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Dead end 2ch (ヽ(´・ω・`)人 (^ω^)ノ)

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匿名ユーザー

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「なぁ…」

「なんだ?」

「俺ら…本当に生きて帰れるのかな?」

「帰れるさ…、だから…、殺すんだ」


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐Dead end 2ch‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「…ん、ふわぁ~」

ギコは外から聞こえる蝉の声で目が覚めた。

目をこすりながら階段を下りていき、台所へ行く。

冷蔵庫から牛乳を取り出し、コップへ注ぐ。

流石に午前11時だけあってあたりはもう昼並みの暑さだ。

牛乳を飲みながらパソコンを起動させる、デスクトップにあるアイコンをクリックするとこういう文字が浮かび上がる。

『 2ch 』

ギコは口笛を吹きながらお気に入りのスレッドへ行く。

人はあまりいないみたいなのに気がつきギコはニヤリと笑う。

そのスレッドをクリックした瞬間、ギコはパソコンの前から姿を消した。



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐スレッドNo.239436『マターリ通り』‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

ココは『マターリ通り』、2chの西端にある『温和村』のメインストリートだ。

「ふぅ…人がいない分早く着いたな」

ギコがあたりを見渡すと、そこには長く続いている広い道路。

道路をはさむ様々の店、そしてその一つにこんな店がある。

『モナーBAR』

ギコはそこへ入って行った。

カランカラン

扉についている鐘が鳴り響くBARにはマスターとお客さん一人しかいなかった。

「おっ、ギコじゃないか」

マスターは陽気な声でギコに話しかける。

「よお、モナー」

モナーと言うマスターはカウンターに居たお客さんの背中をたたきながら、

「モララー、ギコが来たモナよ」

と言う。

モララーと言う奴がギコと言う言葉を聞いた瞬間、突然起き上がり、

「ギコっ!ギコはどこだ?!」

とあたりを見渡しながら大声で叫んでる。

「こりゃ相当酔ってるみたいだな」

「まぁ三日前から飲み続けてるモナからね、酔うのは当然モナよ」

モララーはギコが横に居るのにまだ探しているみたいだ。

ギコがモララーの肩をたたくと、モララーをそっちの方をむいた。

「おおおおおおお!ギコじゃないか!!!!、久しぶりだなぁ」

「久しぶりと言っても16年じゃないか、相当酔ってるみたいだなw」

「全然酔ってねぇーって、俺は酒にはめっぽう強いんだよ!……うっちょっとトイレ」

モララーが全速力でトイレに駆け込むとトイレの方から不気味な音が聞こえた。

「相変わらずだな、あいつも…」

「まぁたった16年しかたってないモナからね、それでギコはキールロワイヤルでいいモナか?」

「あぁ、それにしてくれ」

モナーが店の奥に入っていくと、モララーがさっぱりした様子で帰ってきた。

「あー気分最高!!!」

「相変わらず気分が変わるのが早いなぁ、モララー」

「まぁな、それで……」



「 話って何だ? 」


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

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