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equery

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equery コマンド


パッケージ情報問い合わせツール。
以下のような作業ができる。

  • 特定のファイルを含むパッケージ名を検索
  • 特定のパッケージに含まれるファイル一覧を取得
  • パッケージ同士の依存関係を調べる

特定のファイルを含むパッケージの検索

システムにインストールされているファイルのなかで「これ、何のファイル?」と疑問に思った場合に、そのファイルの持ち主(パッケージ)を検索する。

たとえば、/usr/bin/ps2epsi というファイル(コマンド)はどのパッケージに含まれているかを調べるには、
equery b /usr/bin/ps2epsi
と実行する。実行結果は、たとえば下記のようになる。
app-text/ghostscript-gpl-8.54 (/usr/bin/ps2epsi)
ここで b は belongs の意味である。

パッケージに含まれるファイル一覧を取得

あるパッケージでインストールされたファイルの一覧を得るには、
equery f ghostscript-gpl
などとする。この例では ghostscript-gpl というソフトウェアパッケージに含まれる夥しい量のファイル一覧が得られる。

ここで f は files の意味である。

パッケージの依存関係を調べる

たとえば ghostscript-gpl というパッケージに依存しているパッケージを探す場合、下記のようにする。
equery d ghostscript-gpl
結果は、たとえば
virtual/ghostscript-0
といった具合になる。すなわち、ghostscript-0 といパッケージが ghostscript-gpl に依存しているので、勝手に ghostscript-gpl をアンインストールしてはならないということだ。

ここで d は depends の意味である。

パッケージで指定可能なUSEフラグを調べる

たとえば xine-lib というパッケージをインストールする際に指定可能なUSEフラグを調べるには
equery u xine-lib
とする。これにより、指定可能なUSEフラグ一覧が、簡単な説明とともに表示される。
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