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呪 (いっく(・∀・))

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匿名ユーザー

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「ヴァアア~アヅイ~~~」
と言ったのはアイスを両手に持ったギコだった。
「ギコ、お前いつからそんなに食いしん坊になったんだ?これでもう六本目だろ?」
あきれたように言うモララー、周りから見ればただの漫才コンビに見える。
「いくら真夏で暑かろうが、そんなに食べたら腹壊すぞ、大丈夫か?」
「・・・聞いて驚くなよモララー」
「なんだよ?」
「俺もう一本食うぞ」
「・・・・・・」
『あきれる』のレベルを通りこしてモララーはあきれてた。
「OK、どうやらお前はただの『食いしん坊』ということが明らかになったな」
「なにが『OK』だよ、兄者の真似か?」
駄菓子屋のばあちゃんに百円を出してもう一本アイスを買いながらギコは言った。
「お、噂をすればだな」
「ン?」
ギコが振り返るとそこには口にアイスを一本くわえながら右手に三本、左手にも三本、
合計七本のアイスを無理して持ってる兄者がいた。
「いやいや、夏になると異様にアイスが食べたくなってな、六本も買っちまったwwなあ弟者」
「・・・なるべく周りの目は気にしたほうがいいと思うぞ、兄者」
まったく同じコンビだ、しかも本数まで合ってるとはどういうことだ?
モララーは本気で不思議がってた。すると兄者達が話し掛けてきた。
「おっ、ギコとモララーじゃないか、ちょっと面白い話があるんだg・・ああ!!」
「ベチャッ・・・」
兄者が口にくわえてたアイスが落っこちた。
「アイスがっ・・・俺のアイスがああああぁぁぁっっ!!!」
「面白い話?」
モララーは落ちたアイスのことには目を配らずその面白い話の方に興味を持った。
「面白い話って何だ?兄j」
「アイスガ~~~~~~ッ!!アイスガ~!!!」
兄者はまだ嘆いてた。そしてギコはベンチに座りながらまだしつこくアイスを食べつづけてた。
「だからおい、面白い話ってなn」
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「聞けよっっ!!!」
「!っ・・・・・・・・」
ついにモララーは切れた、兄者は一瞬ビクッとして、後は何も喋らなかった。よほどびくったのだろうか?
「よし、兄者は喋れなさそうだから変わりに俺が話そう。」
そう言ったのは弟者だった。
「実はな、秘密基地の皆であの例の墓場で肝試しをしようと思うのだが、どうだ?暑い季節に背筋がゾクッとするような思い出を作ってみないか?」
秘密基地とはギコ達で勝手に作った集まり場所である。今のところそこの団員はギコ、モララー、兄者、弟者、モナー、フサ、しぃの7人である。
その7人で行こうと弟者は言ってる。すると
「おお~いいね~俺行く」
ギコが軽い気持ちでいった。
「オイ、ちょっとまった、あの墓結構広いぞ?そんな墓場ほんとにいくのか?」
モララーがちょっと不安そうに言った。
「へーモララー怖いんだーw」
ギコがモララーをからかった、するとつられて弟者も
「結構度胸ないんだな、モララーってww」
からかわれまくったモララーは怒って対抗した。
「誰が行かないっつった?行くに決まってんだろ馬鹿が(怒)」
「ふ~ん」
ギコが変な目でモララーを見てる。
「よし決まった。今日の夜7時あの秘密基地で打ち合わせだからこい。他のやつらは誘っといたから、じゃ」
すると弟者は兄者を引きずりながら去って行った。
「ほら行くぞ兄者、早くしろ」
兄者はまだアイスのショックが抜けてないらしい。
こんな調子で明日は大丈夫なのだろうか・・・
モララーとギコは立ちどまりながらそんなことを思ってた。



午後7時
「・・・よし、全員集まったな」
「馬鹿、ギコがまだじゃねえか」
「あ、そっか・・・」
「『あ、そっか』じゃねえよ兄者、言い出しっぺのお前がそんなんでどうするんだよ」
「ソウダソウダーモララーノイウトオリダゾ、アニジャボケテルンジャナイノカ?wwアヒャ」
ここでなんでこいつがここに?と思った読者はたくさんいると思う。最初にそれを疑問に思ったのはのはモナーだった。
「まあまあ、喧嘩はやめるモナー、・・っていうかなんでつーがいるんだモナ?」
「フサが口説き落として連れて来たらしい」
弟者が即答した。
「なっ・・いやっ・・ちがうって!こいつが勝手に行きたいつったんだよ!!」
「アタシャフサニキテクレッテイワレタカラキタンダゾ、ウソツクナ、アヒャヒャ」
完全にばれた、フサの顔が真っ赤になった。
「うわ~フサ顔赤っっ!」
「ぅわトマト見てぇにあけーぞw」
「図星モナ」
「ぅっるせぇぇぇぇぇぇえええええええぇえええエええっっ!!!!!」
フサが本気で切れた、
「つー!!包丁よこせ包丁!!!」
「イイゾ、ホラ」
つーがフサに包丁をパスした。
どうやら本当に刺すつもりらしい
「氏ねええええええええええええええええええええええええええっっ!!!!!」
「ドンッ」
モララーがフサをチョップしてフサは気絶した。
「この秘密基地を殺人現場にされちゃ困るからな」
「おお~~~~~」
モララー以外の奴等が歓声を上げた。
「流石だなモララー」
「危なかったモナー」
「すごいすごいww」
「なにやってんだ?」
なんか今まで忘れてたようなやつの声が聞こえた。
「だれだ?」
「おいおい、『だれだ』はないだろww」
「あ・・・・えっと・・あ!ギコだ!」
どうやら本当に忘れてたらしい。
「いやいや、どうもすまんな、晩飯5杯もおかわりして遅くなった」
「5杯!?」誰もがそう思った。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
しばらく沈黙が続いた。
「お、おい!なんだよ急にだまりこんで!明日の打ち合わせじゃないのかよ?」
「・・・ああ・・そ、そうだな・・・」
兄者が顔を青くしながら言った。
「よ、よし!じゃあまずどういうコースにするか決めるか!」
弟者が場の雰囲気を変えようとするために明るい感じで言った。
「もう下見に行ったのか?」
「当たり前よ、地図まで作ってきたぜ」
「おー」
弟者が大きい地図を広げた、そしてまたしても歓声が上がった。
「とりあえずここは無しね」
弟者がスタート地点からすこし右端の所に×マークをつけた。
「なんでここだけ通っちゃいけねーんだよ」
「兄者がここでPCを壊したから嫌な思い出がよみがえりそうでいきたくないだってさ」
「なるほど」皆納得した。
するとしぃが意見を出した。
「あのさ、コースなんか決めないで一番スタート地点から離れてるここをゴールにしてバラバラにスタートしない?」
するとしぃが地図の一番左上に○を描いた。
「おっいいじゃん俺しぃの意見に賛成」
「おれもいいよ、面白そうだし」
他の7人も同じような賛成意見を出した。
「よし、じゃあ次はだれとペア組むか決めようか」
「じゃあ俺は弟者と」
今まで黙ってた兄者が言った。
「ん、よしそれでいい、で、ギコは誰と?」
「ん~~~~~~~~~・・・」
「なに迷ってるふりしてんだよ、しぃと組みたいんだろ?」
いままで気絶していたフサがとんでもない発言をした。
「な、てめーこそつーと組みたいんだろ!?自分がそうだからって同士ほしがってんじゃねーっ!!」
「だまれだまれ!いくらそうだとしてもお前がそんなこと言える立場じゃねーじゃねーか!!」
「はいはい、わかった、ギコとしぃが組んで、フサとつーだな」
弟者が勝手に決め付けた。
「んで余ったモララーとモナーが組む、それでいいな」
「ぃゃちょっとまてよ!!」
「ぃゃちょっとまてよ!!」
フサとギコがハモった。
「まだ誰も言いなんて言ってね―じゃんか!勝手に決め付けんな!!」
「だって2人とも本当はそうしたいんだろ?」
「ぅ・・・・・・・・・・」
2人が黙り込んだ。
「よし決まった!!じゃあ明日の午後8時に墓地の入り口に集合な!みんな帰ってよーし!」
そういうとみんながゾロゾロと解散した。
「オイフサ、アシタコワクテチビルンジャネーゾ!アヒャ」
「チビんねーよ馬鹿!」
「兄者、今日はまったく流石じゃなかったぞ」
「安心したまえ、明日流石な兄者を見せてやる!」
そんな会話をしながらも解散した。



午前6時半
「チッチッチッチッチ・・ジリリリリリリリリリリリリ」
あ~うるさい、もう起きんのかよ。
「リリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ」
うるせえうるせえ~さっさと止まれ~
「リリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ」
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「リリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ」
「・・・うるせえぇええっ!!」
「バキッ」
ギコが目覚まし時計を蹴り飛ばした。
「ガチャーン」
蹴った目覚まし時計が壁に突撃して粉々に飛び散った。
「ギコ、2階で何やってんの!!」
「やべ!」
ギコはすぐにバラバラの目覚し時計の破片をベットの下に隠した。
「何がうるさいのよまったく・・て言うかあの音なに?」
「ズカ、ズカ、ズカ、ズカ」
上がってきた・・・
「ガチャッ」
母がドアを開けて入ってきた。
「や、やあ、母ちゃん・・おはよう・・・アハハ・・」
ギコがかなりの作り笑顔で微笑みかけた。
「なんか物が壊れるような音が聞こえたんだけど・・・なんか壊した?」
はい、時計を壊しました。 なんて言ったらどんな体罰を受けえるか予測できない。
「き、気のせいだよ、たぶん」
「あ、そう、ならいいわ」
母は納得顔で下に下りていった。
「ふ~あぶね~~~」
「何が?」
「えっ?あっなっなんでもない!」
ギコは安心して母がものすごい地獄耳だと言うことを忘れていた。
「ま、飯喰お飯!!」
母に疑われないように何食わぬ顔で下に下りていった。
下に行ったら父がいた。
イスに座って足を組んで新聞を読みながらニュースを見ていた。
ギコは着替えて顔を洗って歯を磨き、テーブルに座りトーストを食べ始めた。
「おととい、AA小学校の生徒の、「のー」と言う少女の遺体が彼女の部屋で見つかりました。死因は心臓あたりに大きな傷があったので出血多量ということになりました。
しかし彼女の左手にはナイフが発見されたので自殺と言うことに・・・」
「あらら、かわいそうね、なんで自殺なんかしたのかしら?」
「なんか嫌なことがあったりしてたんじゃネーノ?」
ギコがネーノみたいに言う。こんなニュースなんて自分とは関係ないと思って。
「ごちそうさま、いってきます。」
ギコがランドセルを背負って玄関を出た。





午後8時
「全員そろったか?」
「またギコが遅れてるよ」
ギコはまたしても遅れてるらしい。
「どうせあいつのことだからまた「5杯おかわりしてきた」とか言うんじゃねーの?」
モララーが侮辱するように言う。
「・・・タッタッタッタッタ」
誰かが走ってくる、ギコだ。
「ハァハァ悪い悪い、また遅くなっちまっt」
「何杯だ?」
「は?」
「・・・いや、やっぱなんでもない・・・」
「あっそ、ならいいや、で、皆そろってるか?」
「お前意外全員10分前にそろってるよ(怒)」
「あ?そっそうなんだ・・・^^;」
みんなが眉間にしわを立ててギコを注目した。ギコはなんとなく落ち着かなかった。
「じゃあ、今現在位置はここだからこの一番左上がゴールだからな」
兄者が地図を開いてあらためて説明した。
「あっズリ―、おめーらだけ地図持ちやがって」
「だったらお前等も下見行って地図作ればよかったじゃねーかww」
兄者が屁理屈を言う。
「もういい、適当に行こう」
モララーが諦めたように言う。
「じゃ、始めはフサとつーな」
「なんでだよ!」
「いやなのか?」
「・・・いや・・・そういうわけでも・・ないが・・・・」
「じゃあ行ってらっしゃい!!」
兄者がフサの背中をドンと押した。
「わっ」
「フサ、が・ん・ば・れ・よ!!」
「てめぇら~~~~」
「ドウシタ?ハヤクイカナイトオイテクゾ」
「う~~~~」
フサが歩きながら憎悪の感じる視線を向けていた。
「フフフフフ、フサめ、照れているな、フフフフフフフ」
兄者がフフフと気持ち悪く笑っている。そしてフサとつーは闇の中に消えていった。








「なんだこいつら」




「あたいの墓でなにしてるんだ?」




「肝?」




「肝試し?」




「んなもんやってんの?」




「ウザッ」




「やっと氏ねたと思ったらこんな奴等がきたよ」




「ウザイ」




「殺したい」




「殺したいなぁ」




「殺してやりたいなぁ」









「・・・殺してやる」











「・・・そういえばギコ、お前何持ってんだ?」
「何ってアイスだよ?何んだよ、持ってちゃ悪いってのか?」
「・・・もういい、はい次、ギコ行けギコ」
「わかったわかった、行くから押すな押すな、」
ギコたちもスタートした。
「じゃあ俺たちも出発すっか、」
「おう、」
兄者達も行った。
「僕、全然出番ないモナね・・・」
「気にするな、ほら行くぞ」
こうして全員出発した。


「それにしてもほんっとに広いな、ここ、」
「アタリマエノヨウナコトイウナ」
「ヘイへイ、わかりましたよ―だ」
「ワッ!!」
「ぅわ!なんだよ急に、びくった~」
「アレ・・・アレ・・!!」
「え?えっ!?何々!?」
「ナンデモナイヨーダ、アヒャヒャヒャヒャww」
「・・・てめぇ・・・蹴り飛ばすぞ・・・」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ!ヨホドビクッタミテーダナ!!モシカシテチビッチャッタノカ!?」
「チビってなんかいねーよ馬鹿!!よし決めた!!お前蹴り飛ばす!!」
「アヒャヒャ、デキルモンナラヤッテミロヨ、」
「上等だぁぁぁぁああ!!」
フサたちはなぜか鬼ごっこをやっている。


「ああ~やっぱ夜でも夏は暑いなぁ~、なあしぃ」
「そうだけど・・・なにもそんな・・・・」
「なにが?」
「・・・なんでもない・・・・・」
やっぱりしぃもあきれてたみたいだった。
「ギコ君昨日も合計7本食べたみたいねww」
「ギクッな、なぜ知ってる。」
「モラ君に教えてもらった」
うう~畜生モララ~後でとっちめてやる。
ギコはそんなことを考えてた。


「兄者、そういえばあの壊れたPCじつは あそこにあったんじゃないんだよ」
「え・・・じゃ、じゃあどこにあるんだよ?」
「ここだ、」
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
兄者がパニクった。
「なぜだあああああああああああなぜだましたああああああああ!!」
「なぜってお前が俺のウマー棒盗んだからだよ!!」
「なっなんで俺がやったことになるんだyo!?」
「なんでってあんとき家に俺とお前しかいなかったじゃないか!」
「じ・・自分の兄をお前よばわりするなぁぁあ!!!」
「うるさい!俺はあのウマー棒を楽しみにとって置いたんだぞ!それをお前が・・・おまえがっ・・・!」
兄者達は口喧嘩をしている。


「モナー、なに俺の後ろに隠れてんだ?」
「え?いや、別になんでもないモナよ」
「怖いんだ」
「え!?そ、そんなわけないモナよ!!」
「出番ない上に怖がってたらかっこ悪いにも程があるぞww」
「違うって行ってるじゃないモナか―――!!!」
ここも喧嘩してる様子。どうやらみんないい気分ではないみたいだった。





「どいつからにしようかな~」




「よし、じゃあこいつから」








「・・・つー」
「ナンダ?」
「ちょっと俺ションベンしたいんだけど・・・」
「ソノママチビッチャエバヨカッタノニww」
「うるさいな!何でお前は俺をそんなにもチビらせたいんだよ!!」
「オマエニハジヲカカセタイカラダww」
「~~~~~~~~~もういい!!」
「イッテラッシャ-イww」
フサは隅っこのほうに向かった。
「ソノママチビッチャエバイイn・・・」
つーの独り言が止まった。
「ふースッキリした~おいつー終わったぞ~」
返事が返ってこない。
「つー!ふざけてないででてこ~い」
「あ・・・・・・」
フサは腰を抜かした。
「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
皆「何が起こった!?」という表情になった。
「お~い何が起こっt・・・・」
ギコが駆けつけたてきた。
ギコも「信じられない」という顔をしていた。
「おいおいお前等、何が起こったんだ?」
兄者達も駆けつけてくる。
「いきなり馬鹿見てーな悲鳴あげてどうしたんだ?」
モララー達もきた。
「え・・・・・・」
「は・・・・・・?」
兄者達、モララー達も「信じられない」という顔をしていた。


つーが死んでいた。
体をメッタ切りにして血を撒き散らせて、
まったく動かなかった。
死んでいた。
そしていつも包丁を持ってるはずなのだが、
持っていなかった。

みんなが黙ってると、フサがいきなり
「わああああああああ!来るなああああ!!」
なんのことだ?「来るな」って・・・
皆がフサを見ながらそう思った。
「ぅわあああああああああ!!」
そう叫びながらフサは墓の奥のほうに走って行ってしまった。
その後、他の皆は怖くなってバラバラになって逃げた。





「何だあれは?」
「つーが死んだ?」
「何でだ?」
「自殺?」
「いや、そんなわけない」
「ていうかあんな死に方ふつうできるか?」
ギコは家に向かって走りながらパニック状態で独り言を言った。
「あらお帰りギコ、どうしたの?変な顔しt」
「おやすみ!!」
「おやすみって・・・夜ご飯h」
「いらない!!おやすみ!!!」
「ちゃんと歯磨きしなさいy」
「おやすみ!!!!」
ギコは家に帰ってすぐに布団にもぐりこんだ。できるだけ何にも考えないで寝た。
たぶん他の奴等もそうしてるだろう。



午前7時26分

ん・・・・・?何で俺・・パジャマじゃないんだ?
えっと・・・・昨日走って肝試しから帰ってきて・・・
肝試し?
「あ・・・・・・・・」
ギコが昨日のことを思い出した。
ああ・・・たしかつーが・・・
「あああああああああああああああああああああああ」
ギコが昨日のことを完全に思い出した。
「ギコ!!!今何時だと思ってんだゴルァ!!」
「えっ?」
ぎこが目覚まし時計を探した。
「ああ・・・そういえば昨日壊したんだっけ・・・」
「おい!!降りてこい!!」
「わかった・・今降りる・・・」
ギコが階段を降りる。
「おはよu」
「さっさと喰え!!」
ギコの母ちゃんがトーストをギコの顔面に投げつけた。
そしてギコの父ちゃんはいつもどおりニュースを見ている。
そんなの気にせずギコは朝食を食べる。




ギコが学校に到着した。するといきなり兄者が話し掛けてきた。
「ギコ、ちょっとこい」
「え?」
「いいからこい、昨日のことだ」
「・・・・・・・」
ギコが嫌な顔をした。
着た所にはモララー、しぃ、弟者、兄者、がいた。
「これで全員集合だな」
「お、おいフサとモナーは?」
「知らん、学校に来てない」
「・・・あっそ・・」
「ところでだ、昨日つーがズタズタに切り刻まれて死んでたよな、しかしつーは包丁を持っていなかった。どう思う?」
「・・・誰かに包丁をぶん取られて切り殺されたってことか?」
モララーが言った。
「そう!モララー当たり!」
「だとしたら誰にだよ?」
「・・・・・・・・え~っと・・・・」
兄者が迷う。
「ちゃんと考えろよお前!」
モララーが怒る。
「でもそれ以外考えられねーじゃん」
弟者が兄者をフォローする。
「ってことはもともと誰かが俺達があそこに肝試しをするってことを知っててつーを殺したってことか?」
「・・・そうだな」
「でもだとしたら誰がやったの?」
しぃが言ったその言葉で皆はまた迷い込んだ。
「自殺?」
ギコが言った。
「ああ、それも考えられるな」
「でもあいつが自殺する理由なんか考えられるか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
再び迷い込む。
「やっぱりこれ、先生に言ったほうがいいんじゃネーノ?」
ギコがまたネーノみたいに言う。
「ギコ最近キャラ変わったな・・・」
「なんだ?」
「いや、なんでもない」
「とりあえず先生に言いに行こうぜ」
ギコ達は担任の先生のところに行った。
「ん?何だお前等」
「先生、つーg・・」
「つーならまた学校サボってどっかで遊びほうけてるんじゃないのか?」
「いや、そのつーがs」
「だからあいつはどっかで遊んでるんじゃないのか!?しつこいと殴るぞ!?」
「・・・!はい!すいません!では!!」
ギコ達は全力で走った。
「あの先生は本気で怒ると何するかわかんないからな;」
「俺前あの先生が生徒をイスで殴ってんの見たぞ」
「いや、今はそんなことどうでもいい、さてどうする?」
「つーのお母さんに言いに行けば」
「それもいいかもしれんが、自分の子供が氏んだなんて聞いたら失神するだろう」
「そうだけどこのさいもう言うしかないよ」
「・・・そうだな・・・」
「じゃあ行くか」
ギコ達は学校を出ようとした。
「コラア!!お前等どこに行く気だ!!」
「僕達みんな頭が痛いので早退します!!」
モララーが信じるはずのない言い訳をした。
「そうか、ならいい、お大事にな~」
だが先生は信じた。
「やっぱりあの先生馬鹿だよな」
「ああだから奥様に浮気されんだよな~ww」
「あっ後でちくろうっと」
「あっ!モララーひでー!!」
「もうそのことはどうでもいいからつーの家に行くぞ」
兄者が怒り気味で言った。
「わかったわかった、じゃあ行くとするか」
そしてつーの家に向かった。


つー家
「・・・・来ちまったな・・・」
「ああ・・・・・・」
「・・・お前言えよ・・・」
「ええ!?やだよ!おまえが言えよ!?」
「いやだよ!すごい嫌な顔されそうだし!」
「俺に嫌な顔されろって言うのか!?冗談じゃねえ!!」
「もうどっちでもいいから言えよ」
「じゃあお前が言えよ!!」
「ナニシテンノ?」
つーのお母さんが顔を出した。
「え?いや、その・・・」
「ナニシニキタノ?テイウカアンタラガッコウハ?」
「いや・・・早退で・・・」
「ソウタイナラナンデココニ?」
「え・・・・・・あ・・・・・・・」
「デ、ナンノヨウ」
「あ?その・・・お子さんが・・・」
「オコサン?ツーノコト?」
「あ・・・・はい・・・」
「アイツガドウシタノ?ガッコウニルンジャナイノカ?ア、マタアイツアソビホウケテルナ?」
「いや・・・・・お前言えよ・・・」
「だから嫌だよ!!」
「ナニアンタラフザケテンノカ!?キザムゾコノヤロウ!!」
「はいすいませーん!!」
またギコ達は逃げた。
「・・・やっぱり親子だよな」
「・・・もう子の方はいないけどな・・・」
「そういえばさーあの死体誰にも見つかってないのか?」
「そういえばそうだな、たぶんもう見つかっていて明日あたりニュースにでるんじゃねーの?」
「・・・今・・・行って見るか・・・」
「え・・・」
「いやなのか?」
「そりゃ嫌だよ!!あんな死体また見に行くなんて!!」
「だって何かわかるかも知んねーじゃん」
「なにが」
「いや、犯人とか」
「わかるわけねーだろこのドアホが」
「・・・!てめえ!!ドアホだと!?下手に出てりゃ調子にのりやがって!やるかあ!?」
「お~なんだなんだやる気か?おまえなんざ俺に勝つには一億万年立っても 無・理・だ・よ!!」
「ハハハハハ!!てめえよほど俺に殴られたいらしいな!?だったら望みどおりその面ッボコボコにしてやらあ!!」
ギコとモララーが殴りかかろうとしてる。
「はいはい喧嘩はやめましょーww」
兄者が殴りかかる寸前の二人を止めた。
「あ、兄者!止めるな!こいつは俺を」
「ドアホっつったから怒ってんのか、お前ガキか?」
「う・・・・・・」
「ほら、行くんだろ?」
「・・・結局行くのか・・・」
やっぱり怖がってるモララー。
そして五人は墓場に向かった。
「・・・ついたな、さてつーの死体のところに向かうぞ」
「・・・行くか」
みんなすり足でつーの所にむかった。しかし
「あ?ここらへんじゃなかったっけ?」
「?もうちょっと奥じゃないの?」
「いや確かにここだった」
「じゃあもう見つかっていてどっかに運んだんじゃないの?」
「でもだとしたらなんで誰も何にも言わないで、ここには立ち入り禁止もされていないで、しかもつーの血のあとも残ってないんだよ?」
「じゃあやっぱもっと奥だよ」
「いやだからここだって」
言い争ってる兄者としぃ、ギコとモララーは口喧嘩をしている。
「ギコ、てめえはいつもそう卑怯で嫌な奴だよな」
「おめーこそ臆病でだらしないクズ野郎だな」
「うっせえ卑怯」
「クズ」
「カス」
「ゴミ」
「!!つー!!」
ギコたちが口喧嘩をしてたら弟者がつーを見つけたらしい。でもやっぱり死んで・・・






いない。
血は出まくってるけど死んでいない。
「つ、つー?大丈夫なのか?血ィ出まくってんぞ?」
「ダ、ダイジョウブヤ、シンパイセンデエエ」
「ふーよかった。俺てっきり死んだかと思ったよ。」
「ソーダヨ」
「え?」
「ナンデモナイ」
「・・・そういえばつーお前それ誰にやられたんだ?」
「アタイ」
「・・・・え?」
「キャハハ!ナンデモナイ!!ナンデモナイッチューネン!!アハハハ!!」
「・・・つー、お前どうかしたのか?口調変わってるし」
「クチョウ!?アッソウカ!シャベリカタカエナイトナ!!アハハ!!」
「カエナイトナ」?どういう意味だ。五人全員そう思った。
「ナンデモナイヨ!ジャアカエロウ!!アハハハハ!!」
「・・・・あんとき死んでたよな」
「・・・ああ、確かに死んでた。でも生きてる」
「ていうかあいつ口調変わってないか?」
「いやそれよりもあの出血で死んでないなんておかしいぞ、絶対」
ギコとモララーは不思議に思ってた。ふつうだが・・・
「アア、ソレトオマエラ、アタイハシンデタナンテオモッテナカッタデショウネ」
「いや、思ってたよふつうあの出血で死なない方がおかしいし」
「アハ!マアドウデモイイヤ!ソレヨリオマエタチ、シネ」
「・・・は?」
「イヤ、チョットオマエタチニハシンデホシカtグボッ」
「わっ!!」
つーがいきなり血を吐いた。
「つ、つー?お前ほんとに大丈夫なのか?」
「チッ、ヤッパシタイハツカイニクイナ」
「死体が使いにくい?どういう意味だ、ふざけるのも程々にしろつー」
「フザケテナンカナイヨ、ソウダ、オマエニシヨウ」
つーがしぃの方を向いていきなり倒れた。
するとしぃも倒れた。
「おいつー!しぃ!どうした!!」
しばらくするとしぃが起き上がって、
「ヘーこいつしぃって言うんだ」
と、しゃべった。
「やっぱ生きてる方が使いやすいわ、あ、そうそうお前等、そいつもう生きてないよ」
「「生きてないよ」って何言ってんだよしぃ」
「ためしに脈診てみればいいじゃん」
「死んでるわけねーだろ、さっきまで元気に喋ってたんだし」
兄者はつーの脈を診た。
「えっ・・・?」
脈がない。
「え?マジで?さっきまで喋ってだぞ!?何で死んでんだよ!?」
「だからあたいが殺したんだって、あ、それとさっきも言ったけどお前達にも死んでもらうからね」
しぃがいきなり包丁を出した。
「え?それつーの包丁じゃ・・・」
「まず一人目」
しぃが兄者の胸に包丁を刺した。
兄者は倒れた。
「わああああああ!!」
「なに叫んでんだよ、うるさいなあ、別にお前達は今は殺んないから心配すんな」
三人は完全にガクガク(((゚Д゚;)))ブルブル状態だった。
しばらくしたら落ち着いてギコが言った。
「・・・おまえが・・・つーを殺したのか?しぃ・・・」
「別にこの体でやったわけじゃないよ」
「だから何だよ体、体って!!」
「なんやお前等、ほんっとに頭悪いなあ、だからあたいはしぃとかいう女じゃないっつーの、あたいは『のー』や、」
「・・・のー?どうして、お前はしぃじゃん、」
「あ~もう簡単にいえば幽霊や幽霊!!」
「幽霊!?」
「そう、幽霊や、知らんか?もうニュースにでてると思うやけど・・・」
「ダダダダダダダダ・・・」
ギコ達はまた逃げた。
「あ~逃げてる!!いいんか!?この女どうなっても知らんぞ!?」
そんなの気にせずギコたちは逃げた。



「幽霊?」
「そう、幽霊」
「何ギコ、あんたボケてんじゃないの?顔でも洗ってこい!」
「いや、だから本当にしぃとあと死んだつーにものーとか言う奴が取り付いたんだって!」
「ふん、ばかばかしい、ていうかギコ、あんた学校は?」
「~~~~~~!!だからじゃあもう幽霊はいいからつーが死んだんだってば!!どうにかしてよ!!」
「つー?つーちゃんが死んだ?ホント?」
「うん」
「じゃあなんでお母さんに言わないの!すぐ警察に・・・場所は?」
「あの肝試しの時の墓」
「うんわかった。あ、それとギコ、あんたフサ君とモナー君知らない?」
「?、休みなんじゃねーの?」
「あの肝試しから帰ってきてないってよ?」
「え?」
「とりあえず学校いけーーー!!」
ギコは玄関から蹴り出された

「・・・どうだった?」
「幽霊のことは信じてくれなかったけど、つーが死んだことは信じてくれて警察に電話してた」
「・・・兄者も・・・死んだぞ・・・」
「あ、それ言い忘れた」
「てめ、兄者が死んだこと忘れるとは何事じゃああー!!」
弟者が怒る。
「それよりしぃはどうすんの?墓場に置いてったままじゃん」
モララーが言った。
「あ、やべえ」
「取り付かれたままじゃなかったっけ」
「だとしたらしぃには悪いけどもう一回あそこ行くのやだな・・・」
「ていうか取り付かれたままじゃやばいじゃん、あの『のー』とか言う霊に何されるかわかんないし」
「でもさー俺は霊なんかいないと思うぞ」
弟者が以外な言葉を言った。
「でも実際いるじゃん!しぃ取り付かれてんじゃん!」
「・・・あれがすべてしぃの自作自演だったらどうする?」
「自作自演で二人も殺すか?」
「あ、そっか・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
三人の中で沈黙が続いた。
「・・・とりあえずまた行くか・・・しぃまで殺されちゃいやだし」
「・・・怖いけど行くしかないな」
「殺されるかも知れないぞ、」
「・・・それはあまり考えないで行こう・・・」
「そうだな・・・」
三人は再び墓場に向かった。



~墓場~
「おい、しぃ~!」
「でてこ~い!」
「しぃ~~~~!!」
返事が返ってこない。
「どこにもいねえな」
「やっぱあいつも『のー』とかいうやつに・・・」
二人が弱音を吐いたとき、
「あは、馬鹿な事やっとるなあ」
「!!」
いきなりどこからか声がした。
「ど、どこだ!!出てこい!!」
「お前のとなりだよ」
「え!?」
ギコはすぐ横を向いた。
「い、いないじゃにか!どこにいるんだよお前!」
「いるで、どこ見とんじゃ、お前ww」
「だ、だっていないじゃにか!どこにも!!」
「ほんとやで~、じゃ、証拠を見せてやる」
「ぐっ・・・・」
ギコがいきなり苦しくなった。
「くっ・・・がっ・・・・・・!」
「おいギコ!どうした!苦しいのか!?」
「そりゃ苦しいわな、首しめてるんだし」
「や・・・・め・・・」
「ろ!!」
ギコが首についてた何かを振り払った。
何かにあたった感触がした。
「痛って!なにも叩くことないだろ」
「?、お前・・・いま俺の首しめてたのか?」
「あたりまえじゃん、そうじゃないと苦しくなるわけないしww」
「・・・・・・・・」
ギコはまた怖くなった。でもできるだけ恐怖を押さえ込み
「・・・お前しぃをどこにやった?」
と質問した。
「さてどこでしょーww」
「・・・ふざけんな!どこにいるか聞いてんだよ!!」
「さーね、もしかしてあそこらへんじゃないの?アハハww」
「・・・あそこらへん?どこだよ!」
するともう返事がかえってこなかった。
「・・・探すか?」
「もしかしてしぃも死んでたりしたら・・・」
「やめろ!それだけは考えるな!」
「・・・わかった。とりあえず探すか」
「・・・弟者、お前兄者も殺されたのにふつうだな・・・」
「そりゃな、だってあいつが生きてた時にはろくなことがなかったからな、どっちかって言うと死んでくれてうれしいかも」
「・・・・・・・・・・・」
ギコとモララーが意外そうな顔をした。
「・・・でもつーと兄者で二人も殺されてんだぞ、それともしかしたらしぃm・・・」
「だからそれだけは考えるなって言ってんだろー!!」
ギコがモララーを蹴り飛ばした。するとその先には、
ピンク色の何かが2人の目に入った。
数分後・・・・・ カッカッ 「し・・・・・・」 「なにやってんのや?」 しぃだ・・・・いやちがう。のーだった・・・・・。 「あらら、あんさんかいな」 とのーがいう。 「うるせぇ」 「しぃはどこいった」 「さぁね」 「まっ、あんさんたちをやるにはちょうどええわ・・・・。」 「なにっ!!」 「グサッ」 「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ」 「くそっ、モララーが・・・・・」 にげるぞ、弟者」 「おう!!!」 「チッちょうどええところで・・・・」 「まぁええわ・・・・こんどやったる・・・・」 翌日・・・・・ ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZzzzzzzzzz 「ギコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 「うわっ」 「母ちゃん!!」 「早くせんかい!!」 「はーい」 ギコは、トーストをかじった。 そのとき・・・・ 『えぇ、昨日、モララーという少年が殺害されており、その前にはモナーさんと、フサさんという少年も殺害されておりました。』 「はあぁぁぁぁぁ?!」 ギコは唖然となった。

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