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Savior Cat

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
某有名FLASHを小説家してみようとか何とか企んだ訳ですが…

作:あぅ

プロローグ 2005/06/29(水) 14:30:36

ずっとずっと前の記憶
俺の名前を呼ぶ声
暖かで優しい声
君の声
今も変わらないその声
暖かで優しい声
君の声
でもあの時は違った
悲しげで苦しそうな声
俺の心を締め付けるような声
痛みつけるような声
「ギコぉーーーッ!!」

彼女の悲鳴、その後奴の笑い声が聞こえた。
…確か、俺は彼女を護ってやれなかったんだった。

夜の風がひんやりしていて気持ち良い。
俺は…死ぬのか?

2005/07/01(金) 21:13:09

v    ―地に堕ちることも厭わない―
      ―原作 ハチミリ―
       ―Savior Cat―

第1話 2005/07/01(金) 21:14:59

俺には何故か翼があった
それを知った人はみんな俺を虐げた
             彼女以外は
彼女はそれを知っても俺の傍に居た
そして―――
「やっと見つけた!僕の分身、そして月の力!」

それが起きてしまったんだ。



「ギコ、今日は有難う」
しぃが嬉しそうに笑っていた。
「ああ」
俺は簡単に返事をした。



その日は二人で出掛けていた。
いつもと同じように過ぎてゆく今日。
今日もいつも通り平和に終わる筈だった。
筈だったんだ。



「なんか眠くなっちゃったなあ」
しぃがクスクスと笑う。
朝から夕方まで遊んで、長い時間電車に揺られているんだ。無理も無いだろう。
「もうすぐ駅に着くから今から寝るのは…」
突然肩に柔らかいモノを感じた。
「寝ないから…、少し肩貸して」
―――しぃだった。
「す、少しだけだぞ、ゴルァ!」
何故俺はこんなにも馬鹿なのだろう、もっと素直に自分の気持ちを伝えればいいじゃないか!
確かその時はそんな事を考えていたと思う。

「もっとこの時間を―――」という我侭な俺の願いも届かず、あっという間に駅についた。
「あー、もっとああしていたかったな」
しぃの意見に心の中で同意しながらホームを並んで歩く。



予想出来るか?
ここまでは何も無かったんだ、普通ならこのまま普通に一日が終わる
なのにその日は普通に終わらなかった
それはあまりにも現実みの無い―――現実



ドーン

凄い音がした。
一瞬それは夢じゃないかと疑いたくなるようなその場に合わない音。
しかしそれは悪夢の始まりに過ぎなかった。

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