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恋の行方・・・ (さいたま~)

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匿名ユーザー

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「ギコ君、遅いよー」
「悪い悪い、ちょっと寝坊しちまって」
「ちょっとじゃねえっての!」
この三人は、しぃ・ギコ・フサギコである。フサギコは通称「フサ」と
呼ばれている。
「なあギコ、お前まだ告白しねえのか?」
「そ、そりゃまあしたいけどさ・・・お前がいるからできねえんだって!」
実はギコは、しぃが好きなのだ。逆もだけど。
「そうか・・・なら俺は見守る立場になるぜ。頑張れよ」
「お、おい!フサ!・・・ったく、しょーがねえなあ」
「ギコ君、待ったー?・・・あれ?フサ君は?」
「ああ、あいつか。あいつなら何か用事があるとか言ってどっかに
行ったぞ」
「そっか・・・仕方ないか。じゃあきょうはいっぱい遊ぼっか!」
その後、ギコは散々振り回されたという。

その日の夕方。
「じゃあね。ギコ君」
「また明日な」
いつもの交差点で二人は別れた。だがここからいつもと違った。
「うおらああああ!!!どけえええええ!!」
「しぃっ!」
キキイーーーー・・・・・・バン!!
「しぃ!!」
ギコはすぐさまトラックの運転手に詰め寄った。正体は友達のモララーだった。
「お前!・・・」
「モララー!何て事をしてくれるんだ!」
どこかにいったはずのフサまで駆けつけた。
「ってかギコ!しぃのほうに行ってやれ!こいつは俺がやっておく!」
「ああ、分かった!」





「ぎ・・・・・・こ・・・君・・・・・・」
「しぃ!しっかりしろって!しぃ!」
病院でも懸命の治療が行われた。しかし彼女の心臓は・・・。






















静かに―――――――――――――














動くのを―――――――――――――














放棄した―――――――――――――




翌日・・・
「雨か・・・」
「そうだな・・・」
ギコとフサは空を見ていた。気のせいか、雨雲が笑っているように見えた。
泡になって溶け出した 雨の朝・・・。
そう、ギコ達の恋は、事故という最悪の形で泡になって溶けた―――――。

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