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フランツィスカ・V・アンスバッハ

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■キャラクター名
フランツィスカ・V・アンスバッハ

■性別
女性

■年齢(学年)
20

■特殊能力
『ツークンフトツァイト』
自分にかかわりのあるその時点で起きる可能性が高い断片的な未来が見える能力。
いつどこで起きるかは分からないし、実際に起きるとも限らない(行動によって未来は変わるため)。
見る未来を選ぶこともできない。常にランダムである。

■キャラクター説明
金髪碧眼で切れ長の目の美人剣士。短めのポニーテールに右目が隠れるぐらい前髪を伸ばしている。

没落したドイツ貴族の娘であり、男子が生まれなかったため、跡取りとして育てられていた。
そのためにボクという一人称を使う。

エルフリーデという妹がいたが、ある日彼女が重い病気にかかっっていることが判明し治療のために莫大な金銭が必要になったため、高額の報酬と引き換えに機関の一員となる。
だが、彼女の妹は治療の甲斐もむなしく、病気で亡くなっている。

その後も、機関の一員として活動していたフランツィスカではあったが、ある日ラヴィーネ・ヴィオレット・グラオザームと出会う。
機関の研究所に送られてきたラヴィーネと接し、彼女の姿に妹の面影を見たフランツィスカは、彼女を連れて機関の別の研究所を輸送される隙をついて脱出。
現在は二人で各地を転々として逃亡を続けている。

彼女の家に伝わってきた愛剣「トレーネリート」を武器にまるで舞っているかのような華麗な戦闘を行うことから、
かつて機関にいた時は「踊り子の騎士(テンツァーリッター)」と呼ばれていた。

料理の腕は壊滅的。自分でも分かっているので彼女がキッチンに立つことはない。


  • トレーネリート
フランツィスカの愛刀。アンスバッハ家に代々伝わってきた家宝の剣でありアンスバッハ家が没落してからも受け継がれてきた。
涙の歌を意味する名はアンスバッハ家の創始者に纏わる悲劇的な伝承に由来する。

  • ラヴィーネ・ヴィオレット・グラオザーム
CIAからは「嗜眠空虚(ネガティブクレイドル)」というコードネームで呼ばれるEFB指定能力者。アンティークドールのような少女。
「夢見心地の少女(トロイメライメートヒェン)」というラヴィーネの周囲に近づいた者たちを眠りにつかせる能力を持つ。
かつて、能力の暴走により町一つの住民を全員を眠らせた。(今も目覚めていない)

  • エルフリーデ・V・アンスバッハ
フランツィスカの妹。病気により他界するまでは仲のよい姉妹であった。
フランツィスカには能力により、妹の死が見えていたが、彼女には変えることができなかった。
そのことは今も彼女の心に影を落としている。

■アピールポイント
誰かを護るために戦うのはとてもかっこいいと思うのです。
たとえ世界を敵に回すことになっても

■プロローグSS
とある町の一角。
町の中心から離れた人通りの少ない裏通りでフランツィスカ・V・アンスバッハは仮面の男と対峙していた。
両腕を機械の義手に変えたその男は’機関’から彼女達への追っ手として放たれた刺客の一人である。
周囲にはフランツィスカに斬り捨てられた刺客たちが転がっている。

「残ったのはあなただけですね。ボクたちに今後一切構わずというのなら見逃してもかまいませんが」
フランツィスカが仮面の男に告げる。
「ふん、この俺がそんなことを言うとでも思ったか」
「でしょうね」
すでにその答えを予想していたとばかりにすでにトレーネリートを構えなおしているフランツィスカ。

「そもそも、なぜ貴様はあの少女を護る?踊り子の騎士よ!!能力が暴走すれば貴様とて…」
フランツィスカの選択が愚かだと言わんばかりに男が言う。
ラヴィーネは現在は能力を制御しているが、いつ暴走するは分からない。
傍にいるフランツィスカは確実に犠牲になるだろう。
しかし
「愚問ですね!」
フランツィスカが返答する。
「ボクはあの娘の笑顔が見たいだけです」
研究所のガラスの檻に閉じ込められた少女の姿を思い出す。
自分と遊んでいるときも哀しそうな少女の表情をみて思ったのだ、
彼女の味方になりたいと。
「その先にはあるのが世界の破滅だとしてもか!?」
理解できないという表情の男。
「それが、あの娘を実験材料として扱う理由にはなりません!!」
そう告げるとフランツィスカが地面をけり、仮面の男に向かい剣をふるう。

まるで円舞曲(ワルツ)を踊るかのような美しき太刀筋。
踊り子の騎士の由来ともなった華麗な剣技だ。
だが、仮面の男も義手で受け止める。
男は腕から稲妻を放ち反撃する。フランツィスカがそれを回避する。
稲妻は男の能力である。

一進一退の攻防がいつまでも続くと思われたその時――闘いの終わりは訪れた。

フランツィスカの斬撃の速度が男のガードを上回ったのだ。
「グワァーッ!」
身体を切り付けられた男が地に倒れ伏せる。

「グ…さ…さすが踊り子の騎士…といったところか…」
息も絶え絶えに仮面の男が言う。

「だ…だが機関は貴様らをいつまでも追い続けるぞ!それに貴様らを追っているのは機関だけではない…いかに貴様とて…ぐあはぁ」
血を吐くとそのまま男の身体が機能を停止する。
「ならば、ボクはその全てを斬り伏せるだけです」
たとえ世界の全てが敵にまわろうともラヴィーネの味方になると決めたのだ。
その結果地獄に落ちようとも。

(予知ではまだ脅威は去っていないですね)
ラヴィーネがこの街で襲われる予知に出てきたのはこの男ではなかった。
ならば他にも敵が潜んでいる可能性が高い。

あらためて男が動かなくなったのを確認するとフランツィスカはその場を立ち去っていく。
再びラヴィーネのもとに戻り、彼女を護るために。

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