サブタイトル番外 ウルトラメカニックス 08〜09 ZAT



ZAT
Zariba of All Terrestrial
コンドル1号
スーパースワロー
ZAT基地


解説ブックレットより

●所属チーム名:Zariba of All Terrestrial
●登場作品:ウルトラマンタロウ

●コンドル1号
 『ウルトラマンT』に登場する宇宙科学警備隊ZATのメカニックは、『A』までのシリーズからガラリと趣を変えた奇抜なデザインとカラフルな色彩で知られる。ウルトラシリーズのオープニングといえば、それまでは特殊効果をバックに怪獣やメカのシルエットが次々と現れるというものだったが、本作ではタイトルバックにメカの出撃シーンを仕様。その舞台となるZAT基地の内部はメタリックな輝きと多くの照明に彩られて実に明るく、しかも構造物が少ない(トラスやクレーンといった“現実的な”装置が一切置かれていない!)ため、これまでになく広々とした、未来的な印象を与えるものだった。そこをカラフルなメカたちが軽快に出撃していくのだから、子供たちは一気に夢の世界に巻き込まれてしまうのみ。こんな華やかな出撃シーンが毎回オープニングを飾り、陽性な『T』のテイストを決定づけたのだ。
Text by Mizuki Eguchi

●スーパースワロー
 ZAT基地は、千代田区霞が関1丁目1番地という東京のど真ん中にそびえる数百メートルのタワーの上に置かれ、非常時には自力で飛行も可能な移動要塞だ。ZATの2大主力戦闘機であるスーパースワローとコンドル1号は、このタワーのシャフトをターレット上で回転しながらせり上がり、背中合わせの状態で左右の発進口から飛び立っていくのだ。オープニングのクライマックスでもあるこの2機の発進は、両サイドが開放されていることで文字通りの開放感を獲得した名ショットだった。2機のジオラマを揃えれば、あの爽快なオープニングがお手元で再現できる。ZATのメカはMATに代表されるリアル指向の対局にあり、あまりに非現実的と言われることも少なくないが、むしろ翼に穴の開いた航空機を飛翔させてしまう“絵空事の極地”こそが、シリーズ随一の夢世界であるタロウの醍醐味。このジオラマを手にし、しばし大人の理屈をお休みしてはいかがでしょうか。
Text by Mizuki Eguchi


補足


●HDMウルトラ超兵器ZAT編より
スカイホエール
コンドル1号
スーパースワロー
ドラゴン
アンドロメダ(ウルフ777付属)
スワローの台座を借りて
左から
ウルフ777
ラビットパンダ
ベルミダー2世
アイアンフィッシュ
(スカイホエール)全長60m 最高速度マッハ3.3
宇宙航行も可能な主力大型戦闘機。装備の多彩さはシリーズ随一。ナパーム弾やミサイルから、トリモチや白酒まで。
(コンドル1号)全長20m 最高速度マッハ8.8 
二人乗り戦闘機。尾翼の分離も可能。ナパーム弾・火炎放射器・熱線ビーム砲など、燃やしちゃうのがお好み?
(スーパースワロー)全長19m 最高速度マッハ9.1
一人乗り戦闘機。こちらもナパーム弾装備。
(ドラゴン)全長12m 乗員2名の特殊ヘリコプター
(アンドロメダ)全長167m 宇宙ロケット
(ウルフ777)最高速度300km 武装戦闘車両
(ラビットパンダ)調査偵察もこなす装甲車両
(ベルミダー2世)地底戦車
(アイアンフィッシュ)潜行艇
●HDMのウルフ777やラビットパンダはちょっと手を抜きすぎ><(アンドロメダの台座も箱の見本では塗装してあるかのように写ってるんですが)。タロウを初めて見た頃は子供だったので、翼に穴の空いた飛行機を疑問に思うようなことはありませんでしたが、ウルフ777やラビットパンダのデザインは衝撃、と言うか笑撃でした。けっこう楽しみにしてたのになぁ。




最終更新:2008年12月14日 00:53