俺?俺は、ギコってんだ!って誰も聞いてないか。
今からちょっくらゲームに参加してくるからな。楽しみだなあ。
私はしぃ。ギコ君が好きなの。今回ギコ君が遊びに行ってくるって言うから、
私もついてきちゃった。
俺はフサギコ。通称フサだ。今回、大型戦闘ゲームが出来たっていうから
ゲームマニアの俺としたらこんなたまらない事はないったらないったら!
ところで、あいつ来てないだろうな・・・ギコの事だよ。
僕はモララーだからな。フサと同じくゲーム大好きなんだな!で、フサが
これまたいいゲームの情報を持ち出してくるものだから、思わず行く事に
したんだな。
「って何故自己紹介する必要がある!?」
「そうだよ!別に意味ないんじゃないの?」
「もうちょっと計画を立てるんだな!」
ギコが三人から責められている。おそらくスペースの無駄遣いだろう・・・。
「OK、ブラクラGET」
「生きるか氏ぬかの瀬戸際ゲームなのに・・・流石だな兄者」
流石兄弟がやってきた。流石兄弟も今回このゲームにチャレンジするのだ。
実はこのゲーム、ゲーム世界でもし死んでしまったら、現代では数週間
意識が無い状態になる(完全には死なないけど、プレイヤーは知らない設定)。
その為、弟者の言っていた「生きるか氏ぬか」は正解にならない。
「よ、兄者、弟者!今日は頑張ろうぜ!」
「時に、それは当然だ」
その時、係員がやってきた。
「チャレンジャーの皆さーん!そろそろ中に入ってください!」
「あっ、行くみたいだよ!」
「そうだな・・・じゃあ行こっか!」
六人は中へ入っていった。その時モララーがポツリ。
「お前どうすんだ?」
「何をだ?」
「告白♪」
「なっ、何を!」