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ホ リ ッ ク ~星の子供~ (たーらこー)

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Prologue


星はいつでも輝いている。
あの空の満点なる輝き。光。幻想なる無限の空。

でも・・・


あの星に何かを願う事で、俺達は何を得る事ができるのだろう?


放課後の学校。彼女がこんな言葉を発した。
「星には誰か住んでると思う?」

一瞬、戸惑った。いるわけないじゃん、何なんだよいきなり。
「ハア?そ、それは・・・。」
「分かるわけねーよ、でしょ?ギ・コ・君♪」
「ちょっ・・・、何で分かったんだよ!?」
「あなたの事は全部お見通しよ。」
すると、遠くから
「おーい、ギコー。早く来るモナー。」
友達の声だ。俺は急いで、カバンを持つ。
「じゃ、また後でな、しぃ。」
「うん、部活頑張れぇ(゜ー^*)」
と、俺は教室をあとにして、外に出て行った。

なのに・・・

なんであの時しぃも一緒に連れていかなかったんだろう、俺は。今では後悔し通しだよ。

そう、あの一緒にいた日々がもう二度と来られなくなるなんて、思いもよらぬ事なのだった。




#1.TAKARA THE STAR(星のタカラ)

何年か前の事。町にこんな噂が流れた。

『何者かがタカラギコの生産を謀っている』と。
はっ、タカラだと?何なんだよ、タカラって。なんでタカラとかいう奴が俺の事を・・・。分からねぇ、分かる訳もない。そんなのは嘘に決まっているだろうよ。

しかし、時が経つにすれ、俺はある事に気が付いた。
「後ろに誰かいる・・・?」
「ん?ギコ、どうしたモナ( ´∀`)」
「あ、いや、何でもない。」
今、俺の後ろを何かが通り過ぎた。今日だけじゃない、何日か前もだ。俺がしぃと一緒にいる時も、モナーとフーン達と遊んでる時も、よくある現象(?)だ。
(・・・気のせいだ、気のせいだろうよ。)
心の中で自分を励ました。何してんだろう、俺ってば。


午後5時半。部活がやっと終わった。俺はしぃの待つ教室へと向かう。ひたすら走り続けて・・・。
「おーい、しぃ帰るぞー。し・・・」
俺は教室の中を見た。一瞬目を疑った。しぃが居ないのだ。
「しぃー、しぃー、帰るぞー。」
廊下も探してみる。ところが、やっぱりあのしぃは居ない。
と、その時。
「!?し、しぃ!?」
今、しぃが居た!階段を上っていくしぃが・・・!!
「お、おい!!待てよ、しぃ!!」
俺はもちろんしぃの後を追いかける。一体どうなってんだYO!!いつものしぃじゃない、しぃらしくない。いつものしぃだったら部活で疲れた俺を、笑顔で迎えてくれるはずだ。何がどうなってんだ!?

屋上まで行った。俺もやっと追いついた。
「もう逃げられないぞ、しぃ。さあ何がどうなってんのか説明させてもらお・・・。」
と、その時。しぃがこっちを見た!!その様子というと、いかにも悲しい目をしている。まるで、嫌いな人を見るような目つきで、だ。
「・・・しぃ?」
俺はその様子を見て、ただただその場に立ちすくんでいた。
と、その時!!

ビュオーーーーッ

突然強風が来た。目が開けていられないっ・・・。
「っ・・・・・、し・・・ぃ・・・。」
風はやんだ。とっさに目をおそるおそる開けてみると、しぃの姿はない。そこにいるのは、ある子供だけの面影だけだ。俺の方を見て、にっこりと笑っている。なんだか腹が立つ。とっさにこう言った。
「何見てんだ、(#゜Д゜)ゴルァ!!」
子供はしばらく黙りこんでいて、しばらくするとこう言った。
「この目つきは生まれつきです。だって、星から来たタカラギコなんだもん。」

何!?今、タカラギコって言った。だとするとこいつが・・・。
「お前、まさか本当にあの・・・」
俺は息を飲んだ。


#2.SAVIOR GAME(救世主ゲーム)

「そう、本当にあの・・・です。」
そのタカラという奴が静かに呟く。もう俺もこいつが何なのかを大体はもう知っている。あの噂でも有名(?)なタカラギコだ。
俺は迷わずタカラに聞いた。
「そうだ、しぃ・・・。しぃは何処へ行った!?」
するとタカラが表情を突然変えた。そして・・・
「クク・・・説明しましょう。

 あ の お 方 は あ な た が 助 け な け れ ば な り ま せ ん よ

なぜならあの少女は星の世界に迷いこんだからなのです。」
「な、何ーっ!?」
俺はその場にひざまついた。まさか・・・しぃが、しぃが・・・。タカラがゆっくりと顔をあげた。
「ギコ君、あなたにもそろそろ説明しましょうか。闇のゲームというものを・・・。

 僕の住む星・ホリックスターは、救世主AAでにぎわう町です。救世主同士のバトルやゲームもさかんです。それでも、僕達救世主は平和な暮らしをしていました。
 しかし、そんなある日。あの星の守護神・ホリック様の裏切りにより、ホリックスターの時間が狂ってしまい、救世主達にも多くの犠牲者が出ました。そんな時、僕達生き残りの救世主が生み出したゲームがあります。

その名も、 救 世 主 ゲ ー ム  です。

多くの星からいい顔をしている者に救世主というのに覚醒させてもらい、救世主になった者はこのゲームに参加しなければならないのです。
だからギコ君、さああなたも・・・」
「五月蝿い、ふざけんな!!勝手に人を道具として扱うなんて、㌧でもない事なんだよぉ!!」
思わず口に出した。タカラは、きっと顔を変えまた言った。
「道具じゃありません。あの子を助けなくてもいいんですか?」
「そ、それは・・・・・・・。」
くそ、先手を打たれるなんて・・・。次に返す言葉もないよ。
「じゃあ決まり♪」
その時。

ふわ・・・

なんと、急に体が浮かび上がったのだ。
「うおっ、ちょっ、待てYO!!まだ契約なんて交わしてねーぞ!!」
「何言ってるの?君と僕が出会った時からもう契約してますよ。じゃ、そゆ事で。行きますよ!!」
「あ~~~~~~、ちょっとぉ!ぎにゃ~~~~~~~!!」
俺とタカラはぐんぐんとそのホリックスターとかいうトコへと向かって行ったのだった。

タカラは何故俺を選んだのか?
俺が特別なのだからか?俺がギコというAAだからか?それとも・・・

それとも、分からないや。


#3.Catastrophe the city(大惨事の町)

気が付くと、俺は廃墟の中に寝転んでいた。謎の銃声で目覚めたのだ。なんだ、夢じゃないのか。しかも何故か、背中に違和感を感じる。何だろう・・・・
「!!ま、まさかこれは・・・!!」
白い翼、俺に翼が生えている!!とうとう俺もあのタカラの言っていた救世主とやらになっちまったのか。ん?そうだ、あのタカラは何処に行ったんだ?まあ、いいや。俺には関係のない事だs・・・
「やあ、変な顔してご機嫌うるわしゅうで?ギコ君。」
「ギャア!?お、お前いたのかYO・・・」
いきなり現れるんじゃネーヨ、ゴルァア!!なんて思いこんだ。
「つーかそもそもここ何処だよ。」
「あれあれ?一週間も前に教えなかったっけ?」
「え、一週間?」
「そう、一週間。君、一週間も寝ていたんですよ。」
タカラの話によると俺は翼が生える為に、たくさんエネルギーを使い果たし疲れてしまった、という。
「それはそうと、君にこの剣をあげましょう。」タカラはそう言って俺に剣を渡された。
「・・・これは?」
「ギコ君の霊魂を半分込めた剣・更椿っていうんだ。」
「れ、霊魂?更椿?」
ますます意味が分からない。
「その剣はただ人を斬る物ではない、誰かを守る剣でもあるんだよ。」
「誰か・・・守る・・・」
と、その時!俺はやっと気がついた。その誰か・・・しぃ、しぃだ!!
「しぃは・・・しぃは何処なんだ!?」
「しぃ?」
「俺の馴染みの女だ。あいつは何処へ逝ったんだ!?」
「さ、さあ?」
「少し時間をくれ。探してくる!」
「あ、何処へ逝くんだ!!」
俺は風のように素早く走り、廃墟から出て逝った。


その頃。しぃはというと・・・
「ギコ君・・・どこへ行っちゃったのよ」
しぃは飛行船に閉じ込められていた。何の理由もなく・・・
その時だった。

ドゴーーーーーン!!!

謎の爆発音が鳴り響いた。
「な、何!?」
しぃはふと窓を見上げた。するとそこには・・・
「!!!」
思いがけない景色に、しぃは驚愕したままだった。

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