サブタイトル番外 ウルトラメカニックス 01〜02 科学特捜隊



科学特捜隊
SSSP/Science Special Search Party
小型ビートル
ジェットビートル
科特隊基地


解説ブックレットより

●所属チーム名:科学特捜隊 ●登場作品:ウルトラマン

●小型ビートル
 東京近郊にそびえる科学特捜隊本部。その壁面の流星マーク部分からカタパルトが展開、出撃する小型ビートルは、その形状から三角ビートルとも呼ばれる1人乗りの小型偵察機だ。第1話でハヤタ隊員がウルトラマンと衝突した時に乗っていた機体であり、画面に登場した最初のメカがこれ。ちなみにジェットビートルは東宝映画『妖星ゴラス』から流用されたものなので、この小型ビートルこそウルトラシリーズのためにデザインされたメカ第1号ということになる。独特のフォルムを持つ科特隊本部のセットは巨大なものが作られ、17話のブルトン戦や最終話のゼットン戦など、印象に残る戦闘シーンの舞台にもなった。劇中では小型ビートル発進口より向かって右側面からのアングルが多いため(反対側はホリゾント(背景)に面している)2つのビルの位置関係や、窓の多い右のビルの正確なフォルムは把握しづらい。このジオラマで、そのデザインの妙を堪能してほしい。
Text by Mizuki Eguchi

●ジェットビートル
 科特隊の主力機ジェットビートルは、その名の通りVTOL=垂直離着陸機。当然シリーズ初期には発進棟から垂直に上昇、出動していたが、途中からこのジオラマにあるようにカタパルトが展開、射出されるようになった。当時は英国産の特撮ドラマ『サンダーバード』のシステマティックな出動シーンに世界中が沸いた時代。これに負けじと盛り込まれた、「ひと手間増えた」この描写こそ、後に『セブン』で開花する本格的なウルトラメカ特撮への第一歩といえるかもしれない。ちなみにジェットビートルはもともと東宝映画『妖星ゴラス』から流用されたミニチュアだが、『ウルトラマン』撮影のためにスケールの異なる数種類が追加製作されている。このジオラマは発進棟とビートル機が格納されていると思われる格納庫からなるが、この格納庫、映像の中では本部ビルと発進棟に隠れてほとんど見えない。立体物を手にして新鮮に感じる方も多いのではないだろうか。
Text by Mizuki Eguchi

補足

ハイドロジェネート・サブロケットエンジン(宇宙ビートル)
深宇宙航行用の核融合ロケットブースター。第16話「科特隊宇宙へ」で初登場。バルタン星人に拿捕された金星ロケットオオトリ救助のためビートルに装着された。開発は岩本博士。

●HG
科特隊専用車(HG)…ベースはシボレー・コルベア。円谷英二監督の車だったとか。
特殊潜行艇S21…劇中ではS16(ベムラー)・S21(ジラース)・S25(グビラ)が登場。

●ウルトラヒロイン空想特撮少女図鑑
オレンジ色の制式戦闘服
耐寒耐熱・耐放射能。気密ヘルメットとの併用で、短時間なら宇宙での活動も可能。
胸の流星型バッチは通信機。ヘルメット・左肩・ブーツ側面にも流星マーク。

スーパーガン
制式光線銃。各種アタッチメントで様々な使用が可能。テレスドン(再生)を倒したトリプルショットが印象的。その他、アラシ隊員の愛用するスパイダーショット、イデ隊員考案のマルス133などがある。

●名鑑に登場した科特隊関連(多い!)
ベルシダー
小型ビートル
S16
地底戦車ベルシダー/イデ隊員の設計。レーザー砲・地底魚雷を装備。開発途上の試作品との設定のため、横方向の圧力には弱い。
科特隊基地
通信設備
フジ・アキコ隊員
ジェットビートル
これも科特隊員?





最終更新:2008年12月28日 01:21