MI作戦概要6(AL作戦)

[AL作戦](『戦史叢書(43)ミッドウェー海戦』p91)

昭和17年5月1日 第二段作戦図上演習(p89)

5月1日から4日の四日間、戦艦大和艦上において第二段作戦図上演習を実施
<アリューシャン作戦の問題点>

 

 

[AL作戦]
・アリューシャン方面に関しては作戦資料が乏しく、予め水上機母艦を派遣して、
 列島西部の攻略予定地の飛行偵察を行うことになった。
・また作戦開始に先立ち、潜水艦により列島及びアラスカ要地を偵察監視することにした。
・敵兵力は列島東部とアラスカ南部を拠点にしていると判断されていた。
・聯合艦隊は、北方部隊進撃中は北千島からの飛行哨戒(飛行艇)で警戒に当たらせること
 にしたが、航続距離の関係から届かず、霧により哨戒が十分に行えないことが予想された。
 すなわち攻略作戦期間中の知敵警戒は、水上部隊自体で行うしかなかった。
・キスカ攻略後は直ちに飛行艇を進出させ東方海面の哨戒を開始させることになっていた。

 


[アリューシャン要地攻略要領]
・アリューシャン列島の東部に敵の軍事施設、兵力配置されており、西部には兵力配置はない
 とみなされていた。
・そこでまず、強力な根拠地であるダッチハーバーに、空母基幹部隊をもって奇襲し、その
 蠢動をを押さえ、空母と潜水艦で東方を警戒しながら、西部要地の攻略を行う。

・攻略日(N日)には、海軍部隊がキスカ島を占領、
 陸軍部隊はまずアダック島に上陸して軍事施設を破壊後に撤退、アッツ島に上陸占領する。
・この間、空母部隊(第二機動部隊)と戦艦部隊(第一艦隊)はこれを支援する。
・アリューシャン方面は、キスカ島の防備に重点を置き、飛行艇や水上偵察機を
 進出させ、防備を急ぐ。輸送は北方部隊(第五艦隊)に担任させる。
 

 

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月14日 14:31
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。