サブタイトル番外 パノラマファイトラウンド3 06



翻訳機はラジオ?サウンド誤解決戦!
海底原人ラゴン VS 凶悪宇宙人ザラブ星人


解説ブックレットより


「われわれザラブ星人は、地球人の兄弟……」
言葉巧みに地球人に近づき、科学特捜隊基地の中にまで入り込んでしまったザラブ星人。しかし、その正体が、人を騙して星を破滅させる凶悪宇宙人であることは、まだ誰も知らない。携帯用の小型電子頭脳を通して、怪しいザラブ語が日本語に翻訳される。
「われわれは、さしずめ、地球人のお兄さんといったところです」
真っ赤な嘘が、科特隊の面々をすっかり信じ込ませたと思った、その時!
「きゃあああああ!」
フジ隊員の悲鳴が上がった。司令室の中に海底原人ラゴンが入って来たではないか!?
「調査のために捕獲したラゴンが、医療研究施設から逃げ出したんだ!」
イデ隊員が青くなる。ザラブ星人は電子頭脳を調節し、海底原人語をしゃべろうとするが、手を伸ばしたラゴンにあわてて、機械を取り落としてしまった。ラゴンは電子頭脳を、大好きな音楽が流れるトランジスタラジオと勘違いしたのだ。壊れた電子頭脳とザラブ星人をじっと見つめるラゴン。次の瞬間、ラゴンがザラブ星人に襲いかかった!
「普段はおとなしいはずなのに、なぜだラゴン!?」
ムラマツ隊長が叫ぶ。そう。ラゴンは、ザラブ星人の邪悪さを原始の本能で見抜いたのだ。たとえ言語が通じなくても、生まれた場所が違っても、正しい心は通じあうもの。科学が発達した現代人も、海底原人から教わることがまだまだ沢山あるようだ。

●海底原人ラゴン
(1966年放映『ウルトラQ』第20話「海底原人ラゴン」登場他)
身長 2メートル 体重 100キロ 生まれ 日本海溝
特徴 深海に棲む、ハ虫類から進化した原人。約2億年前に地球を支配していた。怪力を誇るが音楽好きの一面もある。

●凶悪宇宙人ザラブ星人
(1966年放映『ウルトラマン』第18話「遊星から来た兄弟」登場)
身長 1.8〜40メートル 体重 30トン〜2万トン 生まれ 第8銀河系ザラブ星
特徴 狙った星の人々をだまし、おたがいに争わせて滅ぼしてしまう凶悪な作戦が得意。ニセ者に化ける返信能力を持つ。

補足

●特製メンコ付
ラゴンもザラブ星人も、なんとなく華奢に見えますね? 室内のかっちり小綺麗なジオラマは、パノラマにしてはアッサリ風味かも。やっぱりパノラマは、屋外での爆発炎上って感じの方がキマる気がします。
ラゴンもゲスラ同様、名鑑1st.Sesonでは半身コンビでした。こちらのラゴンはQモデルのようです。そう言われると、何となく雌っぽい造形かも。アソートが余り気味なので、このラゴンで「海底原人ラゴン」を自作しようと考えている人も多いのでは。





最終更新:2008年12月23日 17:56