サブタイトル番外 パノラマファイトラウンド1 05



壮絶昆虫型怪獣決戦!!
宇宙忍者バルタン星人VS磁力怪獣アントラー


解説ブックレットより


「フォフォフォフォ! 我々は戻ってきたぞ!」
 飽くなき執念を燃やして、バルタン星人が再び地球侵略を開始した! 今度の飛来地は中近東カタール近くの砂漠地帯。行き交う人影もまばらなこの地域に、防衛網をかいくぐりまんまと潜入に成功したのだ。だが、バルタンが円盤から砂漠に降り立った、その瞬間!
バチーン!
 砂中から現れたアントラーの大アゴが、バルタンの体をはさみこんだ。身動きの取れないバルタンは、両手のハサミで対抗するしかできない。科学的な頭脳作戦を得意とする宇宙忍者にしては、なんという失態だ! かたやアントラーも、相手のハサミを見て、縄張りを荒らしにきた昆虫怪獣を思いきや、それがバルタン星人だと分かると驚きを隠せない。アントラーは宇宙人が苦手なのだ。脳裏を5000年前に仲間を封じ込めた「ノアの神」の記憶がよぎる……。一瞬の油断の隙を突いて、バルタンのハサミがうなった! アントラーの大アゴを跳ね飛ばし、ピンチを脱するバルタン。続いて発射された磁力光線も、胸に仕込んだスペルゲン反射板で跳ね返し、両手から破壊光線で返り討ちに合わせたのだ。さすが宇宙忍者! アントラーは、すごすごと引き下がるしかなかった。
「フォフォフォフォ! やはり私の勝ちだ! 地球はバルタン星人の天下なのだ!」
 しかし、この星にとって招かざる客でしかない彼の勝利は空しく響くだけだった。力に頼るものは力により滅ぶということを、彼は自分の星がたどった運命から学ぶべきであろう。

●宇宙忍者バルタン星人
(1966年放映『ウルトラマン』第2話「侵略者を撃て」第16話「科特隊宇宙へ」他登場)
身長 ミクロ〜50メートル 体重 ゼロ〜1万5千トン 生まれ バルタン星
特徴 故郷が暴走した科学者の実験で爆発してしまい、地球に移住しようと侵略作戦を実行した。両手のハサミから光線を発射する。

●磁力怪獣アントラー
(1966年放映『ウルトラマン』第7話「バラージの青い星」登場)
身長 40メートル 体重 2万トン 生まれ 中近東・バラージ
特徴 大アゴの間から7色の電磁光線を発射し、上空を通る飛行機を墜落させエサにする。5000年前にノアの神に封印された。

補足

●特製メンコ付
記念すべき名鑑1弾の中でも、バルタン星人とアントラーは特に人気。それがパノラマでは2体揃ってお買得!な1品、かどうかはともかく、バラージのジオラマなどは、やはり名鑑サイズにはない魅力だと思います。ジェットビートルも名鑑では出番が無かったですし。バルタン星人も、ボリュームという面では、このパノラマのバルタンが一番ではないでしょうか。





最終更新:2008年12月23日 15:02