVプレーヤー。GStreamerを使って再生する。Gnomeではとりあえずこれを使えばよい。うまくいかない場合に他を試すべし。

VLC

VLC media player。多種多様なフォーマットに対応。軽快に動くがGUIのデザインはイマイチか。

RealPlayer

いわずと知れたRealPlayer。いまや過去の遺物になりそうな気配が…。

gimv

GImageView。動画ファイルをまとめて見るのに便利。バックエンドとして mplayer か xine のいずれかを利用。動画のサムネイルの作成にはそこそこ時間がかかる。

文書(PDF、PSファイル等)を見る

ghostscript, gs

PostScriptとPDFのインタプリタ。PSやPDFを読み込み、解釈して別フォーマットで出力できる。デフォルトではX11に出力するので画面上に表示できる。ライセンスによっていくつかある(AFPL版、ESP版、GNU版)。GNU版はAFPL版の古いものである。

gv

GhostViewのGUIを新しくしたもの。gsのフロントエンド。

xpdf

Popplerをバックエンドに用いたPDFビューア。遅いが機能的には充分か。

evince

Gnome用のドキュメントビューア。PS、PDF、DVIファイルなどが閲覧できる。PDFのレンダリングにはPopplerを用いている。DVIビューアとしてはKDVIやxdvi等と比較して、機能が低い。

ggv

Gnome-gv。Gnome版のgv。

kpdf

KDEのPDFビューア。xpdfをベースとしているが、UIがかなり洗練されており、xpdfよりも見栄えよく、さらに使いやすい。

Adobe Reader

AdobeのPDFビューア。無償で使えるが、バイナリ配布。起動に時間がかかるが、起動後は高速。印刷等もやりやすいので、PDFを見る、印刷するといった場合には一番重用される。