サブタイトル番外 パノラマファイトラウンド3 04



チョコが溶ける!水際の攻防決戦!
海獣ゲスラ VS 深海怪獣ピーター


解説ブックレットより


今やハイテク製品や、質の高い工業生産物で豊かになった日本。しかし、そんな日本も、こと食べ物に関しては、海外からの輸入に頼らざるを得ない。高級な食べ物があふれている食事も、材料は海の向こうからやってくるのだ。
ドギャ〜ン!
東京湾を目の前にした太平洋上で、一隻の貨物船が、突然、大爆発を起こした。その横から大きな水しぶきを上げ、立ち上がったのは、海獣ゲスラ!
貨物船に積まれていたのは南米産のカカオ豆だった。しかも流行の最高級チョコレートに加工される特上品質である。だが、そこにはゲスラの大好物、カカオ豆にたかる虫が潜んでいた。海に放り出された積荷をおいしそうにほお張るゲスラ。
このままでは、日本のチョコレートが危ない!
だが、その時、燃え盛る炎の中から、もう一匹の怪獣が躍り出た。
ギャ、ギャ、ギャオーン!
一人の船員がこっそり飼っていた超深海生物アリゲトータスが、火炎の熱をエネルギーにして巨大化したのだ。船員にピーターと名づけられた深海生物は、怪獣となって、もう然とゲスラに挑みかかった。その姿はまるで、今まで世話をしてくれた船員に対する恩返しのようだ。
洋上で激闘を繰り広げるゲスラとピーター。しかし、戦いながらピーターは、生まれながらにして持つ超能力で、日本の食べ物輸入が、見直しの時期にきていることを予知しているのだった。

●海獣ゲスラ
(1966年放映『ウルトラマン』第6話「沿岸警備命令」登場)
身長 60メートル 体重 1万トン 生まれ 南米
特徴 水陸両棲トカゲの一種が、東京湾に流れ出た汚水の影響で異常成長した。カカオ豆にたかる虫が好物で攻撃されると凶暴になる。

●深海怪獣ピーター
(1966年放映『ウルトラQ』第26話「燃えろ栄光」登場)
身長 20センチ〜30メートル 体重 500グラム〜1.5万トン 生まれ フィリピン沖海底
特徴 トカゲ型の超深海生物で、仲良くなった人間に、テレパシーで未来の予言を伝える。熱を吸収すると巨大化してしまう。

補足

●特製メンコ付
炎上する貨物船の造形が怪獣より立派なのは、いかにもパノラマファイト(塗装は流石に省略気味ですが)。
ゲスラはまたしても、全身を造ってはもらえませんでした。パノラマのピーターは名鑑よりも若干濃いめの彩色。これくらいの色目の方が、やっぱり見てて落ち着きます。名鑑のカラー版ピーターはニワトリの足っぽくて、ちょっとキモかったですから。






最終更新:2008年12月23日 17:57