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猫物語 (迷い人)

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

      …ある平和な昼下がり…

          …とある世界のとある街…
    
               …そこに伝わるとある歴史…

 「…昔一人の猫が別の世界を信じたがために
        大きな戦争が起こった、そしてそこに3種類の心が生まれた
 
        このいつわりの世界を出よう
          
             無理だ他の者に殺されてしまう

                 この世界以外に別世界などあるはずがない

  そうした思いがぶつかった、そして戦争がおわって……

    「夢を見るのは自由だ!なぜ殺す?!戦いなどだれも望んじゃいない!」

    「もう遅い!この状況をみろ、もう猫は300人もいない!!」

    「もういいよ…、この話を子孫にはしないで一からやり直そう」

  これで全てが終わった…はずだった、一部の猫が子供に全て話したのだった
    その全てのを話して、もう戦争はするな…そう言い残して
      しかし次の世代になって、うわさはどんどん広がった

           
         そして・・・・・

             歴史は繰り返す・・・・・

   「なあしぃ、別世界ってあると思う?」

         「そうね、あったらいいね♪」


       また・・・・戦争が始まる


                              (つづく…)

   学校の帰り道、ギコとしぃが仲良く歩いている
   
   「しぃ、でも本当に別世界なんてあんのかなぁ」

   「なによいきなり不安になっちゃって」

   「だってぇ、ばからしいじゃん」

   「あら、ギコのやってきたこと全部馬鹿らしいことばかりじゃない」

   「・・・・・・」

   「今日はめずらしく反撃しないわね、熱でもあるの?」

   「しぃ、明日放課後屋上集合ね」

   ギコが走り出す

   「えっ、・・・ああ行っちゃった・・・・」

   ギコの目標はもう目の前にいた

   「お~い、3バカ~!!!」

   「よう、ギコなんだ?(そのあだ名やめろ)」

   流石兄弟が答える

   「よかった、まだ3バカが帰ってなくて」

   「今日は居残り勉強だったからな(そのあだ名やめろ)」

   「なんの用じゃ」

   「明日3バカ全員放課後に屋上集合な
         それと他の仲間にも同じ事言っといて」

   するとギコはものすごい勢いで走って行ってしまった

   「そのあだ名やめろよ」

   兄者は笑顔(内心激怒)で見送った


              (翌日放課後屋上)

   「よし、全員そろったな、では話を始める
     え~と・・・集まったのは、俺(ギコ)、しぃ、3バカ
       1さん、ストーカー(八頭身)、レモナ、ショボ、ネーノ
           フサ、ヒッキー、ドクオ、オニギリ・・・ってところか」
 
   「で、何のために呼んだんだ?」

   フサが不思議そうに聞く

   「『門の向こう』の話しだ」

   全員がざわめきはじめる

   「これから詳しい説明をはじめてたいと言いたいところだが・・・
         あまりにも情報がない各自門の向こうの話をしらべるように」

   戦争の始まりまであと24時間をきった・・・・・

 
  (翌日)

  「フサ、例の情報集まったか?」
  
  「そう簡単に集まるかボケ」

  「でも兄者、ドクオ、ヒッキーはあるらしいわよ」

  「呼んだか?」

  「おう、3バカ団長が来た」

  「お前昔からそれ…、瞬殺するぞ」

  「はいはい、怖えー怖えー」

  続けてほとんどのメンバーが集まった

  「多分俺のもドクオとヒッキーのと同じ情報だと思う」

  「そうだね仲間に聞いても伝説調べても出るのは1つだったから」

  そして3人がいっせいにしゃべる

  「死の世界」

  「は?」

  「つまりだ、別世界は死の世界だってことだ…」

  戦争まであと2時間…


  「だーかーらー、別世界は死の世界だっていってんの」

  「は?」

  「あぁぁぁぁぁ、もう!!!!!これで百回目~!!!!!」

  フサが悲鳴に近い叫び声をだす

  「だから、別世界は死の世界だっていっ・・・・ギコ?」

  「あの世とか言うくらいだからそんなもん知ってるよ」

  「えっ、ああたしかに・・・・」

  「それにフサの声うるせぇ」

  「なんだと~!!!てめーの為に解説してんじゃボケー!!!」

  「いや、伝説はそれだけじゃないみたいだよ(しょぼ~ん)」

  ショボの声で全員が固まる

  「おいおい、情報はあれだけじゃなかったのか?」

  「知らん作者の気まぐれだろ」

  「話の続きがあるなんで戦争が昔おこったかについてだ」

  「で、どういうのなの?」

  「どうせまた作者の気まぐれで話が変わるんだろ」

  しぃは興味があるがフサはさっきのことでしらけている

  「えーと……


       昔ひとりの猫が別世界を信じた

          だがなぜそれだけの事で戦争になったのか

                     それをここに記すものなり

   実際は夢では終わらなかったひとりの猫は「死の世界」へ

   生きたまま行ってしまったようだ、生きたまま門をぬけると

   死んだにも関わらず記憶はそのままになる、しかし死の世界にも

   門があるそれをぬければまた記憶はそのままで元の世界

   いわゆる生の世界にもどれる死の世界では名前を呼べば記憶をとりもどす

   しかし死の世界の門をぬけない限り生の世界では名前を

   呼んでも記憶は戻らないだがひとりの猫はそこへたどりつく道を

   作ってしまった、平たくみればいい道かもしれない

   だがこれでは借金に追われてもすぐ死ねる

   だれかがいやになれば殺せばいい

   という風に殺し合いの世界になってしまうではないかしかも永遠に

   だからそれを知っている人をなくすため死神が結成された

   それでこんないい世界はないと死神達と戦った

   そしてまた心は分かれ戦争は起き戦争が終わり現在にいたるのであった

                           と…そんなもんだ」

   「ずいぶん長かったなぁ」

   「待てよまさかこれってここにも死神が来るってことじゃぁ・・・」

   (ズドーン)

   突然街の方角が爆発した

   「えっ、どういう事?」

   「やっぱ来やがった…」

   戦争まであと『0』秒戦争開始

   赤いAA白いAA青いAAの三人がこっちによってくる

   「こいつらが『死神』・・・」

   「あらら、君達本当に戦争起こすんだ、へえ・・・」

   「俺達は戦争なんてのぞんじゃいない、ただ、ただ別世界が・・・」

   「ばーか、それで戦争がはじまったんだよ」

   「・・・・・・・」

   「だんまりか・・・、いいだろう賭けをしようじゃないか」

   「?!」

   予想もつかない言葉が青いAAの口から出たのでギコが固まってしまった

   「いまからあと24時間で門の外に出て見ろ」

   「でも、そんなことしたって、お前らにはなんの特にも・・」

   「遊びたいんだよ」

   「えっ・・・・・」

   「さぁ、ゲームスタートだ!」

   赤いAAが流石兄弟に、白いAAがフサに

   そして青いAAがギコにおそいかかる

   「くっ・・・三対多数で勝てるとおもってるのか?!」

   「そうモナね、じゃあ・・・・」

   白いAAがにやけるそしていきなり八頭身の体に剣をさす

   「八頭身!!!(正直どうでもいいが)」

   「それ、分裂だモナ!」

   八頭身が2人4人と増えあがるしかし仲間が増えたわけではない

   「おい、お前・・・・」

   八頭身の目の色が変わる

   「そういうことか・・・」

   分裂した八頭身がおそいかかる

   「わりいが俺達は先に行かせてもらうぜ」

   流石兄弟が走り出す、そして赤いAAもそれを追う

   「じゃあ俺も!」

   フサも屋上から飛び降りる

   よく見るとヒッキードクオも逃げている

   「1さ~~ん!」

   「なんでそれはかわんないの?!」

   続けざまにメンバーが逃げていく

   「くっ、ネーノ目くらまし頼む!」

   「了解!」

   ネーノの火炎放射器が火を吹く

   それにあわせギコやしぃも逃げていく

   「そう簡単には逃がさねぇよ!」

   青いAAもそれを追う

   戦争開始から30分経過・・・

   それからまた30分経過したころ

   ギコとしぃはトンネルの中を走っていた

   「クソー、あいつらどこまで来るんだゴラァァァ」

   後ろからは80人近くの八頭身が追ってきている

   「とにかく門まで行かなくちゃいけないんだから」

   「クソー、他の奴らは八頭身何人におわれてるんだ?!」

   (一方そのころフサ)

   「なかなかやるじゃねーか・・・」

   「そっちこそやるモナね…名前を聞いておくモナ」

   「俺はフサ」

   「ボクはモナーモナ」

   ふたりは門近くヘ向かう電車の上で激闘をくりひろげている

   周りには八頭身はいないようだ

   (一方こっちは流石兄弟)

   「くっ、こいつ速えー」

   「あはははは、よく気付いたね、ボクはツーなにせ死神で
        1番のスピードをほこるぼくだからね…瞬殺してあげるよ」

   流石兄弟のうしろには八頭身が10人ほどついている

   (一方レモナ、ショボ、ネーノ)

   「ギコ達を追う八頭身を止めるのはこれで限界だぞレモナ!!」

   「できるだけ多くとめればいいから止めろー!!!」

   「どうせボク達はここで、うう…(ショボーン)」

   ここでは八頭身をもう百人近くたおしている

   「どこからわいてきやがんだ、ちきしょー」

   (またまた一方そのころドクオとヒッキー)

   「・・・・・・・・」

   「・……」

   両者無言…

   八頭身にはきずかれていないようだ…

   (さてさて1番大変そうな1さん、オニギリ)

   「1さ~~~~~~~ん!!!!!!」

   「○+×@▼*(声にならない悲鳴)」

   オニギリのトラックの周りには約一万人近くの八頭身…

   戦争開始から3時間経過

   (門行き電車上:フサVSモナー)

   剣と剣がぶつかり金属音がひびいている

   「このまま戦ってもお前が死ぬだけモナよ」

   「誰が死ぬって言ったよ?おめー黙らして先進むんだよ」

   すでにフサは血だらけになっている

   「死・・・を選ぶモナか」

   「モナモナうるせーなぁ」   

   「?!・・・ここで消す必要があるモナね・・・」

   モナーが走り出す、フサが構える

   また金属音がひびく

   (PCストリート:流石兄弟VSツー)

   バイクの音がうるさく街中にひびいている

   「どこまで逃げるんだよ~、このまま行っても何もないよ」

   兄者は門とは別方向に走っている

   「でもなんで追いつけないんだ・・・死神最速のボクなのに」

   「教えてやるよチビッコ」

   兄者は余裕で話している

   「てめーがおそくて俺が速いんだよ」

   「チビッコ言うなぁぁぁぁ!!!」

   ツーがいらだって剣を無数に投げる      

   それを兄者がかん1発でよける

   「あたんねぇよ、てめーみたいなノロマじゃな」

   「切り刻んでやるよ・・・」

   (レモナビル:レモナ、ショボ、ネーノVS八頭身)

   「PCストリート、東路地、西路地封鎖!!」

   「了解!」

   「PCストリート地下路地第三道破壊されました!」

   「PCストリート東路地破壊されました~(ショボ~ン)」

   「ひとりも通すな!破壊された道には迎撃ミサイル用意!」

   ここでは八頭身の動きを徹底的に止めている

   (門向かいトラック上:オニギリ、1さんVS八頭身)

   レモナ達のおかげで八頭身はずいぶん消えたが
    
        まだ千人近くの八頭身が増殖を繰り返していた

   「くっ、どこから沸いてんだこの変質者!!」

   「ああもう消えてくれ~gちうjghvhtfjhggjfh」

   「気をたしかにもつんだ1さん!!」

   あまりの多さの八頭身に1さんは口から泡を吐いている
   
   (廃病院:ヒッキー、ドクオVS???)

   「・・・・」

   「・・・・」

   また両者無言

   (トンネル内:ギコ、しぃVSモララー)

   「本当に始まっちゃったんだ戦争が・・・・」

   「いまさらなんだよ、わかってた事じゃないか」

   「じゃあギコはなんで止めなかったの?!
        それとも戦争をおこしたかったの?!」

   「な訳ねーだろ、でもこれは俺達が起こしちまったんだ
            わかってて止められなかった・・・だから今止める」

   「分かってる、それは分かってる、
       でも私・・・怖いよ・・・私達のせいで戦争がおこって・・・・」

   しぃが涙ぐんでいる

   「戦争は止めて、別世界見て、みんなで帰る、もちろんしぃも」

   「うん・・・・」

   「しぃは護る、護らなくちゃいけねーから」

   「うん・・・・」

   「さぁ、いくぞ泣いてちゃ始まんない
        笑っていこう、笑って恐怖を忘れるように・・・」

   「うん・・・・ちゃんと護ってね」

   戦争開始から5時間、戦争を終わらせる希望始動

   そのころモララーはトンネル内を

   青く冷たい目で見ていた

   「希望なんていらない、みんな消えてしまえばいい・・・・」

   (PCストリート:流石兄弟VSツー)

   「よし、そろそろだな」

   また兄者が別方向に走り出す

   「くっ、ちょろちょろと動き回るな、ねずみめぇぇ!!」

   「そのねずみに追いつけねぇおめーはねずみ以下だな」

   「だまれぇぇぇ!!」

   「いちいち怒鳴るなねずみ」

   「もう怒った即死させてやるぅぅぅ!!!!!」

   ツーが叫んだ瞬間兄者上の雲が暗雲と化す

   「な、なんじゃこりゃぁ」

   「狂・奇炎斬!!切り刻めぇぇぇ!!!」

   ツーの一言で暗雲から無数に剣が雨のように降り注ぐ

   「やばっ!」

   剣がバイクや兄者に突き刺さる

   「あと、もう少しなんだよ!!」

   バイクが加速する、正面のビルの中に突っ込む

   「もう逃げ場はない、終わりだねずみ!!」

   ツーが兄者のあとを追いビルに突っ込む

   突っ込んだバイクの横には弟者、妹者がたっている

   妹者が拳銃をかまえる、横では弟者がマシンガンを構える

   「?!」

   「ファイヤ!!!!」

   妹者と弟者が撃ちまくる

   「ばかめ、そんなもんがあたるか」

   ツーが全ての銃弾をよける、そして剣を投げつける

   流石兄弟にその剣がつきささる

   「そうさ、これがあたると思っちゃいねぇ
        これを撃ったのはお前をビルの奥に入らせるため・・・」

   剣が胸にささりながらも弟者がしゃべる

   「ジ・エンドじゃ・・・・」

   よく見ると周りには無数のダイナマイトが

   「まさか、さっき逃げ回っていたのは・・・」

   「そうさ、ダイナマイトを用意するため・・・」

   ひんしの状態の兄者がにやつく

   「やめろぉぉぉ!!!!」

   「ごめんな・・・みんな、俺達門に行けそうにねぇ・・・」

   妹者が爆破スイッチを押す・・・・

   戦争開始から7時間経過、
        

        「兄者、弟者、妹者、ツー」

   
               以上4名リタイア

   (門行き電車上:フサVSギコ)

   2人の荒い息使いがひびく

   「くそ、まだ倒れないモナか?!」

   「だから言ったろ、おめー黙らせて先進むんだ」

   フサは重傷の状態でギリギリでたっている

   「これで終わりモナ!!」

   モナーの剣が光る

   「真・4次元斬!!」

   周りが光に包まれる、次の瞬間

   フサの体が無数に切り裂かれる

   「かはっ・・・・」

   フサの体からおびただしいほどの血が流れ出す

   「終わったモナね・・・・」

   フサが倒れる、と電車から落ちそうになり間1発でつかむ

   「まだもがくモナか・・・・」

   「ギコ・・・あいつはどうしたかなー・・・・」

   まだ終わるわけには行かない、その言葉が頭をよぎる

   「そーだよ、まだ終わるわけには行かない・・・」

   「?!」

   「せめてこいつ倒さないとみんなにあわす顔がねぇ」

   フサがモナーの足をつかむ

   「くっ、放すモナ」

   「はなさねぇ」

   「放すモナ!」

   「はなさねぇ」

   「放すモナ!!」

   「はなさねぇ」

   「放せって言ってるモナ!!!」

   「はなさねぇっていってるんだよ!!!」

   フサがいらだって足をひく

   「やめるモナァァァァァァァ!!!」

   モナーがフサと一緒に線路に落ちる、そして電車が・・・

   「はは、別世界で会おうぜ・・・ギコ」

   戦争から12時間経過



  
       「フサ、モナー」



          また2名リタイア


   (門向かいトラック上:1さん、オニギリVS八頭身)

   「くう、やばいぞ・・・」

   八頭身がかなり減り、トラックが動き出したはいいが

   その代わり八頭身が大増殖を始めた

   「やるしかないのか・・・」

   1さんの問いに運転していたオニギリが黙りこむ

   「増殖を唯一止める方法、俺たち二人でしかできない方法」

   「やるっきゃないのに・・・」

   オニギリがふるえている

   「街のはじっこに八頭身をおびき寄せる!」

   いままで門に向かっていたトラックがUターンする

   「1さん、用意しといて・・・」

   1さんの乗ったトラックを追って八頭身もそれを追う

   数分後、トラックは街のはじに到着する

   「おら、来いや八頭身・・・・」

   言われるがままに八頭身が1さんとオニギリの周りに集まる

   「さあ、始めるか」

   「流石兄弟と同じことしてるから読者つまんないんじゃないの?」

   「しらねーよ」

   オニギリが導火線に火をつける

   「グッバイ、八頭身地獄で会おうぜ」

   「なんか昔っぽいね、そのセリフ」

   「はは・・・」

   街が光に包まれ消えた・・・・

   そこには奇跡的に爆発を逃れた

   1さんのジャケットとオニギリの「海苔」が落ちていた

   戦争開始から15時間経過




      「オニギリ、1さん、八頭身」




          以上三名がリタイア

   (レモナビル:レモナ、ショボ、ネーノVS???)

   「レモナさん、もう仲間が減ってきてるよ」

   「そろそろ動こうよ~(しょぼ~ん)」

   「じゃ、いっちょ行きますか・・・」

   (廃病院:ヒッキー、ドクオVS???)

   「・・・そろそろ動こうよ」

   「・・・うん」

   (レス橋:ギコ、しぃVSモララー)

   ギコ達はやっとトンネルをぬけレス橋中腹に来ている

   そこから観る絶景の景色はこの世界の名物にまでなっている

   「ふう、ここまで来れば大丈夫か?」

   「ねえ、ギコ?もう戦おうよ」

   「でも俺達が門まで抜ければそれで終わるんだぜ」

   「でも・・・」

   しぃはなにかいいたげな目でギコを見ている

   「残念だが、もう追いついた」

   ふと見ると橋の上空の鉄骨にモララーが立っている

   「くそ、もう来やがった」  

   「さあ、無駄口をたたくな」

   モララーが身長近くの大きな剣でギコにおそいかかる

   その剣が道路の標識を切り落とす

   「こら、公共の物を壊すな!!」

   「ギコ、この状況でふざけない方がいいww」

   「とにかくこの標識で・・・」

   ギコが切り落とされた標識をつかむ

   「それでは剣どころか棒の代わりにもならんぞ」

   「お前にはこれで十分だ」

   剣と剣がぶつかり火花をちらす、二人はしばらく戦い続ける

   すると二人が上空の鉄骨まで剣を混じあわらせながらかけのぼる

   「ずいぶん強えーじゃねーか」

   と、その言葉で一瞬のスキができた

   「無駄口は刃を鈍らせるぞ」

   剣がギコの体に突き刺さり上にきりさかれる

   血柱とでも言えばいいのだろうか、血が結晶となり上空を舞う

   「なっ・・・」

   するとギコがふっと倒れ川の中に身を落とす

   ギコの体はすぐに沈んでいく

   「ギコッ!!!」

   身を橋から乗り出すしぃの目からは涙が・・・

   戦争開始から十八時間経過早くもギコリタイアか・・・・?


   青く冷たい水の中・・・

       ギコは暴れることなく静かに沈んでいく・・・

  
   「負けちまったのか俺・・・・?」

   悔しいという感情よりもむしろこれでいいような気がする

   「しょせん俺の力はこんなもん・・・・」

   自分の弱さを責めることなく体はどんどん沈んでいく

   「このままでいいのか?お前」

   自分の心の奥の言葉がフサの声で頭にひびく

   「いいんじゃねーの?どうせ俺のせいだし・・・」

   「ぼくでもここは戦うよ(ショボーン)」

   今度はショボの声だ

   「そうか、俺は素直に負けを認めるぜ・・・」

   「そういうお前みたいな奴を負けいぬって言うんだぜ」

   兄者の声、しかしもう意識が飛ぶ寸前・・・

   「うる・・・せー、お前みたいな・・・バカにそんな事・・・」

   「護ってくれるんじゃなかったの?」

   しぃの声

   「そうだよな、護らなくちゃいけねーんだ・・・」

   「自分の弱さをしったか小僧、ならば力をさずけよう」

   「誰の声・・・・?」

   橋の上、もう姿が見えなくなった水面をしぃは見つめている

   「さぁ、終わった次はお前の番だ」

   「ギコ・・・・」

   「?!、あいつがまだ・・・・」

   ふいに水面が盛りあがる、そこにはギコが

   「戻ってきた・・・」

   モララーが狐に包まれたような顔をしている

   それもそのはず大幅に切り裂いた体には傷ひとつ無い

   「なんで戻ってきたの・・・?」

   「護るって言ったろ」

   「そうだよね・・・うん・・・・・」

   戻ってきたギコが相当うれしいらしい

   しぃの目からまた涙が流れる

  「まだ生きてられたのか・・・」

  「正直俺もびっくり・・・・」

  戦争から20時間経過ギコ復活

  さっきの状況とは一変してギコがモララーを押している

  そのギコの手には水の中でさずけられた新しい剣が

  「くそっ、なんだお前の剣は?!」

  「水に沈んだ時自分の手の中に確かにあった、俺の新しい剣・・・」        
  「最初お前をみくびってたな、本気で行くぞ」

  「いや俺達は先へ行く」

  ギコのその言葉の意味がよくわからないモララー

  「ここからは俺達が相手だ・・・・」

  そこにはヒッキー、ドクオ、ショボ、ネーノ、レモナの姿が

  「三時間くらい止めてくれればいい」

  「あいよ」

  ギコとしぃが走り出す

  「さてこれより先は通行止め♪」

  レモナがにやける

  「俺相手に三時間も戦ってられるかな?」

  モララーが構える、レモナ達も構える

  沈黙の時間が流れる

  そのころギコ達・・・

  ただひたすら走りつづける、ただ無言で・・・

  しゃべる事は難しくない、ただ後ろを走るしぃの顔をみると

  とてもしゃべれるようなふいんきじゃない

  なめらかなピンク色の体、吸いこまれそうな瞳・・・

  ギコはときおりそのしぃを観て顔を赤くしながら走りつづけた

  しぃはなぜか下をむきながら黙ってギコの後ろを追った

  それから三時間半、ついに門が見えてくる

  あともう少しで別世界・・・

  「だいぶ時間を無駄にしちまった」

  モララーの剣についた血・・・

  黙ったままのレモナ達・・・

  戦争開始から23時間経過




     「レモナ、ショボ、ネーノ、ドクオ、ヒッキー」



            
             以上5名リタイア戦争終了まであとわずか


  そのときギコはいやなものを感じた

  何かを失った孤独感のようなものを・・・

  




           ・・・そして、ついに門に来た・・・


  戦争終了まで残り1分

  「ついのここまで来た・・・」

  あと57秒

  「うん、そうだね・・・」

  あと54秒

  「なんだようれしくないのか?」

  あと51秒

  「うれしいよ・・・でも」

  あと48秒

  「でも・・・?」

  あと45秒

  「・・・・・」

  あと42秒

  「なんだよ?ちゃんと言えよ」

  あと39秒

  「ううん、なんでもない」

  あと36秒

  「じゃあ行こう」

  あと33秒

  2人がまた走り出す

  あと30秒

  しかし50メートルほど行ってまたしぃが止まる

  あと27秒

  「おい、やっぱ何かあったのか?」

  あと24秒

  「やっぱり私はもう・・・・・」

  あと21秒



           「さぁ、早く行こう」

             あと18秒

        「ありがとう、でも私は行けない」

             あと15秒

            「何を・・・・」

             あと12秒

           「来ないで!!!」

             あと9秒

         突然ギコとしぃの間に壁が現れる

             あと6秒

           「早く行きなさい」

             あと3秒

       「なんだよ!!!護るって言ったのに!!!」

             あと2秒

       「もういいの・・・・私なんかの為に・・・」

             あと1秒

      「俺はお前を好きで護るって言ったんだよ!!」

         「?!、・・・・うんありがとう」

            ・・・戦争終了・・・

   
  ギコの足元が消える、ギコが走り出す

  「待ってろ、きっとしぃを助け出してやる」

  しぃの後ろにはモララーが

  「これで終わりだ」

  「そうね・・・」

  モララーが剣を振り落とすと同時にしぃが弓矢を構える

  「これが私の力」

  戦争終了後





          「しぃ、モララー」
           
         
  
   

              以上2名リタイア、ギコゲームクリア
    

   



            





            しかし、なおも戦争は続く


  ギコは生の世界の門から抜けた後、見知らぬ、いや知っている街についた

  「なんだ、ここ?前に来たような気がする」

  自分も記憶とは別に体が反応する

  「そうか俺は・・・・・」

  生の世界で起こった戦いを思い出す

  「そうだ、しぃは?!」

  「やっと来たか」

  そこには生の世界で戦った青いAAが・・・・

  「何でお前記憶があるんだ・・・・」

  「死神だからな、いいのか、お前の仲間が・・・」

  しかしそこにはもうギコがいない

  「またゲーム開始だ、今度は時間無制限俺達を抜けて見よ」

  また戦争開始

  (死の世界:鏡・レモナビル屋上:1さん、おにぎりVS八頭身)

  「どういうことだよ・・・・これ」

  1さんが血だらけな状態でしゃべり出す

  「いきなり襲ってきて・・・・・」

  どうやら生の世界を忘れているようだ

  「・・・・・終わり」

  八頭身がムチを構える

  「でやぁぁぁぁ!!!」

  そこにはレモナ達が、八頭身を5秒もかからないうちに倒す

  「あんたらは誰だ?」

  「思い出せないのか?1さん、オニギリ」

  「?!、そうだ思い出した・・・・」

  「ちょっと待ってギコは?」

  「あいつなら無事門を抜けてきたよ」

  「お前らも名前呼んでもらったのか」

  生の世界の記憶が戻ってきた

  「とにかくみんな戦ってる、行くよ」

  (死の世界:鏡・PCストリート:流石兄弟VSツー、モナー)

  「うおぉぉぉ!!」

  「当たんないのじゃ」

  ここでも戦っている、しかし2人を止めることができない

  「よくも俺を死の世界送りにしてくれたなぁぁぁ!!!!」

  ツーが生の世界のことで怒り出す

  「なにがあったんだよぉ!」

  ツーが剣を投げつける、急所は外れたが肩などに突き刺さる

  「恨みは無いが倒させてもらうのじゃ」

  妹者がツーの脳天を撃ちぬく、ツーが倒れる

  しかしモナーが剣で降りかかる

  「終わりモナ!」

  そこにバズーカの弾が命中する

  「誰じゃ?」








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