クロガネ全話ダイジェスト2

11本目 「開幕」

213 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2011/11/10(木) 11:13:27.49 ID:Bbz2pw8mO
11/3は全日本剣道選手権でした!!多分テレビで剣道が見れるほぼ唯一の機会です <春人>

11本目「開幕」
試合当日区民体育館の前で佇むヒロト。緊張して早く着きすぎた
ヒロトと主将を除く他のメンバーは電車で移動中。ローカル剣道誌を読みながらおしゃべり
落陽は秘匿主義なのか情報なし、白零期待の新人大狼について野獣みたいな奴だったとシドウ評
2番目到着の神宮主将、緊張した面持ちのヒロトを変顔で笑かし、更にありがたい言葉で励ます
主将も昔は弱かったらしい。この人は弱い人の気持ちを知っているから主将なんだな
白零レギュラーは車両入口からバスで入場。夜鷹さん、なんで桜夏なんか呼んだんスか
去年の神宮なら問題ないが戦うたび迫って来るのを感じる進化する選手だから見ておきたい
電車組が着いて桜夏も全員集合、ヒロトの左手に変な布が巻かれてるのに気づく一同
桜一刀流の神髄である返し技を活かすためにさゆりが授けた秘策だとか
何か企んでるな、うしろ任せたぞと相変わらずのシドウ。行くぞと主将が牽引して次回へ続く

詳細
+ ...
601 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2011/11/12(土) 08:15:24.65 ID:T7lpBI9G0
試合当日―
区民体育館の前にぽつーんといるメガネとモッピー
モ「なんだオメー 単騎でぶっこむのか?」
メガネ「はっ…早く着きすぎたんだよ!!その・・・緊張して」
その手のひらはどう見ても精子です本当にありがとうございました。
贔屓目に見ても鼻水です。詳しくは本誌で

場面変わって電車。KENDOUという雑誌を読んでいるババパン
ババ「「高校剣道」春シーズンいよいよ開幕―― 当編集部は今年も各強豪に取材を試みたが」
   「王者落陽の情報は一切得られず・・・ ふーん・・・変わったとこなのね― 落陽って」
クラウド「何だソレ」 ババ「学生剣道のゴシップばっかのローカル剣道誌よ!!私の愛読書!!」
クラウド(ウワサ好きだしな・・・) ふぁ・・・とあくびをするクラウド相変わらず(ry
ババ「落陽の情報は一切でてないけど・・・ 白零の特集はあるわよ!」
ババ「言わずと知れた”剣聖”夜鷹を中心に、他校なら間違いなくエース級の三年烏堂
   童子(多分キューブ)、鎧坂(多分モミアゲ)の二年コンビも昨年より剣に磨きをかけ―」
   「更に大物ルーキー大狼の加入により磐石の布陣…今年こそ落陽の対抗馬となるか!?
   ・・・だって!」
クラウド「大狼か」 ババ「知ってるの!?」 クラウド「…お前東京だろ 覚えてないのか」
クラウド「都大会の決勝はいつも俺とアイツだった」 ババ「ああ―!名前はなんとなく・・・」
ババ(元東京二位の剣士・・・ シドウ君のライバルってことかな ちょっとかわいいかも)
ババ「どんな人だった?」
クラウド「・・・強い  野獣みたいな奴だった」
ババ(!? やじゅう・・・!?)
えーまさかこんなかわいい子が!?という表情のババパン。と、そこにクラウドの携帯に着信。
メカ音痴という設定なのか、なにやらギクシャクと操作をするクラウド。
どうやらメガネからのメールらしい。
クラウド「・・・先輩、メガネ先についてるそうです」
由なんとかさん「あ!そうか!よかったよかった」
やった!由なんとかさんもちゃんと参加しているぞ!
アフロ「ったりめーだ 大将がいねーなんてあるか!」
ババ「・・・  シドウくん、メガネのアドレス知ってたのね」
クラウド「ん?ああ まあ・・・一応  ともだ・・・いや・・・なかま・・・?・・・てき・・・?いや――」
    「・・・ライバル だから・・・・な」 ババ「そっか(いいな)」

610 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2011/11/12(土) 08:57:18.04 ID:T7lpBI9G0
夜鷹「みんな早いな おつかれさん」ワアアアアア
「夜鷹さん防具持ちます!」「いや俺がっ」
夜鷹「ハハハ女子かよ これぐらい持てらぁ そん代わし・・・応援しっかりたのんだぜ」
「・・・!!ハイ!!」
キューブ「ねーヨダカ見て見て 今日のためにまた必殺技思いついちゃった」
夜鷹「お?」 きしめん「またそれかよ」
キューブ「竜巻旋風剣」 モミ「15点」 夜「うお」
夜「童子ソレ極秘にしとけよ もれたらインハイがヤバイ」
犬「ブヒャヒャヒャヒャ」 きしめん「ホント全員苦しんで死なねーかな・・・」
キューブ=童子 モミアゲ=鎧坂 が判明しました。
モミ「・・・ところで夜鷹さん」 夜「ん?」
モミ「今日は落陽との一対一(タイマン)だったハズですが・・・」
  「なぜ”桜夏”など弱小を呼んだのですか?」
夜「ああ・・・久々に神宮を見てみたくてさ アイツとは長いんだ」 モミ「神宮・・・ですか」
キューブ「たしかに神宮(アレ)はいい選手だけど・・・ 夜鷹が気にするほどのもんかい?」
夜「んー・・・まあ神宮が去年のままだったら 十中八九俺の勝ちだろうな」
キューブ「ほれみろ」
夜「・・・でも アイツはそうじゃない ありゃー99%の努力と1%の根性でできてるよーな
  不器用剣士だが 戦うたびに・・・じわじわ絞め殺すみてェに
  少しづつ・・・少しづつ・・・ 確実に追いついてくる」
  「どんなにでけェ壁も 進化を止めない人間にはいつか破られちまう
   だからこっちも強くなり続けなけりゃならねェ」
  「神宮(アイツ)を一年見てねーなんてよ 背筋が凍るぜ」
犬(・・・夜鷹さん うれしそーだ)
夜「・・・今年はホント面白くなりそーだ 馬空に神宮・・・それに――・・・」

場面変わってメガネ。上の「それに―・・・」がコマに被っているので誰を指すかはお察しください
アフロ「おはようございまーっす!!」 部長「お 全員・・・揃ったな」
由なんとかさん「さすがに神宮は早いな」 部長「ハハ」
ババ「メガネくんおはよーっ!! お弁当作ってきたよーっ」
メガネ「おはよう」
クラウド「・・・」(手だけで挨拶) メガネ「・・・おはよう」
何故かガビーンなババパン。
クラウド「・・・メガネ 何だそれ」 メガネ「え!?あ・・・」
左手にたすきがけのように十字にぎっちり布を巻いているメガネ
部長「そーいやさっきからぎゅーぎゅーしてたな 筋トレか?」
メガネ「あっいや・・・これはその・・・」
部長「・・・秘策? ハハハ!そうか秘策か!頼もしいな!!」 メガネ「ハハハ・・・」
ニヤァ・・・・とどす黒い笑いのモッピー


611 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2011/11/12(土) 08:58:38.01 ID:T7lpBI9G0
回想―
相変わらずへんてこりんな和服コスプレの羞恥プレイ中のメガネ
メガネ「秘策?」
モ大「この一週間の総仕上げだ ・・・いいかメガネ」
   初めて出会った日の戦いしかり 先日の抜き胴しかり ・・・もう気付いていると思うが
   桜一刀流の ひいてはお前の神髄は―― ”返し技”にある」
(※神髄じゃなく真髄じゃねーの?と思われる方もいるかもしれませんが同じ意味っぽいです)
モ大「かつては かの新陰流や示顕流をして”桜に後手の必殺あり”と言わしめた・・・」
   「相手が斬りかかって来るのをかわし その力を利用し切り返す・・・」
   「桜一刀流はそれのみに特化した剣術だ」
   「パワーもスピードもスタミナもないお前が・・・その三拍子をそろえた夜鷹と戦える
   可能性があるとしたら その人並外れた動体視力によってしか扱えない・・・
   桜の必殺剣でしかありえん」
   「ただし夜鷹はお前並の眼を備え・・・ 第一の必殺剣を見破られている」
   「厳しいぞ~~~~」 メガネ「・・・・(汗)」
モ大「・・・だからお前に 秘策をさずける」 メガネ「秘策?」
ちなみに夢の中ではメガネは眼鏡をかけていません。
ドンッ と散る花びら
モ大「・・・今の動きを 試合までに叩き込め いいな?」
クラウド「・・・何か 企んでるな」
メガネ「・・・!!いや・・・その・・・ うん・・・・」とあたふたして答える
クラウド「大将(うしろ) 任せたぞ」(キラッ
メガネ「・・・うん」
部長「くぞ!!桜夏剣道部!!」 全員「はいっ!!」

アオリ いざ!!決戦の場へ!!


12本目「前哨戦」

898: 名無しさんの次レスにご期待下さい 2011/11/17(木) 14:17:44.72 ID:4z5UImd4O [sage]

栃木出身なので餃子が好きです。しかし、海の幸も好きなのは海への憧れから? <春人>

12本目「前哨戦」
試合前のアップに励むが、体育館の床はすり足に向いてないらしくヒロトの動きは芳しくない
普段と違う状況で力を発揮できるのかも能力のうちと監督が意味深につぶやく
試合を前に各校が集いはじめ、シドウは大狼に左手で握手を求められるが、怪我が痛いのでうまく返せず
すると会話を遮り白監督の怒鳴り声が聞こえてくる。落陽は選手3人とマネージャーしか来ていなかった
その選手もアミダで決めたらしく、うち一人は二軍、馬空も来ていない。
なおもふざけた態度で白零を挑発するも夜鷹さんはキリッとしている
桜夏にもちょっかいを出してくる2年灰咲。相手が強いからと黙っている筧先輩
見兼ねたヒロトが言い返す。あなたみたいな人が強いことが悲しいヒーローは強いだけじゃダメ
と灰咲、竹刀を振って寸止め。微動だにしないヒロトに間抜けで可哀相だから見逃すと言い去ろうとする
しかしさっきまで持ってたペロキャンがない…あっシドウに奪われてた
間抜けで可哀相だから返してあげると意趣返し。3年に言い含められ連れてかれる灰咲
一難去って心配するツバメに当てる気がないのは見えてたから平気とヒロト
無茶したことを先輩達に謝るがお咎め無し。誰かのために怒れるのもきっと素質
落陽からの挑発を受けて、試合前に部員達にありがたいお言葉を贈る2校の主将
初戦は桜夏と白零、さあ来週から試合が始まりますよ。終わり

落陽の新キャラは
  • 2年レギュラー灰咲芭蕉は髪のチリチリしたデスノートL
  • 3年レギュラー護国無人は坊主にマスクの眉無し
  • 1年二軍錫森透、ハ○
  • 名無しのマネージャーはDグレヒロインのコスプレをしている


13本目「先鋒"0点"」


363 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2011/11/24(木) 10:03:54.75 ID:KK/E/ClLO
大学の芸術祭に少し顔を出して来ました。同期の友人たちは全く変わっておらず、不思議な元気をもらいました。頑張るぞ!<春人>

13本目 先鋒"0点"
夜鷹の相手が捨て大将と知り盛り下がる白零ギャラリー
桜夏陣営も大将は無視した作戦会議でしょんぼりするヒロト。でももし2勝2敗で回ってきたら…
試合開始直前、レギュラー全員の竹刀を片手で振り回しパフォーマンスする鎧坂
集まった他校のギャラリーたちは大盛り上がりだが、落陽勢は冷めた態度で筧の負け方トトカルチョ
相手と向かい合い怯みきった様子の筧。呆れた鎧坂その顔は0点だと宣告して体当たり
相撲出身だという鎧坂のぶちかましは強烈で一気に場外まで飛ばされる
場外に出たり竹刀を落とすと反則。反則2回で相手の一本なので4回やると二本負け
あっさり一本取られた筧が3度目の体当たりに身構えると、ヒロトは咄嗟に左だと檄を飛ばす。が駄目
このままでは相手に竹刀も振らせぬまま負けてしまう。過去の大会でのみじめな敗北を回想する筧、
神宮主将を想い、心だけは後ろに繋がなければと気合いを入れ直して吠える
その顔は100点だと鎧坂は初めて強烈な面。筧の負けだが、気迫が伝わり桜夏の空気は引き締まる
試合を終えた鎧坂は途中でヒロトが飛ばしたアドバイスを気にしていた
多くのギャラリーには一見的外れに思えた言葉だったが、力の流れを考えるとあれが正解だったのだ
それをあの一瞬で見抜いていたのかと夜鷹さんが心の中でありがたい解説をしてくれて来週に続く



14本目「桜夏の柱」

945: 2011/12/01 11:54:37 kvoFJOmdO [sage]
アロマ加湿器をヘビー運用してたら、原稿がふにゃふにゃになる大惨事に…。<春人>

14本目「桜夏の柱」
ヒロトはハナから負けの計算なので、筧が敗北した今、次鋒に負けは許されない
敵の童子は鎧坂に比べると小柄だが、パワーがなくても打ち込みが入りさえすれば一本なのが剣道
スピードファイターである童子の動きに由利はまるでついていけない。遊ばれるように完敗
これであとの二人が勝っても大将は黒鉄。捨て大将作戦は失敗確定か
勢いづく白零の応援や、ギャラリーの心ない言葉に萎縮する桜夏のみんな。が、主将
雄叫び一つで悪い雰囲気を吹き飛ばしたぞ。諦めない姿勢が会場中に伝わったぜ
さすがの落陽もビデオを回せと神宮には一目置いているらしい
対する大狼はレギュラーの座を掴むためノンストップで部員104人抜きを決めたほどの怪物ルーキー
その無尽蔵のスタミナゆえに成せる全方位からの無限の連続攻撃が大狼の戦闘スタイル
開始早々果敢な動きで攻め立てるや、その攻撃は途切れることがない
それでも経験則でなんとか攻撃を捌く神宮、鍔ぜり合いからの体当たりで呼吸を変える
軽いはずなのに鎧坂以上の威力だと面食らう大狼。神宮にはパワーやスピードこそなかったが、
積年の努力の末、剣を振るうのに特化したすごいボディを得たらしい
攻撃が止まった大狼に神宮は上段の構え。最長のリーチで最速の一太刀を浴びせるのが神宮スタイル
18年の歳月を賭した別名"火の構え"からの一撃が次週火を噴きます。おわり


15本目「一閃」

872 名無しさんの次レスにご期待下さい sage 2011/12/08(木) 13:51:46.86 ID:Yf4xx1OsO
ポールハンガーを買いました。勘で組み立てたら子供用みたいになりました。 <春人>

15本目 一閃
回想。誰よりも早くから誰よりも長く剣道に打ち込んできた神宮だがとにかく弱かった
筋トレや走り込みなどに精を出し筋力や機敏さを求めたが、なかなか努力は報われない
高校に入りなお自主トレに励む神宮。それを見た監督のアドバイスが転機となった
お前には才能がない。それを認めて出来ることだけやればいい
神宮の唯一の持ち味は素振り。反復練習の月日の賜物か、その動作だけなら一流だった
さらに同時に訪れた成長期により得た長身で神宮のスタイルは上段に決定する
回想おわり。上段は振りかぶる動作がいらないので早さで有利だが、一発外すと全身がら空き
最初の一撃が勝負。気圧されながらも意を決して飛び込む大狼。神宮の攻撃を竹刀で防御する
と思ったら竹刀をへし折ってそのまま大狼の面に一閃。衝撃が浸透したのか失神、棄権による二本勝ち
次はシドウ対烏堂。しかしシドウは面の紐が結べない。竹刀も落っことしてしまう
シドウは医者の許可は下りていると偽っていたが、怪我は悪化していたのだった
棄権をすすめるツバメ。監督もリスクを背負う場面ではないとシドウに迫る
しかしシドウは頑固に拒否。黒鉄に大将を任せる、繋ぐと約束した。勝とう
ヒロトもシドウの意気を汲み、引き分けでもいいから繋いでくれればなんとかすると竹刀を渡す
任せろと微笑むシドウ。隠居やさゆりもなんかニコニコしてていい雰囲気
ああそうだ別にコレ二本勝ちでもいいんだろ?……上等だブッ殺す。副将一歩前へッで来週につづく


16本目「一閃」

892 名無しさんの次レスにご期待下さい[sage]投稿日:2011/12/16 16:20:51 ID:dxmD1eIA0
とにかく仕事に慣れるのに精一杯な一年(半年)でした。来年も頑張ります!!! <春人>

16本目 スイッチ
桜夏の副将が葉桜シドウだと気付きざわざわするギャラリー。片手の構えでさらにざわざわ
竹刀の持つ位置を先端から鍔元に持ち替えリーチを変化させる戦法でまずシドウが一本
気を引き締めた烏堂は鍔ぜり合いからの体当たりで怪我をした左手に突っ込んで来る
危ないけれど反則ではない。烏堂の結果を残すことにこだわる性格がなせる戦い方
動きが鈍ったシドウ、面で一本をとられ1-1
相手にも自分の怪我にも負けたくないと臨んだ三本目、面への攻撃を防げず敗北、と思いきや
相手の飛び込みに合わせて咄嗟に両手持ちに切り替えていたので左手が盾になりセーフ
すかさずカウンターで一本。覚悟の差で勝負アリ!ドン!来年に続く

詳細
+ ...
8 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2011/12/17(土) 14:58:52.80 ID:3BFfkpRn0
”別にコレ”
”二本勝ちでもいいんだろ?”

メガネ「・・・」(一勝二敗・・・がけっぷちだけど)
    (僕もクラウドを信じる クラウドはきっと僕につないでくれる)
    (二勝二敗で 僕に回る)
ぐっと左手に力を込めるメガネ。
まだか(桜夏は・・・諦めてない)
観客A「なぁ アレ・・・ ”あの”葉桜じゃないか?」 観客B[え?」
観客A[ホラ中学んときすげー強ぇ1年がいたろ」 観客B「あ」
観客B「葉桜クラウド!? 3年間無敗だったとかいう・・・」
観客A?「何でこんなとこに・・・」
クラウド「・・・」 左腕を気にしているクラウド
メガネ(クラウド!!)
審判「副将 前へ!」「始めっ!!」
きしめん「!」 観客がどよめく
クラウド、右片手のみの上段の構えで立つ。
観客A[おいアレ・・・」 観客B[ああ・・・」
観客「片手だ・・・! あいつ右手一本で戦う気だぞ!?」
「作戦か?」「まさか・・・」「ケガ・・・・だろ」「ケガ・・・」
クラウド「・・・・」
ハゲ「片腕・・・!勝負になるんですかね・・・」
ワカメ「キャキャキャ あんなの上段からパワーもスピードもなくしてリスクでけーだけだぜ」
   「せいぜい恥かきゃーいいのさ」  マスク「・・・」
きしめん「・・・ハッ いいのかよそんな有様で出てきて」
     「傷口斬っちゃいけねぇなんてルールはねぇぞ」
クラウド「片手だと勝てないなんてルールもない」
ドン!と双方間合いを一気に詰める。
きしめんは中段。クラウドは片手上段
きしめん(弱点は上段と同じ・・・! 一発防げばスキだらけだ!!)
メガネ(クラウドの剣は片手でも十分すぎる位速いっ!!)
モッピー(だが)
多分モッピー(本物相手には  足りない)
クラウドの右片手面を柄の少し上あたりで防ぐきしめん
クラウド「!!」
メガネ(クラウドの一撃を軽々・・・!!)
きしめん「らァッ!!」
切り返しで面を打ち込むきしめん。 誰か「クラウド!」
竹刀を縦にするクラウド
きしめん「返す気か!? そんなん間に合うかっ!!」
ストンッ
握力を抜いて竹刀を落とすようにして持ち替えるクラウド
きしめん(!? 持ち替えた!?)
頭の左側あたりできしめんの面を竹刀で受けるクラウド。よく竹刀を落とさないなぁ
ドン
そのまま抜き胴を入れるクラウド。なんか軽くページ途中で落丁っぽいけど気にしない!
きしめん「なっ・・・」
クラウド「・・・・間に合ったぞ」 きしめん「・・・!!」
審判「胴アリィッ!!」 わっ!と沸く桜夏側・・・といってもメガネとババパン。
ちなみに鼻傷、メガネ、ババパンが並んで座っているんだが

鼻傷____眼鏡_ババ

この微妙な距離の差にメガネの内面が見えるのは気のせいかッ!?w

ババ「す・・すごいクラウド君!! 何したんだろ今!?」
メガネ(・・・! カウンターに行く直前市内を持ち替えたんだ・・・ 先端から・・・鍔元に)


9 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2011/12/17(土) 14:59:17.60 ID:3BFfkpRn0
※簡単な解説
   |
   |      |
  _|_     | ストン
   |  → _|_ 
  .0    .0
        .|   ようするにこんな感じ

隠居(以下隠居のモノローグ)
竹刀を長く持っていると リーチと威力はあるが 重くて戻りが遅い
だが短く持てば軽く小回りが効く(※表記まま ”利く”じゃないのかな?)
あれはかつて学生剣道で活躍した 隻腕の剣士高宮先生が
実際に振るった剣だ
(バックには左手一本で構える剣士の絵)
遠距離ではリーチを長く保ち 接近戦やカウンターでは短く持ち替える・・・
竹刀の長さが厳しく定められ 数ミリ単位で間合いを取る剣道において
リーチが20センチ以上変化するというのは脅威だな
(隠居のモノローグ終了)
鼻傷「・・・あれは俺の諸手上段ではマネできn 片手ならではの技だな」
誰か「まず一本」
ハゲ「さすがですね・・・クラウド」
ワカメ「け――っ まぐれまぐれすぐボロが出るって!!
(※細かいことだけどこのコマのハゲの頭部が黒塗りになってますwまぁ許容範囲だと思いますw)
マスク「・・・」
    「確かにあれは片腕で熟練した剣士だからこそ使いこなせた技」
    「最近片手になったであろう彼には付け焼き刃だ♪」
    「おそらく二度は通じない」
きしめん(・・・油断はしてなかったつもりだ 確かに返された・・・  ・・・・が)
きしめん「もうお前をケガ人とは思わねぇ」

     「  ブ  ッ  殺  す  」

審判「二本目!!」

ストン いきなり短く持ち替えるクラウド。それに何かを気付くきしめん
ドッ きしめんが一気に間合いを詰め、それを受けるクラウド
鍔迫り合いになる二人。
クラウド「!」
きしめん「てめぇ・・・ その技使い切れてねェな?」
     「タネさえわかりゃあ何狙ってるか教えてくれてるよーなもんだ」
バッ! クラウドの竹刀を払いつつクラウドから見て左側に回りこむきしめん
(※1コマで描写してるので違っているかも)

キューブ「いやあ・・・  剣道って 性格出るよね・・・」
メキ
クラウドの左手首付近に握っている両手の間の部分を押し付けるように体当たりをするきしめん
(※クラウドは腕を下げていたはずなのにこのコマでは上げています)
クラウド「!!!」
キューブ「あーゆーとこにさ」 モミー「・・・!!」
ババ「左手(ケガ)を・・・!!」  誰か「ああああっ!!」
ドオッともんどりうって後ろに倒れるクラウド
審判「やっ やめ!!」 メガネ&鼻傷「クラウド!!」
ババ「いっ いいんですか今の!? あんな危ない・・・!!」
隠居「・・・」(烏堂がしたのはただの体当たりだ 反則じゃない――・・・)
まだか(ただアレを他の誰もができるかと言えば そうじゃないだろうな・・・)
クラウド「・・・ッ ハァ・・・ ハァ・・・」
メガネ「クラウド・・・」
審判「始めっ!!」


10 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2011/12/17(土) 14:59:51.36 ID:3BFfkpRn0
メガネ顧問(烏堂は 他の誰より結果を残すことにこだわる)
      (それは・・・試合を楽しもうとする 夜鷹やキューブ)
      (やる気にムラがあるモミーや犬 他の4人に足りない強さだ)
突っ込んでくるきしめんに竹刀を短く持ち替えるクラウド
きしめん「もう 通じねェ」
ドッ  クラウドの左手めがけて体当たりをかますきしめん。
クラウド「・・・・っ!!」
きしめん「面ッ!!」
クラウドの体勢を崩し引き面を入れるきしめん
メガネ「!!」 審判「面アリィッ!!!」 ワアアア!!と盛り上がる白零観客の皆様
クラウド「・・・」痛みを耐えるような表情のクラウド
メガネ「クラウド・・・ もう・・・」
ババ「クラウド君もう無理よ!! 今すぐ棄権して・・・」
ギロッっとババパンを睨むクラウド  ババ「・・・!!(ビクッ)」
きしめん「・・・・  わからねーな たかが練習試合  勝っても記録にもならね――」
     「何でそこまでする?」
クラウド「・・・・・・黙れ」
     「俺は負けるのが嫌いなだけだ 相手にも・・・自分にも」
     「ケガに負けるとこなんて死んでも見られたくない相手が 後ろで待ってる」
きしめん「ハッ・・・・熱いな 苦手だぜそういうの」
審判「三本目!!」
またも間合いを詰め、竹刀を短く持ち替えるクラウド
きしめん(それはもう通じねェのがわかんねーのか)
     (抜き胴狙ってんのが持ち方でバレバレだ)
ババ(クラウドくん無茶よ!! 何でもう効かない技にこだわるの!?)
きしめん(片腕の宿命だな 左側がガラ空きだ!!)
クラウドの左側から面を打ちに行くきしめん わっ!と沸く白零のみなさん
メガネ(・・・負けた・・・!?)   (いや・・・)
きしめん「!!? なっ・・・」
     (何故そこに ”左腕”が!!?)
左斜め面を狙うきしめんの切っ先の軌道上に現れたのはクラウドの左腕!
きしめんの竹刀が捕らえたのは、左面ではなく、左腕肘付近!!
モッピー(そうか!! クラウドの真の狙いは)
     (「片手持ち」と「両手持ち」の切り替え(スイッチ)!!)
モッピー?(あの戦法にこだわったのは「片腕」の剣士であることを印象付けるため・・・)
      (そして今 右片手の剣士ならがら空きであるはずの左面に)
      (突如ないはずの左腕が現れた・・・!)
      (使えない左腕を盾に・・・)
隠居(反則スレスレだな リスクもでかすぎる・・・!) ニヤリと笑う隠居
そのまま返しの面に行くクラウド
きしめん(なぜ そこまで・・・・)
ガッ!!
モッピー(”たかが練習試合”そう思ったか否か  覚悟の差か・・・)
審判「勝負アリ!!」

アオリ:その腕壊れようとも剣は捨てじ!!

17本目 「秘策」

明けましておめでとうございます。今年もクロガネよろしくお願いします!<春人>
+ ...
236 :名無しさんの次レスにご期待下さい[sage]:2011/12/30(金) 08:55:12.44 ID:QgHfUwTN0
観客「うおおおお!?あの一年 ホントに片手で勝ったぞ!?」
沸く観客。二階通路?だけでなく、一階の壁際にも居る模様。
ババ「シドウ君すごいっ!!」 鼻傷「葉桜・・・・」
うれしそうな鼻傷、メガネ、ババパン。
クラウド「・・・・」 きしめん「・・・・」
ババ「これで二勝二敗・・・ あの白零相手に!!」
ワカメ「ちぇ――っ あの野郎勝ちやがった!」
    「白零のクズ共が!! 弱くなったんじゃねーの」
マスク「・・・去年の白零三年は強かったからね それもあるだろうが」
    「葉桜(カレ)の力は計り知れないよ なんたってあれで片腕だからね」
    「やはり彼は・・・ 落陽(ココ)へ来るべきだった♪」
リナリー「・・・」

メガネ「勝った・・・!!」(※呆然or驚愕の表情。前のコマで普通に喜んでいたのに)
メガネ(シドウが僕のためにつないでくれた 二勝二敗――)
    (僕に回って来たんだ  僕がなんとかするんだ・・・!!)
モッピー「・・・・・・・・」
ババ「ちょっと! メガネくん!!」 メガネ「!」
ババ「面! 面つけなきゃ!! すぐメガネくんの試合なのよ!!」
メガネ「わっわっ!!そっか ごめん!!」
    (試合に夢中で忘れてた・・・!!)
ババ「も――っ ほら早く!!」  隠居「・・・(汗」
メガネ、面をつけながら、「あ・・・あれ!? ここどうするんだっけ」
ババ「ちょっと貸してホラ ここは・・・」  鼻傷「おい 焦るな焦るな」
観客A「ハハ 見ろよ 桜夏の大将、マネージャーに面つけてもらってるぜ」
観客B「そりゃー捨ての大将だからな 緊張でガチガチなんだろ」
観客C「桜夏もちょっとはいい試合したけど ・・・ここまでだな」
ざわ  ざわ
クラウド「・・・・遅いぞメガネ」
メガネ「ごめんクラウド  えっと・・・」
クラウド「・・・いいから出ろ」
と、二人のすれ違い際
クラウド「任せたぞ」 メガネ「!! クラウド!!左腕(それ)・・・」
クラウドの左腕が真っ赤?な痣になっていることをメガネが気付く
面を脱ぎながらクラウド「・・・・大丈夫だ」 メガネ「大丈夫って・・・」
クラウド「こんなもんテーピングで圧迫しつつ冷やして安静にしていれば治る」
     「お前は自分の心配をしろ」
と、どこからともなく『シドウ専用』と書かれた救急箱を取り出す。
メガネ「・・・」
    (強がりにも程があるよクラウド」
ババパンがテーピングしようとテープを伸ばす

237 :名無しさんの次レスにご期待下さい[sage]:2011/12/30(金) 08:56:36.40 ID:QgHfUwTN0
~落丁発生~
メガネ(あんなになってまで(※打ち身程度です) 僕に回してくれたんだ)
いつのまにか自分でテープを巻いているクラウド。驚くババパン。
隠居「・・・・いかんなー」
ババ「え?」 隠居「メガネだよ」
隠居「初試合の緊張と大将のプレッシャーでガッチガチだ あれじゃあまともに動けん」
   「あーゆーのはリラックスしろとか言ったところでどーにもならんし・・・ う―――む・・・」
ババ「・・・・・ 何か・・・ 意外です」 隠居「あ?何がだよ」
ババ「その・・・捨ての大将って言うくらいだから 監督は・・・メガネくんの試合なんて
    どうでもいいのかと・・・」
隠居「どーでもいい試合なんてねーよ ただ堅実に勝ちに行く他の試合と比べりゃあ
   勝率の低い賭けってだけだ」
ババ「じゃあ 何で他の先輩じゃなく メガネくんを大将に?」
隠居「どーせ賭けるなら 一番とんでもねー勝負に賭けてみたかっただけだ」
ババ「・・・・(何故か照れてる)」 隠居「その方が面白いだろ?」 ババ「ハイ!」


場面変わって女性生徒かもに看病してもらっている犬。
犬「ハッ!? 試合は!?」
きしめん「・・・・・・・大将戦だ」 犬「! きしめんさん!」
きしめん「今話しかけんな 殺すぞ」 犬「ようしゃない!!」
犬(そっか・・・クラウド勝ったんだ やっぱりアイツすげェな・・・)
犬「あ! じゃあ次は・・・」

おおおおおおおおおと沸く会場

観客「見ろよ」 観客「ああ 本物だ」
観客「”剣聖” 夜鷹泰山(よだか たいざん)・・・・!!」
女生徒A「まだかさんの防具姿・・・相変わらず綺麗ね」
女生徒B「フフ」
ハゲ「まだかの防具だけ・・・ 新品みたいにピカピカですね」
マスク「ああ・・・  彼が試合の時だけ身に着けるあの純白の防具には
    およそ傷一つ付いていない♪」(※面は白いですが胴、小手、垂は普通の色です)
マスク「ほとんどの剣士は 彼に”触れることすら”叶わず 敗れ去るからだ」
メガネ(・・・・勝つんだ・・・ 大丈夫 僕には秘策がある・・・・)
    (モッピーがくれた 秘策――――!!)
~メガネ回想~
モッピー「桜夏七式(原文まま)一の太刀 ”五月雨”」

241 :名無しさんの次レスにご期待下さい[sage]:2011/12/30(金) 10:41:53.80 ID:QgHfUwTN0
紅白歌合戦の某幸子嬢のような感じのモッピー大との夢特訓。
メガネ「”五月雨”・・・? 秘策って五月雨なの!?」
    「あれはモッピーがやって防がれたじゃないか! 僕がマネしたって・・・」
モ大「まーそう言うと思ったよ。 だがな・・・言っとくがこれは賭けだ」
   「剣道始めて一週間のお前が 日本一の剣士に一矢報いる可能性なんてな」
   「ハナからほっとんどねーんだよ」 別にまだかに何もされてないのに”一矢報いる”すか・・・
モ大「”一度破られた技” ・・・だからこそ放つ ただし・・・」
   「一味違う」 と、ぎゅtっと刀を握る?モッピー大
メガネ、自分の手を見てぎゅっと握る?
モッピー「いいか スタミナのないお前にとって 試合は長引くほど可能性がなくなる」
     「”勝負は最初の一発”」
     「”五月雨”一点張りだ・・・!!」
~メガネ回想終了~
メガネ(勝負は 最初の一発・・・・)
ドクン ドクン
審判「始めっ!!」
メガネ「や・・・・」

きなりメコ・・・と喉元に突き刺さるまだかの竹刀。
左手一本の突きにメガネが後ろに吹っ飛ぶ
まだか、竹刀を引き「突きィッ!!」  ドン!
モッピー「・・・・!!」 驚く桜夏側 笑顔な白零側
審判「・・・あ  っと  突きアリィッ!!」  わあっ!!と観客
モッピー(こりゃ予想以上だな)
メガネ「・・・・!!」
ドッ といきなり竹刀を投げ出し倒れるメガネ
メガネ、喉をさすりながら起き上がる。
メガネ(すごいっ・・・! 弾丸みたいだ・・・ よけようと思ったらもう当たってた――)「痛ッ・・・」


242 :名無しさんの次レスにご期待下さい[sage]:2011/12/30(金) 10:47:47.86 ID:QgHfUwTN0
観客「見たかよアイツ 棒立ちでフッ飛んだぜ」
観客「笑ってやるなよ 初心者とまだかだぜ」
観客「なー次落陽だろ? 今のうちにトイレ行ってこよ」
観客「あ 俺も――」
ワカメ「ひゃ――っ 見てらんねーよ ありゃ生き物としてのステージが違うぜ」
まだか「・・・・」(・・・この手の試合は早く終わらせる)
    (早く負けた方がお前も楽だろ?  ”捨ての大将”さんよ)
メガネ「フーーッ」 起き上がったメガネの目は死んでなかった(※眼鏡は外してます)
まだか「!」
メガネ(そうだ・・・こんな痛み クラウドに比べれば・・・!!)
まだか(諦めてない――・・・)
まだか「・・・・ お前・・・ 怖くないのか?」
メガネ「!  ・・・   怖いです」
   「一人だったら 諦めてたかもしれません」
   「でも今日は・・・ 全力で戦います  大将(うしろ)を任されてるので」
驚くまだか 微笑むクラウド
モッピー(実力の差を知って ・・・フッ切れたか) スウ・・・と大きく息を吸うモッピー
モ「そーだメガネ!!! 何て思われよーと関係ねーっ!!」
 「ブッた斬れ!! そいつが日本一だ」
観客「何だあのガキ!?」「あのメガネ(原文まま)が勝つとでも思ってんのか!?」
まだか(アイツは・・・)
審判「まだかさん! 二本目です まだかさん!」
と、メガネに視線を向けたまだかの目に映ったのは・・・


   ___○っ
       ⅤТ

こんな構えを取っているメガネだった


誰か(多分メガネ)「”桜夏七式”一の太刀(原文まま) ”五月雨”」
ババ「!! あの構え――」
モッピー(ゴク・・・)
まだか「―――!!」

アオリ:”五月雨”炸裂するか!? 次号、特盛Cカラー!!
巻末コメ:明けましておめでとうございます。今年もクロガネよろしくお願いします!<春人>
四コマ: タイトル「桜夏剣道部の正月」
1:肩にモッピーを乗せてるメガネとババパン
  メガネ「剣道部ってお正月は何するの?」 ババ「お正月の予定?」
2:1日の日めくり 「年越し稽古」 手前でソバ(多分)をゾバーッとすするモッピー 背景は道場外観
3:2,3,4の日めくり 「正月稽古」 餅をつくモッピー 背景は同じ
4:11日の日めくり 「鏡開き稽古」  メガネ「忘れよう クリスマスくらいまで」

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最終更新:2013年04月11日 02:40
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