サブタイトル番外 パノラマファイトラウンド1 04



怪力古代怪獣決戦!!
どくろ怪獣レッドキングVS古代怪獣ゴモラ


解説ブックレットより


 名も知らぬ小動物が自生し、吸血植物スフランが徘徊する奇怪な太古の世界。ここ多々良島は、文明を寄せつけない人外魔境であった。だが、同じような島が、太平洋にはもう一つある。南海の孤島ジョンスン島だ——。
グググルルルル……。
 多々良島での怪獣王の座をかたくなに守り続けてきたレッドキングが、森の外れで、何か不穏な空気を感じ取っていた。突然、盛り上がる大地。
ザザザザーン!
 土の中から勢いよく飛び出してきたのは古代怪獣ゴモラだ! ジャンプ一閃、ゴモラは下からカエル飛びの頭突きを浴びせてきた。それを素早くよけるレッドキング。ゴモラの角をつかんで、無防備な背中を、バカヤローとばかりに太鼓の乱れ打ちだ!
ガガガオーン!
 フザケンナという咆哮とともに、今度はゴモラが強い腕でレッドキングを持ち上げ、肩口から落とした!
 攻めるも守るも、力まかせの戦いである。太平洋最強の座を狙ったゴモラは、生意気な暴れん坊レッドキングを倒すべく、海を渡り、井の中の、いや多々良島の中の蛙だということを、豪腕で分からせてやろうと奇襲を仕掛けたのだ。
ギャギャギャーン!
 おまえなんかに負けるもんか! と口汚く罵るレッドキング。二匹の攻撃、口撃は、ますますエスカレート。しかし、かりにも豪腕頂上決定戦ならば、お互い少しは礼儀というものはないのだろうか。二匹の戦いをピグモンが呆れ顔で眺めていた……。

●どくろ怪獣レッドキング
(1966年放映『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」第25話「怪彗星ツィフォン」登場)
身長 45メートル 体重 2万トン 生まれ 多々良島
特徴 火山活動の影響で、太古の世界と化した多々良島最強の豪腕怪獣。2本腕で土を掘り進み、巨大な岩石も軽々と持ち上げる。

●古代怪獣ゴモラ
(1966年放映『ウルトラマン』第26・27話「怪獣殿下」登場)
身長 40メートル 体重 2万トン 生まれ ジョンスン島
特徴 一億五千万年前に生息していた恐竜ゴモラサウルスの生き残り。強力な腕は、一撃で大阪城も破壊してしまう。

補足

●特製メンコ付
初代ウルトラマンの正統系怪獣は、やはり最高(と刷り込まれている世代です、自分は)。
ジェロニモンの再生怪獣で当初予定していたのは、このレッドキングとゴモラだったそうです。夢の対決は、ウルトラギャラクシーで実現しました。このジオラマのゴモラの鼻先をレッドキングにぶっ刺して、ちょちょっとリペする腕があれば、ギャラクシー1話の再現もできそうです。





最終更新:2008年12月23日 15:01