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ランプ (擬古)

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
あぁ・・・いつから人を信じれなくなってきたんだろうな
俺はいつまでもこの暗い洞窟を歩き続けている
片手には一本のマッチしか入っていない箱、そしてもう片方には「ランプ」
こいつをつけるのに俺はずっと躊躇っていたんだ
これをつければ・・・・、大切な何かが吹き飛ぶかもしれない
そう言いながらも、もう大事なものなんてすべて落としてきたんだけどな
このポケットの穴が俺の心の穴なのかもしれないな
そろそろ終わりにしようよ、なぁ・・・

突然目の前が明るくなりそこに一人の男が立っていた
「ハローハロー気づいてくれたか、それはよかった」
俺は動揺を隠せずこう叫んだ
「だ、だれだお前!!?」
すると
「俺かい?、俺は君の心のランプさ、ずっと君を見守っているランプさ!」
「さぁ、もういいんじゃないか?決心したんだろ、さぁそのランプに情熱の火を!」
しかし俺はついこう言ってしまった
「無理だよ、俺にこれをつける勇気なんてない」
「俺はここで朽ち果てるしかないんだ、仕方がないんだよ」
「いきなりランプをつけろとか言って、お前みたいな見ず知らずの男に何が分かるんだ!!!!」
するとランプはこう叫んだ
「君は、俺だよ」
わけが分からなかった、しかしその瞬間またもとの場所に戻った
俺はどうすればいいか分からなかった、けどあの時確かに俺は・・・俺は
小さく震える手にはマッチ、今にもランプに火をともす
もう何も考えてはいない、これがはじまりなんだ、すべての
今からでも遅くない、すべてを拾いにいこう、大丈夫、きっと大丈夫!

いまにもマッチは芯に触れる

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