サブタイトル番外 パノラマファイトラウンド1 02



相似形正統怪獣決戦!!
古代怪獣ゴメスVSエリ巻き恐竜ジラース


解説ブックレットより


ガガガガ、ザザザザ!
 動物を育む豊かな山林を伐採し、ブルドーザーが山々を掘削する。高速道路建設にともなう奥多摩の北山トンネル工事は、それまで順調に進んでいた。しかし!
ギャオオオーン!
 突如、トンネル奥から現れたのは、古代の肉食哺乳類ゴメテウス、通称ゴメスだった。
「しまった、工事の振動がゴメスの冬眠を覚ましてしまったんだ……」
 何万年もの永い眠りの目を覚まされ怒りに重機を蹴散らし暴れまわるゴメス。一報を聞いて現場に到着した科学特捜隊も、手も足も出ない。
ところが||。
「その上、あれは何だ!?」
ブクブクブクブク! ガオオオオーン!
 目の前の北山湖の湖面が泡立ち、エリ巻き怪獣ジラースが浮上してきたのだ! 工事の土砂が湖に流れ込み、湖水が汚れたことが原因で、ジラースの怒りは頂点に達していた。お互いの怒りがの原因が工事とは知らず、にらみ合う二匹。ジラースの吐いた白熱光を哺乳類の俊敏な動きでかわしたゴメスは、がっぷり四つに組み合い、相手の動きを制した。
ギャギャー! グオオーン!
ジラースも負けじと首に噛みついた!
 ガラガラガラと建設現場が崩れていく。数十億年を隔てて、再び繰り広げられる恐竜対哺乳類の戦いの前には、人間たちの勝手な欲が作りだす人里離れた道路など、あまりにもちっぽけ。二匹の戦いは果てしなく続く!

●古代怪獣ゴメス
(1966年放映『ウルトラQ』第1話「ゴメスを倒せ!」登場)
身長 10メートル 体重 3万トン 生まれ 奥多摩・東海弾丸道路・第三工区
特徴 古代哺乳類。奥多摩の洞窟で冬眠していたが、工事で暖かい空気に触れ目を覚ました。弱点は怪鳥リトラの吐くシトロネラ酸。

●エリ巻き怪獣ジラース
(1966年放映『ウルトラマン』第10話「謎の恐竜基地」登場)
身長 45メートル 体重 2万トン ネス湖〜北山湖
特徴 ネス湖で消息を絶った二階堂教授が捕獲し、自らの手で北山湖で育てていた恐竜。口から破壊光線を発する。

補足

●特製メンコ付
ペギラ同様、このゴメスも彩色版と言うことになりますね(もっとも、モノクロとさほど変わり映えはしませんが)。
さて、何故、身長45mのジラースと身長10mのゴメスが同じ体格なのか?という疑問がわきます。科特隊員らしき人物と比較すると、両者とも10mそこそこって感じです。このジラースは、育ててる最中で、まだ子供なんでしょう。






最終更新:2008年12月23日 14:58