モナー小説掲示板ログ保管庫@wiki(´∀`*)

†破壊の翼と守護の翼† (ゆう)

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
第一話  「記憶喪失の少年」


音が聞こえてきたキレイなオルゴールの音が――

黄色のAAは目が覚めた
まるで深い深い眠りからでも覚めた様にだるかった

そのAAは自分がなにをするのかを思い出そうとした

「えっ・・・思い・・・出せない・・?」

AAはもう一度良く考えてみたが何も分からない
自分の名前も 自分が何者なのかも

「ここはいったい・・?俺は誰だ・・?」

「あら、目が覚めたのね」

声がした 見るとそこにはピンク色のAAがいた

「気分はどう?」

「あの・・?ここは・・?」

「ここは私の家よ私はしぃっていうの。あなたは?」

「分からない・・なにも・・思い出せない・・」

「じゃあなんで自分が空からふってきたのかもわからないのかな」

「えっ?!空から?!」

「そうよ。そこを私が助けたのよ」

「・・・ありがとう」

「ほら!元気だして!記憶がないんだったらまた新しい記憶を作ればいいじゃない私の街を案内してあげる!キミのことなんてよんだらいいのかな?」

「・・・あれ」

「ん?あの本?これは破壊の翼と守護の翼を持つ者が戦ったということが乗っている本なの。・・・そうだ!キミ破壊の翼にあやかって『ギコ』ってどう?」

「ギ・・コ?なんで?」

「破壊の翼を持つ者の名前がギコ・ハニャ―ンって名前だったんだって」

「ハニャ―ン・・変な名前・・」
ギコは苦笑いをした

「お、やっと笑ったな」

しぃも笑った

「じゃあ私のすんでいる街を案内してあげる」

そういってギコの手をひっぱった


第二話  「黒い翼」


「ほら、ここが私の住んでいる街AAシティよ」

しぃはギコに街の中を案内した

「私の友達も紹介するね。こっちはフサ君、あっちはモナー君、それにモララー君よ」

「うわぁぁん!!キモいよーー!!」

「ハァハァ・・>>1さーんまってぇー!」

「・・・あれが>>1さんに・・八頭身君よ・・・;」

「おす!お前記憶喪失なんだってな」

「よろしくモナ」

「お、おう・・」

ギコはぎこちない声で言った

しぃはいろんなことを教えてくれたが、自分のことは一切語らなかった
そんなある日のこと、ギコは夢を見た
なにか、黒い者が自分の中に入ってくる――
ギコは驚き、目が覚めてしまった。そしてベッドの横には

「黒い・・羽根・・・?」

ギコはその羽根を拾った
するとギコは頭が割れるように痛くなった

「ぐっ・・が・・ぁ・・!!」

あまりの痛さに声が出なかった
ギコは意識を失いそうになった。その時

「To find my light To defend an important person What fate waits 
I do not give it up.」

どこからか歌が聞こえた
そうあの時オルゴールと同じ曲

「私の光を見つけるため 大切な人を護るため どんな運命が待ち受けていようとも 私は諦めない―」

するとあの頭痛が消えた

「ハァ・・ハァ・・なんだったんだ・・」

そして頭痛と一緒にあの黒い羽根も消えていた

窓の外には月明かりが照らされていた――


第三話  「翼を持つ者」


「あの歌―どこかで聞いたような・・」

ギコは昨夜のことが気になっていた

「おはよ!ギコ君」

しぃの声でギコはやっと現実にもどった

「えっ?あっ、おはよう・・」

「どうしたの?ギコ君らしくないよ」

「い・・いやなんでもない・・」

ギコは昨夜のことを話そうかと思ったがやめた

「今日はみんなで集まろうって約束してたでしょ?」

そう、今日はみんなが知っている話をもって集まろうという集会の日だった

「しぃはどんな話なんだ?」

しぃは意地悪っぽく笑った

「私?まだナイショだよ」

「おーい!ギコー!しぃー!遅いぞー!」

「悪い!」

「じゃあメンツもそろったことだし、そろそろはじめるか!じゃ、まずしぃからな」

「うん。あのね昔『破壊の翼を持つ者』と『守護の翼を持つ者』が対立してたんだって。その破壊の翼を持つ者は名前の通りこの世界を破壊しようとたくらんでたんだって。それを阻止しようと守護の翼を持つ者がその悪事を止めようとし、両者相打ちになり、結局その破壊の翼を持つ者の破壊はとめられたんだって」

「へぇ・・・おもしろいね」

「破壊の翼を持つ者の翼の色が黒で守護の翼を持つ者の翼の色が白なんだって」

それを聞いてギコはドキッとした

(もしかして・・・昨夜の羽根の正体は・・)


第四話  「破壊の影」


「う・・・ん~・・朝か・・」

ギコはいつものように起き、カーテンをあけようとふと、窓の外を見た

「・・・・?!空が・・・真っ暗・・?!外が・・荒地・・・?!」

空は闇に包まれたように暗く、外は岩がたくさんある荒地のようだった

「そんな馬鹿な・・」

ギコは急いで外に出てみた
すると空に黒い色のものとピンク色のものが浮いていた

「・・・あれは・・しぃ!?」

そのすがたは間違いなくしぃだった そしてしぃには白い翼があった

「・・・ミツケタ・・」

黒いものが言った

「・・・?!あ・・ギコ君!?」

「しぃ!なんなんだ?!これは!!?」

「ギコ君ーー!!逃げてーーー!!!殺されちゃうわよ!」

ギコにはしぃの声が届かなかった

「ジャマダ・・・オマエハアトダ・・」

「ギコ君を殺させはしない!」

「ドケ・・・」

黒い者の手から黒い物体がだされ、しぃにあたった

「きゃああ!!」

「しぃ!!・・ぐっ・・・!!!」

ギコの頭に激痛がはしった そうあの時と同じ何かが自分のなかにはいっていくような、そんな感覚がした

「・・・!?ギコ君?!」

ギコの姿は黒い翼があり、顔はギコでも身体は真っ黒だった

「ヤハリコノカラダハイイ・・ワレハカンゼンナルスガタニナッタノダ・・」

「そんな・・・まさか・・ギコ君が・・?」

「サテ・・オマエモキエテモラウ・・・」

(ギコ君・・)

突然しぃの周りが光りだした

「ギコ君・・・たとえ・・貴方が破壊神だとしても・・・私は貴方を助けたい!」

しぃの翼から光の珠が放出された――


第五話  「護る」


「ナ・・・ナンダアノヒカリハ・・・?!」

「ゴメンね・・ギコ君・・ちょっと我慢してね」

しぃの翼に集まった光の珠がいっきにギコに向かった

『  バシュ  バシュ  』

「コンナモノアタラナイ・・」

「くっ・・・あたらない・・」

光の珠は次々によけられた

「ウットウシイ・・・」

ギコの手から黒いものが放出され、しぃに向かっていった

「きゃぁぁぁ!!」

しぃにダイレクトにあたってしまった

「キエロ!」

またもやギコの手から黒いものが放出された

(こんなところで・・・)

「My light also Your light also It is surely found.  I keep waiting until that time.I am believed. 」

「私の光も君の光もきっと見つかる その時まで私は待ち続ける 自分を信じて――」

「?!ヤメロ・・・!」

するとギコが苦しみだした

「ヤメロォォォ!!!」

『  カッ  』

ギコが光りだし、黒かったのにいつものギコに戻っていた

「ギコ・・・君・・!」

しぃはギコを家まで連れて行った

「ギコ君・・・」

「しぃ・・・俺が・・・みんな・・を・・護るか・・ら・・」

(ギコ君・・・)

「だ・・から・・そばに・・い・・て・・」

しぃの目からは涙が流れていた

「・・・ゴメンね・・でも・・私は守護神だから・・戦わなくちゃいけない・・だから・・行かなくちゃ・・」

しぃはギコのほほにキスをし、家をでた

「護るんだ・・・君も・・この世界も・・・」


第六話  「破壊神 ギコ」


(ギコ君は敵・・・だけど・・・)

しぃは考えこんでいた

(しぃ・・・行かないでくれ・・俺は絶対君のこと護るから・・)

『ホントウニソウオモッテイルノカ?』

(おまえ・・だれだ?!なんで俺の中に・・・!)

『ワレトオマエハコノセカイヲハカイスルタメニソンザイスル・・』

(?!どういうことだ!?)

『オマエハハカイスルタメダケニソンザイスル・・・マシテヤオマエノテキシュゴシン・・【シィ】トイッタカ・・・マモルナンテ・・』

(?!しぃが!?俺が?!嘘だ・・・)

『ジャァナゼワタシハオマエノタイナイニイル?』

(護るって・・約束したんだよ!そんなの嘘だ!)

『オマエハシュゴシンヲタオシ、コノセカイをホロボスタメニウマレテキタノダ』

(俺が・・?みんなを・・・しぃを殺すために生まれてきた・・?)

「嘘だ!!」

ギコは目を覚ました

「俺が・・・?・・・しぃ!」

そこにはもうしぃはいなかった

しぃは知っていたのかもしれない
ギコが破壊神だってこと 避けられない運命だってことを

「しぃ・・・みんな・・・」


第七話  「守護神 しぃ」


(ゴメンね・・・ギコ君)

しぃの目からは涙があふれていた

「神様・・・どうして私とギコ君なの・・・?これは避けられない運命なの?」

しぃは自分の運命をなげいていた

「・・・そうだあの本・・!」

しぃは最初にギコが見つけたあの本を思い出した

「あの本に・・なにか書いてあるかもしれない・・」

_______________________________

「しぃ以外のみんなは大丈夫だろうか・・・」

ギコはみんながいつも集まる場所『草原の丘』へ行ってみた
いってみるとそこは草原なんかではなくただの荒地だった

「!やっぱりいた!」

そこにはフサも、モナーも、モララーもみんないた

「よかった・・・ぶじだったんだn・・」

ギコは急になにかに操られるような感覚がした

「お、ギコ!お前ぶじだったのか~。よかったなぁ~。」

フサが話しかけてきた

「お前ら・・逃げろ・・・」

ギコは小さな声で言った

「は?聞こえないモナ」

モナーが言った

「逃げろぉ!!」

ギコは叫んだ
同時にものすごい力がオーラとなって表れた

__________________________________

「・・・!あの黒い光は・・・ギコ君?!」

しぃは急いで丘へ向かった


第八話  「破壊のチカラ」


「な・・?!どうした!?ギコ」

モララーが言った

「なんか・・・やばいような気がするモナ・・」

モナーは後ずさりをした


『ミンナコワセ』

(やめろ!)

『ソレガホンライノオマエノスガタダ』

(やめろ!)

『コロセ!』

(やめてくれ)

『コロセ!!!!』

「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!」


『カッ   ドゴォォォン!!!!!!』


ギコの手から黒い光が閃光となってフサたちに向かっていった

「うぉぉぉ!!あっぶねー。何すんだよギコォ!!!!」

フサ達は間一髪でよけたようだ

「フサ・・・何かおかしい・・・」

>>1が言った

「・・・・俺は今・・何を・・・・?」

ギコは自分のやったことが信じられない様子だった
そしてまたもやギコの手の黒い光が閃光となった

「うわぁぁぁぁ!!!」

『  ドォォォン!!!  』

閃光があたった

「・・・・え・・?僕生きてる・・・?」

>>1は自分の上に何かがおおいかぶさっているのに気がついた

「あ・・・・は・・八頭身!!!」

八頭身が>>1の上にかぶさって閃光をまともにくらっていた

「ゴメンね・・・>>1さんは嫌がると思ったけど・・・」

そう言って八頭身は倒れた


__________________________________

「急がなきゃ・・・みんな死んじゃう・・・」

しぃは空を猛スピードで飛んでいた
あの時の白い羽根があった

(ギコ君・・・だめ・・)


第九話  「避けられぬ戦い」


「八頭身ーー!!!」

>>1が叫んだ

「何でだよ・・・・いつもはキモいくせに・・・」

>>1はぼそっと言った

「>>1さんを護りたいから・・・氏なせたくないから・・」

八頭身は言った
そのまま声は途切れた

「みんなー!!よけろー!!」

ギコが叫んだ

「!くるぞ!よけろ!」

モララーが叫んだ

『  ドォォォン   』

みんなかろうじてよけた
が、そのすさまじい爆風で吹き飛ばされてしまった

「フサ!>>1!」

モナーが叫んだ

「なんだ・・・俺が・・やったのか・・?俺がみんなを殺した・・?」

ギコは言った

『オマエハデテクルナ・・』

(またお前か!いいかげん俺の中から消えろ!)

『タトエワタシガオマエノナカカラキエタトシテモオマエハハカイシツヅケル。コレハウンメイダ』

「うるさい!消えろよ!」

ギコが叫んだ


「待って、ギコ君!やめて!」


声が聞こえた

「しぃ・・・・?どうして・・それに・・その翼・・」

ギコは驚いて聞いた

『アヤツガワレワレノシュクテキ“シュゴシン”ダ!!!』

(しぃが・・敵・・・)

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ギコはさっきよりも強力な黒い閃光をしぃに向かって放った

「くっ・・・!!」

しぃは閃光を避けようとしたが翼にあたってしまった

「お願い・・・ギコ君・・!やめて・・!」

しぃはボロボロの翼をひろげて言った


第十話  「しぃの世界」


「しぃ・・・みんな・・・俺は・・いったい・・」

ギコはつぶやいた

「・・・私はギコ君と戦いたくない・・でも・・みんなを護らなきゃ・・・・   ゴメンね・・ギコ君・・」

そう言ったしぃの翼がいっそう光りだした

「・・・しぃ・・」

しぃは翼を大きくはばたいた

「・・・光の力・・・シャインクロス!!!」

しぃの翼から光がでて、ギコを包み込んだ

(お願い・・・元のギコ君に戻って・・・)


『イマコソオノレノシンナルチカラヲトキハナテ!!』


(なんなんだ!お前はいつも俺の邪魔ばっかりしやがって)


『カクセイセヨ!!ハカイシン【ギコ・ハニャーン】』


「う・・・うわぁぁぁあぁあああ!!!!!!!」

ギコを包み込んでいた光が闇に包まれてしまった

「そん・・・な・・」

しぃはギコの変わり果てた姿に驚いて・・・いや・・恐怖心といったほうがただしいだろう

「殺す・・・全てを・・壊す!!」

ギコの手から怪しい黒い光が現れ 閃光となった

「きゃぁぁぁ」

しぃは閃光をうけて吹き飛ばされた

「おわりだ・・氏ね・・」

ギコの手から黒い光が現れた

「・・・やっぱり・・私にはできないよ・・私が護りたいのは・・この世界じゃなく・・ギコ君や・・・みんなだから・・」


第十一話  「約束」

まがまがしい閃光がしぃに向かう

『ドガァァァァァァン!!!!!!!!!』

あたり一面は跡形も無くなっていた

「氏んだか・・・」

すると煙の中から何かがこちらに向かってくる
しぃだ

「ふん・・・あれでよくよけられたものだ・・」

ギコは身体をしぃの方に向け、剣をだし、構えた

『フュッ』

しぃが煙の中から姿をだした

『ドシュッ』

血が流れ落ちる

「・・・なんでだよ・・・なんで避けないんだよ・・・しぃ!」

しぃの腹にはギコの剣が深く刺さっていた

「どうしてだ!お前なら・・あのくらい避けられただろ!」

ギコは血まみれの拳を握った

「・・・やっぱり・・できないや・・・ギコ君を倒すなんて・・・そんなことしたくない・・・」

しぃは涙を流しながら言った

「・・・しぃが犠牲になったって・・もう俺自身でも俺の中の闇を止められない・・・それに・・この世界だって・・・・もう戻らない・・・」

するとしぃの身体が光りだした

「最後の力で・・・この世界を・・・そして・・・ギコ君・・貴方も・・」

しぃは光るにつれ、身体が薄くなっていった

「しぃ!逝くな!」

ギコはしぃに触ろうとした
が、もうしぃには触れなかった

「約束・・・私がいなくても・・笑っていてね・・・また・・・会おうね・・」

『カッ!!』

するとさっきまで荒地だったのがいつもの草原に変わった
そのやさしい光がギコを包み込んだ


最終章  「終局そして・・・」

「あ・・・れ・・?俺達なんでこんな所に・・?」

気がつくとフサ達はもとの草原にいた

「あれ・・・なにか・・忘れているような・・・なんだかここがとても懐かしい気がしてくるモナ・・」

八頭身も>>1もモララーも・・みんないた
ただギコとしぃを除いては・・・

「まぁいいか・・よし!みんな遊ぼうぜ!」


『What will you see in the future? Even sadness, tears, and pleasure : though are.   Because it is evidence that you are alive  Without giving up living  
It is possible to hold out because there is an important person.』


たとえ君が他の人にどんなに嫌われても
私は貴方を愛し続ける

「ありがとう・・しぃ・・・」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー