モナー小説掲示板ログ保管庫@wiki(´∀`*)

モララーの天国生活 (さいたま~)

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

第一話

ここは天国。もちろん、死んだヤツがたくさんいるんだけどね・・・。
「ふあ~あ、ヒマだぁ~」
僕はモララー。4年前に事故に遭ってしまった。でもそれから、たくさんの
友達ができた。じゃあなぜ今ヒマなのかって?それは、友達がみんな
天国の門の門番をしているのでいないからだ。全く、僕も入れてくれよ。
アイツらだけ、ずるいぞ。・・・・・・遠くから、話し声がする。
たぶん、新しく来たんだろう。
「ただいま~モララ~」
コイツは、モナー。さっき言った友達の一人。
「あれっ、ギコは?」
「ギコなら買い物(?)行ったモナ」
「そうか・・・ところであそこの2人は?」
「ああ、あれね・・・。あれは>>1さんと八頭身。異様に>>1さんの事を
追いかけてたら、知らない間に事故ったらしいモナ」
「・・・・・・」
僕は、一瞬絶句した。おいおい、天国はマターリする場所だぜ?
追いかけっこする所じゃねえんだぞ?
「ただいまゴルァ~」
ギコが帰って来た。ギコも友達の一人。モナーと僕とギコとで暮らしていて、
ギコは家事係、モナーが仕事係。僕は・・・特にやる事が無いな・・・。
だからヒマなのか・・・。初めて気付いた。僕って馬鹿だな。まあ、
追いかけっこの生活でも楽しくていいか。このとき、まだそう思っていた。

第二話

「うわあ~ん、キモイよ~」
「>>1さぁ~~ん、どこまでも追いかけるよぉ~~」
「だからって天国まで来なくてもーーー!!!!」
確かに、追いかけ回してる・・・。
「お~いモララー、テレビゲームしないかあ?」
おいおい、そりゃ確かにやりたいけどさあ、ここは天国だぞ?シャバじゃ
ねえんだぞ?テレビゲームなんてできるわけないだろ。少しは考えようぜ。
ギコさんよお。・・・・・・・・・って、つながっちゃったよ!
どーなってんのよ?このゲーム?・・・いかんいかん、性格が変わってしまった。
という訳で僕は、ギコに聞いてみた。
「ねえギコ、なんでこのゲームつながるの?」
「下のしぃから電波もらってんだゴルァ」
僕は、また絶句した。電波もらってまでしてゲームするかな?普通しないよね。
まあ、仕方なくすることになったんだけど。

数時間後、やっと終わった。僕はすぐに寝た。なのに、ギコは帰って来た
モナーと元気に遊んでる。最初からそうしてくれよ・・・そしたら僕も
遠慮なく出来たのにさ。全く、ギコったら。

第三話

今日も僕は、>>1さんと八頭身の叫び声によって目が覚める。
あの二人って、一体何時におきてるんだろう・・・。一回知りたい。
「それじゃ、行ってくるモナ~」
「お~。じゃあな~」
モナーが仕事に出た。やっぱり僕はヒマだ。やる事といえば、ただ単に
パソコンをいじくり回すだけ・・・。しかしそんな時、あるAAが僕のところに
やってきた。
「アヒャ!モララー、オレノパソコンナオシテクレ!アヒャヒャ!」
「パソコン?どれどれ・・・」
コイツは、つー。昔、大規模な殺人事件の犯人として死刑になった奴だ。
しかしそういうヤツは、門で心を洗浄してからここにやってくる。
おっといけない、今はコイツのパソコンを修理しなくちゃな。
「お~い、出来たぞ~」
「アヒャ、デキタカ?・・・ナオッテル。スゲエナオマエ!ジャア、コレ
オレイナ!ンジャナ!アヒャ!」
「え、お礼・・・?何の事ー?」
つーは、もう見えなかった。僕の手を見ると、五千円札があった。
実はここ、日本と同じ通貨なんだよ。
「これだ・・・見つけたぞ。僕の仕事を!」
幸いにも僕は、メカにはめっぽう強かった。小学生のころ、コンピュータ室の
パソコンの一台が動かなくなった時、僕は先生の力を借りずに一人で直した
事もあったから・・・。
「ただいまモナ~」
「お帰り~。あのさ、俺、仕事見つけたから」
「え・・・えええええええええええええええーーーー!!!!」
「マジかよゴルァーーーーー!?」
やっぱりみんな驚いた。そりゃそうだよね。三人の中で唯一のヒマ人だった
僕が仕事を見つけたのだから。この瞬間って、案外快感だよね。

そして、数日後、僕の仕事はズバリハマった。連日二百人は当たり前。
こりゃあヤバイな。でも楽しいし、いいか。
その夜の晩メシの時・・・。
「お~いギコ、ごはんまだモナ~?」
「腹減ったぞぉ~」
「分かった分かった。もうすぐだから待ってろって」
ピンポ~ン・・・。
「あ、来客だ。今俺手離せないからさ、どっちか行ってくれる?」
「はいは~い」
結局、僕が行く事になった。モナーのやろー・・・覚えとけよ・・・。
僕は、ドアを開けた。すると外にいたのは・・・。
「あ、モララー君、久しぶりだね」
「!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
し・・・しぃちゃん!?何でここに?
「な・・・・・・何で?どうやって?」
「うん、死んじゃったの。踏切事故で。だからよろしくね!」
やっぱり絶句しちゃった・・・。モナーとごはんの出来たギコがやってきた。
二人とも絶句した。
「しぃ!?」
「モナが門番やってる時は来なかったモナよ!」
しぃちゃんの話によると、こっちに来たのは夜の七時三十分くらいらしい。
(ちなみに今は、夜の九時)その後、いろいろな人に聞き込みして
この家を探し当てたらしい。すごい精神力・・・。とうてい僕は及ばないな。

第四話

今日で仕事は五日目。もうすっかりなれた。休憩時間に門を見てみたら、
誰かいた。何?白にちょっと黒?誰だ?・・・僕は行ってみた。
「え~と、あなたの名前は・・・・・・あ、モララー。どしたモナ?」
「いや、今休憩時間だからさ、ちょっと門のほうのぞこうかなあなんて」
「のぞくのはいいけど、脱出しちゃダメモナよ。モララーはウチの大黒柱
なんだからモナ」
僕って知らん間に大黒柱になってたのね・・・。早く教えてくれぇ。
ところで、そこのAAはダレ?と、僕は聞いてみた。
「ああ、この人?この人はおにぎり君モナ」
「おにぎりです。よろしくワショーイ♪」
や、やけに明るい人だな。
「三人でワショーイの練習してたら、僕だけつまづいて落ちたワショーイ」
動機もペラペラしゃべるか。しかもつまづいて・・・。一体どこで
練習してたの?
「そうそうモララー、おにぎり君の家は僕らの家の隣モナ」
そうなのか。楽しみ半分、不安半分って所か。何しろ何しでかすか
分からないからな。下手すると八頭身くらいだからな。
そして・・・僕の予感は見事に的中した。・・・不安が。
「きもいよーーーーーーー!」
「>>1さああああああああん!!!!!」
ここまではもう慣れた。でも・・・。
「おにぎりワッショイおにぎりワッショイおにぎりワッショイ!!!」
この瞬間、訴えなきゃって思った。本気の本気で。だってやかましいんだもん。
「だーーーーーーーーー!!!うるさーーーーーーーーい!!!!!」
ついに言っちゃった。でもみんな無視してるし。それどころか、
「も~モララー何モナ~?」
「俺、まだ眠いからさあ、静かにしてくれゴルァ」
二人に叱られる始末。しぃちゃんは寝てたからよかったけど・・・。
え?迷惑を訴えた時の僕の声のほうがうるさかったって?

第五話

あんまり外がやかましいので、目覚まし時計を買った。
>>1さんと八頭身は慣れたけど、おにぎりは慣れてないからな。
さあ~て、今日も仕事するかあ。と思ったその時、前からモナーがどたどた
走ってきた。
「あ、モナー。どうしたの?」
「どうしたもこうしたも!ギコが風邪こじらしたモナ!」
「なにをーーーーーーーーーー!!!!!!」
ギコが風邪ひいた。僕が家の大黒柱だってモナーは言ってたけど、僕は
ギコが大黒柱だと思う。ま、稼ぎは僕が一番だけどね。
(言っちゃダメでした?)
「今はしぃちゃんが看病してるから部屋に入ったらダメモナ。しばらくしたら
お医者さん呼ぶモナ」
「俺が呼んでこようか?」
「ほんと!?助かるモナ~。流石モララーモナね」
俺は医者を呼びに行った。

数週間後、ギコの風邪は無事に治った。どうやらインフルエンザの兆候が
見られていたらしく、もう少し遅かったら命に関わっていたそうだ。
「良かったモナ~」
「心配しちゃったよ・・・」
「ヤバかったんだからな!」
俺たちだけじゃなくて、近所のみんなもお祝いに来てくれた。
「ありがとうなゴルァ!」
これだから、天国って良いんだよな・・・。

第六話

ジリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・
「ふあ~い・・・」
今日は珍しく、>>1さんと八頭身、さらにおにぎりまで静かだ。
こんな嬉しい日なんて、年に数日あるかどうか。
「おはよ~」
僕は下に降りる。四人の中では僕が一番遅起きだ。
「お、今日は少し早いなゴルァ」
「>>1さんと八頭身は?」
「ああ、あの二人ね。あの二人は・・・あ、そうそう、門番の
仕事だってさ」
そうなんだ・・・あの二人も門番の仕事するんだ。見なかったけどな。

次の日・・・。
「今日もキモイよーーーー!」
「>>1さああああああああああああああああん!!!」
「おにぎりおにぎりワショーイ!」
あ~やかましい。せめてもう一日静かにしてくれないかな・・・。
あ、そうか。もう一日もう一日って伸ばしてるうちに癖になるからかな。
そしたらワショーイとか追いかけっことか出来ないもんね・・・って
あの三人の気持ちになっちゃだめじゃん。

第七話

「さいたまさいたまさいたま~!!」
「さいたまさいたま!」
「さいたま~!」
朝からずっとこれだ。流石のギコやモナーもイラついている。僕はもっと
イラついているけど・・・。
それでも「さいたま」とやらがまだ終わらないので、とうとう文句を言いに
行った。
「お~い、そこの人~!ちょっとうるさいんですけど~!?」
ホントはちょっとどころじゃないんだけど・・・。
「何だサイタマ?サイタマがじゃまかサイタマ?」
「まあまあ左、そう言わないでサイタマ」
「右の言う通りだサイタマ。そうだ、このさいだからみんなでさいたま
するサイタマ~!」
「それはいいアイデアだサイタマ!流石太陽だサイタマ!」
ちょいちょいちょい待てい!何で俺までさせられなきゃならねえんだよ!
と、いうわけで話は数日前にさかのぼる。

僕がいつものように仕事の休憩時間に門に行ってみたら、モナーが気絶してた。
「モナー!?どうした~!?」
「う~・・・あ、モララー。それよりもアレを見てモナ」
「アレ?・・・ってヲイ!何ですかー!!!!」
僕が向こうを見ると、例の三人が「アレ」をやっていた。
「さいたまさいたまさいたま~!」
「さいたまさいたま!」
「さいたま~!」
やってたってわけよ。モナーの話によると3時間はかかったんだと。
どうやらクックルに殴られまくってこっちに来たらしい。僕もクックルには
散々ボコボコにされたからな。ときどきギコまで殴られてたって・・・。
気持ちが少し分かった・・・って分かってたまるか!

そして数時間後・・・。
「さいたまさいたまさいたま~!」
「さいたまさいたま!」
「さいたま~!」
ここまではいいよな。ところが・・・。
「さいたま~!」
「さいたま~!」
「さいたま~!」
僕もモナーもギコもやられちゃったよ。はあ・・・しんど。

第八話

「おはようさいたま!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「あれ?みんなどうしたさいたま?・・・あっ!」
第七話のさいたま地獄から一週間が過ぎた。影響は僕が一番大きかったらしく、
後遺症が治っていない。どうしよう・・・。
「なあギコ、これどうしようか?」
「そうだな、ちょっと医者に電話してくるゴルァ」
聞けるのかよ。
「モララ~そろそろ朝ご飯だぞモナ~」
「あいよー。あれ?しぃちゃんは?」
「しぃちゃんなら朝早くから門番の仕事だモナ」
そうなのか・・・ならお前も行ったほうがいいと思うが・・・。
「モララー!分かったぞゴルァ!」
おいおい、聞けたのかよ。
「という訳で、治す方法は・・・」
聞け、人の話を。つーか先延ばしするなよ。
「かなり強い衝撃を与えたらいいんだそうだ」
「フーン・・・っていかんいかん、流石兄弟になっちまった」
「でも、強い衝撃ってどうやって与えるモナ?」
確かにそうだ。天国は死人が安心して過ごす場所。暴力なんてもってのほか
なのだ。
「う~ん・・・そうだ、クックル先生に治してもらおう!」
って、待て待て待て待て待て待て待て待て。俺は嫌だぞ。
「今クックル先生いるモナ?」
「たぶんいるだろ。電話して来てもらおう」
無視しないでくれー。冗談じゃないぞ。

そうこうして一時間後・・・。
「こんにちは。さいたま病の治療に来ました」
止めてくれ。お願いだから止めてくれ。

ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ!!
「ぎゃああああああああああ!!!!!」

一応、僕のさいたま病は治ったんだけど、その後一週間寝込みました。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー