クロガネ全話ダイジェスト8


35本目 「最後のエース」

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363 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/05/19(土) 11:45:19.26 ID:K8HQums80
道場。
ビュンビュンと素振りの音が響いている。その主は、新しい竹刀を手にしたメガネ

アオリ:ニュー竹刀の振り心地は!?
35本目 最後のエース

も「おお~~~っ」と拍手をするモッピー
メガネ「いやっ ホント振りやすいよーーっ この竹刀」
    「・・・一体何者だったんだろ ・・・あの人  剣士だとしたら・・・強いのかな?」
クラウド「あの一瞬でクロガネのクセを見抜いたのなら ・・・相当”やる”奴かもな」
あの一瞬ってどの一瞬なんだろう・・・
も「まー相手がどんな奴かなんて 斬ってみりゃわかるけどな!」
ホホホホホと笑うモッピー。もしかして斬った後は透明の箱に入れて観察でもするのか?
メガネ「さゆりはちょっとだまってて (僕はその発想で斬られたのか)」
アホ「アイツが誰かなんて関係ねーっ! 次会ったらブッ飛ばす! ツバメさんのカタキ!」
メガネ「ツバメさんは別に死んでないよ」
アホ「ん!?ところでそのツバメさんはどこだ!?」
メガネ「あ えーーーっと今日は火曜日だから 多分女子剣道部の稽古だよ」
    「男子剣道部のマネージャーと兼任してるらしいから」
どうやらBBPは女子剣道部の部室に向かっているようだ。着替えはそこでするらしい・・・
って、あれ?以前男子の部室で・・・あれ?
アホ「え!?剣道部に女子なんていたのか!?」
と、単行本派以外の読者(いるのか?)の代弁をしてくれるアホ。
メガネ「稽古別だから 僕も話しか聞いたこと無いけど・・・・」
も「お前ら・・・」
※コミックス1巻参照  とはあるが・・・

~女子剣道部部室~
BBP「すいませーん ちょっと遅れました! よろしくお願いしまーーっ・・・」
???「魔乳死すべし!(あいさつ)」
BBP「ギャーーーーッ!!」
と、後ろからBBPの胸を鷲掴みする女の子が。
名前は蜂水舞 女子1年。
BBP「舞ちゃん!?」
蜂「着替えを手伝っただけよ」(キリッ
BBP「ああっ ブラウスのボタンとブラのホックが!」
どうでもいいけど白いなこのページ・・・
???「もー また遅刻?関東近いんだからしっかりしてよねー」
    「今年は女子も4人になって大会出られるんだから」
と言うは、3年女子部長 白鳥孔雀 BBPのお姉さんだ。
???「えー めんどくさー 今年も男子の応援でよくない?くーちゃん」
と答えるのは、2年副部長 鍵宮姫。
雀「出るよ! くーちゃんって言うな!!」
鍵「まぁ今日は機嫌がいいから折れてあげるv」
雀「あのー 姫さーん 私センパイですよーッ」
そんな孔雀さんの言葉を無視して姫さんは続ける
鍵「だってパパから聞いたの・・・v もうすぐ・・・もうすぐ・・・
  朝霧様が 帰ってくるんですもの・・・v」
BBP「アサギリ サマ・・・?
雀「は!?知らないの? アンタ男子マネだろ!?」 BBP「え!?」
孔雀さん言葉遣いが安定してませんね・・・
鍵「副部長よ~~~三年の 今はドイツに留学してるけど」
BBP「え!?副部長って由なんとかさんじゃ」 鍵「アイツは代理よ」
なんと、女子剣道部にまでその名前が轟いている由なんとかさん!さすがだぜ!
鍵「も~~~~っ 私写真もってるから見せてあげるわ」
BBP(もってるんだ!)
鍵「ホラ このヒトよv」
と、ハート型のロケット(? アクセサリーのこと良くわからないので違うかも)を差し出す鍵。
それを見たBBPは・・・


364 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/05/19(土) 11:46:01.16 ID:K8HQums80
~道場~
殴打s「え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙」
    「昨日のあの人・アイツが 先輩ぃ!?」
BBP「そうなの!男子には3年生がもう一人いたのよ!」
   「元副部長・・・”最後の切り札(エース)と呼ばれた剣士 ”朝霧直”・・・!!」
あれ?BBP部活は?
BBP「女子の先輩の話じゃ 神宮さんにも劣らない実力者で
   去年までずっと2人で桜夏を支えてたって・・・!」
も「・・・そいつが何で 今いねェんだ?」
BBP「詳しいことは女子の先輩にも・・・ ただハッキリしてるのは」
   「朝霧先輩は 去年の”関東予選を最後に この部を去ったってこと・・・!」
メガネ「・・・! 先輩たちが関東は特別って言ってたのと関係あるのかな?」
BBP「そっか・・・うん 多分それも朝霧先輩のことじゃないかな?」
メガネ「・・・その先輩は戻ってこないのかな・・・」 BBP「・・・!」
戻る戻らない以前に、留学してるんだったら試合出れないんじゃ?
BBP「・・・ これは追うしかないわね・・・」
メガネ「は?」
BBP「一年前 突如姿を消した謎のエース・・・ 何があったのか・・・固く口を閉ざす先輩たち・・・」
   「果たして彼は戻ってくるのか・・・!?これは高校始まって以来最大の謎だわ・・・!」
   「桜夏の最高情報源(さいこうソース)と呼ばれる私が こんな身近な謎を知らないなんて
    許されないわ!! 追いましょう!朝霧先輩の謎!!」
メガネ「ウワサ好きが変な方向に覚醒してない?」
ああ・・・そういえばあったねそんな設定・・・ その割には城礼のこと全然知らなかったけどな!
BBP「そうと決まれば早速朝霧先輩を探すわよ!」
メガネ「エエッホントニ」(動きがないので棒読みに見える)
クラウド「くだらん・・・帰る」
そういって最近出番が激減しているクラウドがさっさと帰っていく。
BBP「クロガネくんは行くよね!? 言いだしっぺだし!!」
メガネ「僕言いだしっぺか!?」
メガネ「・・・まあいいか そんなに凄かった先輩なら気になるし 戻ってきてくれないのかな・・・?」
アホ「つったって!どこにいるかもわからん奴 どーやって探すんスか!?」
BBP「うっ・・・」
メガネ「あ でももし昨日みたく街中にいるなら・・・」
    「ちょっと高いとこに行かせてもらえればーーー」


~放課後?
どうでもいいけどお前ら部活は?

ある喫茶店
なんとも都合よく仕切りの無い鏡張りだ!
BBP「どう?見える?クロガネくん」 メガネ「うん・・・」
アホ「おいおい!?まさかこっから探すのかよ!? ぼーえんきょーでもあるまいし・・・」
メガネ「いた! 駅前の本屋から出てくるとこ」 アホ「ウッソォ!?」
も(久しぶりだなコレ・・・)
そういや最近この設定が全然使われてないな・・・

と、なにやら本を袋から出して歩くAさん
アホ「ホントにいたよ・・・おめースゲーなヒロト」
メガネ「ハハ・・・ で・・・こっからどーする?」と、こそこそしながら相談する3人と1匹
アホ「直接聞けばいいんじゃねーの?」
メガネ「うーんでも・・・先輩が一年に話さないくらいだから 複雑な事情があるのかもしれないし・・・」
そういう事情を理解しているのなら、首突っ込むなよ・・・
BBP「いいじゃない このまま尾けてみましょーよ 普通に聞いたんじゃわからないことが見つかるかも・・・」
メガネ「ツバメさん・・・」
と、ドス黒さ満開のBBP なんだこの女・・・
も「お、動くぞ!」
そのAさん、本をペララララララララと流し読みして、本を捨てる(道の真ん中に)
メガネ(捨てた!?)
メガネ(えええ!?まさか読み終わったの!?)んなアホなとあきれるメガネ


365 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/05/19(土) 11:46:34.54 ID:K8HQums80
アホ「お、ゲーセン寄るっぽいぜ」
アホ「ぬいぐるみとってる」 メガネ「かわい!」
BBP「うわ すごい一発で取った! アレ かなりムズかしーやつよ」
Aさん「・・・」
そして取ったぬいぐるみを置いて(道の真ん中に)去るAさん
三人(おいて帰ったァーーーーーッ!)
ていうか道の真ん中にモノ捨てんなよ
BBP「えええ~~~~!? 何なのあの人!?」
メガネ(すごいのかただの変人なのか・・・)

(ここから数コマの会話、誰の台詞かいまいち不明)
「あ 横断歩道を渡れないおばあちゃんを助けてあげてる」
「意外と優しい・・・」
「あっ!別のおばあちゃんをおんぶしながら おじいちゃんの荷物を持ってあげてる!」
「ものすごい優しい!!」
右手には荷物、左手にはおばあちゃん1号、背中におばあちゃん2号を連れて歩くAさん

「あ おばあちゃんにトランプを・・・」
おばあちゃん「おやまぁ」 「え あれってまさか・・・」
おばあちゃん「おや・・・」
とまあ手の甲にキスするAさん おばあちゃん「おやまぁ・・・v」
殴打s「やってるーーーー」
BBP(私って一体・・・)
アホ「あんにゃろ~~~~ ツバメさんをもてあそびやがって・・・ やっぱブッ飛ばす!!」
と、ビキビキと気合を入れるアホ
アホ「っていねぇ・・!!」
アホ「あんにゃろ!逃がしてたまるかっ!!」と駆け出すアホ
メガネ「わっ!! ちょっと待てアオハル!!」
BBP「追いましょ クロガネくん!」 メガネ「って速っ!!」
BBP「ほんと朝霧さんて何者なんだろうね!」
メガネ「うーん・・・流石にアレは不自然な気が・・・」

と、二人の走っている道路から路地裏に伸びる道に一枚のトランプ
なんで気付けたのかは知らないがとにかくすごい視力だ!
BBP「あっ クロガネくん! あれ」 メガネ「! あのトランプーーー」
アホをほっといてトランプに興味を持つ二人。・・・と
Aさん「ジョオ~~~カア~~~~~」
Aさんが二人の背後から登場。二人はさっきまで走っていた道を背にしてるのに
どこから現れたんだと突っ込んじゃいけないよね!
BBP「~~~~~~~~!!」と驚きでへたりこむBBP
Aさん「おいおいちょっと脅かしただけだろーが」
   「また会ったな 可愛い可愛い日本人(ジャパニーズ)・・・!!」
   「さァ・・・吐くか? なぜ俺を尾けていた」
メガネ「・・・!やっぱり・・・ わかっててからかったんですね 朝霧先輩」
Aさん「ホォ・・・そこはさすがに調べてきたか」
    「まぁそうカッカするな 案外あれが俺の日常かもしれんぞ?」
メガネ「~~~~・・・!! どこまでも人をおちょくって・・・」



366 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/05/19(土) 11:47:14.94 ID:K8HQums80
BBP「朝霧先輩・・・ あなたが桜夏剣道部の元副部長だって 本当なんですか?」
   「本当ならなんで剣道部をやめたんですか!? 去年の夏・・・桜夏剣道部に何があったんですか!?」
   「私達部員なのに何もーーーー」
Aさん「・・・レディに聞かれちゃ 隠せねェな・・・」
といって左袖を捲り上げるAさん
Aさん「・・・肘さ・・・ 去年の関東で靭帯をやっちまってない・・・もう治らねぇんだ」
その腕にはサポーター?のようなものが。
Aさん「どうしても・・・全国行きたくてなァ・・・ 無茶した結果が このザマだ・・・」
   「だから・・・悪いな 俺はもう戻れねェんだ・・・」
BBP[そう・・・だったんですか・・・」
も「・・・」なにやら含みのある感じのモッピー
と、そこに
アホ「あ~~~~っ!!見つけたぞこんにゃろ!! ツバメさんから離れろこのエセ外国人ーーーッ!!」
メガネ「ア・・・・アオハル!?ダメだこの人は・・・」
間合いを詰めるため、走り迫るアホに、持っていた数冊の本を”左手”で投げるAさん。
あれ?本は捨てて手ぶらになってたんじゃ・・・
そのうちの一冊がアホの顔面にヒット。さらにAさんは本を立てかけられている建材の根元にぶつける。
倒れてくる建材。が、アホはそれを避け、一撃を・・・
アホ「もらったァーーーッ!!」
ゴッ・・・・ アホの頭に降ってくる大辞苑・・・
アホ(なっ・・・!?)
も(!!! 本が落ちてくる場所に・・・”避けさせられた”のか・・・あの一瞬で・・・!)
メガネ「・・・!手を出さずにアオハルを・・・」
いや手を出さずにって、本投げてるじゃん・・・
アホ「だーーーーっ!! ヒキョーだぞ!!正面から戦え!」
Aさん「・・・・・・卑怯? 手段を選ぶ前に勝利を選べ 人は勝ち方を選り好めるほど偉くはない」
    「覚えとけよ後輩!」
アホ「~~~~!!くっそ~~ 何なんだアイツは!」
メガネ「・・・・一つだけわかったことがあるよ・・・」 アホ「!?」
メガネ(あの人・・・ メチャクチャウソつきだ・・・ 思いっきり左手つかってた・・・)
    (結局何もわからなかったな・・・)
と、わかったことを黙っているメガネ。そんな彼らに声が
「おーい!!」
殴打s「由利先輩!?」
由「ハァハァ・・・ みんな一緒か・・・ こっちに変な奴こなかったかい!?」
 「こーゆう銀髪にメッシュで 人を喰った感じの・・・」
BBP「朝霧さん・・・ですか?」
由「! 知って・・・たのか・・・・」
BBP「教えてください由利先輩 あの人一体何なんですか!?」
由「・・・あいつは・・・」

逃げ切ったAさん。ふと目の前に大きい影を気付く。

由「僕達のせいで 剣道部を・・・やめなきゃいけなくなった 神宮の親友だ」

鼻傷(何故か童顔になっている)「ナオ・・・・」
Aさん「・・・・ちっと背ェ伸びたか? ツルギィ・・・」

アオリ:「親友であり戦友」 たった2人・・・!!一年前に一体何が・・・!?
巻末コメ:>>34








36本目 「ブランコ」

118 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/05/24(木) 12:15:33.40 ID:Rag6Zug3O
36本目 ブランコ
回想。風邪で休んだ分を取り返そうと徹夜で勉強した子供朝霧くん。いい点数は取れたものの
お父様にはいつもよりは悪いじゃないかと突き放されてしまう。頑張りより結果が大事なんだ
金があり顔もきく親を持つ彼は中学に上がった頃にはそこそこ名の知れた不良になっていた
ある日公園で煙草をふかしながら読書していると特訓中の神宮と出会う
自分の縄張りと決めた場所で常軌を逸したタイヤトレーニングに励む神宮ってなんかむかつく!
翌日からタイヤに細工して意地悪するがだけど神宮はくじけない何だコイツ……?意味わかんねェ
それだけやって補欠どまりの神宮に結果の出ない努力や剣道なんてやめちまえと朝霧は毒づくが
それは自分が決めることだと反論され、パパンの方針に流されているんじゃないかとほのめかされる
翌日ヤケで神宮の特訓道具を有刺鉄線でぐるぐる巻きにするが、神宮は流血も気にせず引きちぎる
ここまでするのは挑むのが怖いからか?無駄かどうかじゃなくやるかどうか、一歩一歩歩くから剣道なのだ
心動かされた朝霧は剣道部に入部。すぐに神宮を上回り、由利を含めた三人で仲良しになる
高校は三人で桜花へ。実力者の朝霧には推薦の話もあったが、神宮とじゃなきゃ面白くない
由利がみんなに話してくれたのはここまで。さゆりに出会って変われた自分に似てるとヒロト
一方ナオとツルギィは先週の続きをしている。二人の再会はあの公園だ。
気まぐれの一時帰国だ俺が剣道部に戻るなんてありえねェよ来週はセンターカラーです

連載を始めてから、圧倒的運動不足。今は体感ゲームで誤魔化してます。<春人>
+ ...
323 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/05/26(土) 12:17:51.51 ID:kuzX/8Is0
~王子回想~
子供の頃の王子が父親と話をしている
子王子「父さん見てよ こないだのテスト 風邪で長く休んじゃったけど徹夜で取り返したんだ!」
    「先生も休んでたのにこの点は凄いって・・・」
しかし王子の父はつまらなそうに答える
王「・・・いつもより点が悪いじゃないか・・・」
 「頑張ったかどうかなんてどうでもいい 結果がよかったときだけ見せに来なさい」
王子「はい・・・」

そして数年後、中学一年の王子はすっかりDQNになっておりました

36本目 ブランコ
アオリ:結果のみを求められーーー 少年は屈折した・・・・

まぁこの漫画の場合、結果のみを求められなくても屈折した少年はてんこ盛りですが。

~回想 5年前 王子中学一年~
タバコをふかし、ブランコに座りながら、なぜか「メディカルジャーナル」なる本を読みふける王子

そんな公園に二人の不良(それにしても不良が多いですね)っぽい学生がやってくる
不良A「ホントだって ここにボロイ公園があってさ そこならバレねーって」
不良B「ホントかよ~~~ ん?  ゲッ朝霧!!」
不良A「は?」 不良B「バカ 知らねーのかよ!!」
不良B「常時成績トップだが テストの時以外絶対学校に来ねぇ・・・・
    親がヤベーでけェ会社の社長でよ・・・ 政治家や警察にも顔がきくんだ」
    「教師もこの辺りの不良も手出しできねーんだってよ」
昔から不良が多かったのかこの街は・・・
不良B「とにかく触らぬ神に・・・ってやつだ いこうぜ」
不良A「おお・・・」

王子(・・・・・・つまらねぇ・・・)
そんな二人にあきれつつ王子は本を閉じる
と、そこに何かを引きずる音が。
鼻傷「フンッ フンッ!!」
そこに居たのは、タイヤ5本を引いている鼻傷がまだない鼻傷
あれ?鼻傷いつ付いたんだっけ・・・
鼻傷「ふーっ もっとタイヤを増やすか・・・」
王子「何でだよ!」 鼻傷「?」
王子「おいおい思わずツッコンじまったよ ちげぇよそうじゃねぇ・・・」
   「・・・ここは3日前から”俺”の場所なんだ・・・・帰れ(キリッ」
鼻傷「何? ・・・バカ言うな お前も同じ一年のくせに 俺はずっとここを秘密の特訓場所にしてるんだ
   一緒に使えばいいだろう(ドヤッ」
王子(うぜぇ・・・)


324 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/05/26(土) 12:18:53.66 ID:kuzX/8Is0
~多分次の日~

鼻傷「なんだこれは!?」
鼻傷が見たものは、ヒモやらチェーンやらでがんじがらめにされている特訓用タイヤたちであった
王子「かわいそうに・・・それじゃあ特訓できねーなぁ チャリのタイヤでよけりゃ貸すぜ?」
鼻傷「・・・!! ふんっ!!」
そのまま一本背負い?の練習を始める鼻傷。もちろんタイヤがほどけるわけもなく。
王子(ちょっと邪魔してりゃ帰ると思ったが・・・ 何だコイツ・・・・?」

神宮という男は 次の日も その次の日もまた次の日も いくら邪魔をしても
特訓とやらをやめなかった

王子(・・・意味わかんねぇ)

さらに後日・・・ていうか日時が経過している描写をちゃんとしてくれないかな池沢くん・・・

うんていの上に寝転がって、天文学の本を読んでいた王子が公園にやってきた鼻傷に声をかける
王子「おーー今日も熱血してるねぇ神宮クン」 鼻傷「む?」
王子「オメー随分剣道って奴に恋してるみてーだが・・・ うまくいってんのかい 実際? 鼻傷「!」

どうでもいいがお前ら公共の公園を独占したらあかんよ・・・

鼻傷「今は補欠だ! だからこーして特訓してるんだろーが!」
王子「ハハ・・こりゃいい お前・・・それだけやって補欠かよ」
  「理解できねーなぁ 結果の出ねぇ努力なんて無駄なだけだ 剣道なんて・・・さっさとやめりゃいい」
鼻傷「それは俺が決めることだ!」 王子「!」
王子(自分が・・・決める・・・?)
鼻傷「・・・お前こそどうなんだ」 王子「あ?」
鼻傷「いつも退屈そうに本を読んでる 何か打ち込むことはないのか?」
王子「・・・ないな ”無駄を排除し結果を得る”そう叩き込まれて育った」
  「できないことを努力するなんて無駄だ できそうなことだけ効率よくやって結果をだしゃいい」
  「お前みたいなバカとは違ぇんだ」

      • あれ?自分にできることだけ打ち込む? 自分に合わないことはやらない・・・?
はてどこかで聞いたような・・・

鼻傷「・・・ それはお前の親が決めたことだろう お前はどうなんだ?」
そんな鼻傷の言葉がずきりときたような表情の王子
王子「・・・てめぇに何がわかる・・・」

さらに後日・・・の夜
タイヤをまとめて有刺鉄線で巻いて固定している王子。
王子(クソッ・・・毎晩毎晩何やってんだ俺は・・・ ”俺が決めることだ”だあ?
   頑張りゃ何でもできると思いやがって 思い知らせてやる・・・!!)

翌日 すっかり有刺鉄線でデコレーションされたタイヤたちを目の当たりにして
さすがにひるむ鼻傷。
王子「クク・・・どうだ? これじゃあさすがに・・・ お得意の意地だの努力だのじゃ
   どーにもなんないんじゃねぇの?」
鼻傷「・・・」 王子「無理ですって一言謝りゃあ出してやるぜ?」

まぁペンチか何か持ってくれば済みそうだけどそういうのは言いっこなしだよね!


325 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/05/26(土) 12:19:58.56 ID:kuzX/8Is0
鼻傷「・・・ここまでするのは 怖いからか?」 王子「あ?」
鼻傷「挑むのが 怖いのか?」 王子「何?」
唐突に有刺鉄線を鷲掴みにする鼻傷。手からは血が噴出す。
鼻傷「お前は何もわかってない・・・・ 先ばかり見るから一歩も前に進めない・・・!」
両の手からしたたり落ちる血をそのままに、素手で有刺鉄線をひきちぎりにかかる鼻傷
鼻傷「無駄かどうかじゃない・・・ やるかどうかだ」
   「勝つ瞬間に意味があるんじゃない 強くなる瞬間に意味があるんだ・・・!!」

あれ?最近勝った瞬間に意味を感じて満足していた人いたよね!?

鼻傷「優勝できてよかったねじゃない・・・!! 悔しくて這い上がって 勝って 笑って」
   「その一つ一つ全てが剣道なのだ 無駄なものなど一つもないっ!!」
呆然と鼻傷のその姿を眺める王子 そして、ついに茨は取り除かれる!
鼻傷「ーーー一歩一歩 歩くから剣道(みち)なのだ!!」
ついに有刺鉄線を取り除いた鼻傷。
鼻傷「・・・悪いが無駄な理由が見当たらんな 市内は返してもらうぞ」
王子「・・・・!!」
   (信じられねぇ・・・!このバカ意地だけでブチ破りやがった・・・!
    見たことねぇこんな奴・・・)
鼻傷「・・・俺は帰る ここには・・・もう来ん」
そして独り残された王子
王子「・・・面白ぇ奴・・・」

さらに後日 どこかの道場

由さん「おい神宮・・・あれって」
鼻傷「む? 朝霧?!」 王子「よっ!」
その道場の隅にいたのは、メッシュを入れた王子だった(これまでは一色だった)
王子「今日からここは俺の場所だ」 鼻傷「何ぃっ!? 何だその髪!」
王子「お前の話を真に受けたわけじゃねぇが・・・お前といると退屈はしなさそうだ」
鼻傷「珍獣か俺は! ・・・フンまぁいい それが”お前”の意思ならな」
そんな鼻傷の言葉に、薄く微笑んで返す王子。

由さんナレ「・・・それから朝霧は 剣道部に顔を出すようになった とにかく頭がよくて器用だったアイツは
    中学三年間で 神宮を抜き去ってしまった。 それでも神宮は・・・」
鼻傷「どうだ!強くなるのは楽しいだろう ナオ!」
由ナレ「と笑い 朝霧も」
王子「悪くねぇな」
由ナレ「なんてスカすだけだった」

王子(・・・・無駄な努力・・・・ね)
ふと王子の脳裏にあの時の光景が
王子ママ「ナオちゃん!?こんな時間まで何してるの!」 王子「勉強」
王子ママ「風邪なんだから寝てなくちゃ!!」
王子「一杯学校休んじゃったから・・・でも成績が落ちたらお父さんが悲しむでしょ?」
   「そう思ったら寝てられなくてさ」
王子(・・・あのとき 「俺」は・・・間違ってなかったのかもな・・・)

そして更に月日は流れ・・・


326 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/05/26(土) 12:20:22.53 ID:kuzX/8Is0
多分例の公園でブランコに揺られる鼻傷と由なんとかさん
由「桜夏かなぁ~~~・・・」
  「剣道部はあってないようなもんだってさ」
鼻傷「ハハ 俺たちにはお似合いだ」 由「でも神宮一人じゃ・・・」
鼻傷「お前もやればいい」
由「えっ 僕はマネージャーのままでいいよ それより・・・」
由さんマネだったのか・・・ そして高校から剣道始めたのか・・・
由「朝霧が来てくれれば・・・」 鼻傷「・・・」
由「朝霧には推薦の話も来てるんだってね 成績もいいし・・・」
鼻傷「・・・いいことじゃないか 俺たちは俺たちで頑張ればいい」
鼻傷「俺たちが3年になる年・・・東京でインターハイがある」
   「東京は洛陽・白零もいて 激戦区だが・・・」
   「その年は開催県枠でもう一校チャンスがある!」
由「行きたいね・・・!」 鼻傷「行けるといいな・・・!」
そんな二人の背中に声が。
王子「・・・行くんだよ バカ共」
由「! 朝霧・・・!」
鼻傷「ナオ・・・」
王子「行きてぇとか出場とか・・・チャチいこと言うなよ ・・・やるなら日本一だ」
鼻傷「でもお前・・・なんでーーー」
王子「クク・・・ 真面目に剣道に打ち込んで 強くなったから名門に推薦・・・か」
  「そりゃ確かにいい”結果”だが・・・」
  「俺はーーーお前とじゃなきゃ 面白くねぇ」
鼻傷「・・・フン  ・・・わかった」
  「・・・やろう 俺たちで・・・桜夏を日本一にーーー」

~~~という由さんのお話だったのサ~~~

メガネ「・・・そんな事がーーー」
由「何かに打ち込むのは 無駄だって決め付けて・・・ 朝霧はきっと何もかもに退屈してたんだ」
 「でも・・・努力の虫みたいな神宮に会って変わったんだ ・・・ホントにいいコンビだったよ」
メガネ(・・・ 何か・・・似てるな)
と、モッピーの手に手を重ねるメガネ。 も「?」
メガネ(僕も・・・自分には何もできないって決め付けてたけど さゆりに会って変われた気がするから・・・)
も「おーい 何だよー」
      • なんか違うと思う・・・ 王子は自分の居心地のいい場所を見つけた、
メガネは自分の都合のいい場所を見つけたんだと思うんだ・・・
メガネ(でも・・・)
BBP「そんな朝霧さんが・・・今はなんで?」
由「・・・うん・・・」

~場面かわってたぶん”あの”公園~
鼻傷「・・・一年ぶりだな ・・・ナオ ここに来るような気がしていた」
王子「ククッ・・・ てめぇに読まれるようじゃ 俺も終いだな」
   「期待した眼で見るなよ 気まぐれの一時帰国だ」
   「一ヶ月もすりゃ またドイツに帰る」
   「俺が剣道部に戻るなんてことは ・・・絶対にありえねぇよ」

アオリ:二人の道が別れたのはーーー丁度一年前だった・・・! 次号、Cカラー!!
巻末コメ:連載を始めてから、圧倒的運動不足。今は体感ゲームでごまかしています<春人>






37本目 「最期の夏」


+ ...
195 : 名無しさんの次レスにご期待下さい: 2012/06/02(土) 08:55:27.51 ID:lUE9A9nr0
アオリ:同じ夢を追った瞳ーーー現在は交わらず・・・・
37本目 最期の夏

例の公園で対峙する鼻傷と王子
そしてまた別の場所では、由さんが久しぶりの長台詞を吐いていた!
BBP「そんな神宮さんと朝霧さんが どうして今はーーー」
由「・・・それは・・・」
1年前・・・
鼻傷「おおおおっ!!」 既に鼻に傷のある鼻傷が面を放つ
アフヒゲキノコ「でたーーっ! 神宮主将の上段!!」
王子「クク・・・ そりゃァまだ荒いだろ・・・」
ドン!と、なんだかよくわからない上段片手面となんだかよくわからない反応をした王子
(※ほんとうによくわからないシーンなので説明ができません・・・)
鼻傷「!!」

そしてなんだかよくわからないうちに対戦が終わる
アフゲノコ「うおおおっ・・・2人ともすげぇっ!!」
隠居「だいぶサマになってきたじゃねぇか神宮」 鼻傷「はい」
王子「クク・・・ まだまだだけどな」
鼻傷「IHまでには仕上げてみせるさ!お前一人に負担をかけんようにな」
王子「クク・・・俺の心配なんざ3年早ェ ま・・・伸びたのは身長だけじゃねぇことを願うぜ」
3年不在で一年二年のみの部活だということか。
鼻傷「みんなも気を引き締めろ! 関東予選が近いぞ!!」 みんな「おおっ!」
王子「ま・・・負けなきゃ何でもいいがな」

ババ姉「まさかあのチビの神宮がここまで伸びるなんてねーー」
ツインテ(名前失念)「朝霧さまかっこいいっvvvv」
ババ姉「あたしは今神宮の話をしている」
隠居(今年は”天才”朝霧の一枚看板だと思ってたが・・・ 今の二人ならば今年あるいは・・・)
すげえぜ・・・あの3人から引き分け以上を引き出せると期待していやがる・・・恐るべし隠居!!
アフロ「俺達もがんばろーぜ!」
ヒゲ「うん!あの2人が居れば今年はーーー・・・・」
由(”IHも夢じゃない”みんながそう思っていた)
そんなやりとりを見て微笑む由さん・・・あれなんで一人制服?(女子部も道着)

そして部活が終わり、帰る準備をしている頃、王子の携帯が鳴る
王子「・・・チッ・・・呼び出しだ」
鼻傷「親父さんか?最近多いな」 王子「ああ・・・」
王子「仕事でしばらくドイツに行くらしくてな ついてこいってうるせーんだよ」
鼻傷「何!?ドイツ?」
王子「バーカ 行くわけねーだろめんどくせぇ ま・・・今日こそ話にケリつけてくるぜ」
そんな王子を心配そうに眺める鼻傷。

~王子父の部屋~
王子「・・・留学!?」
大王「あぁ 先日手続きが済んだ お前に合うドイツ有数の名門校だぞ」
王子「そういうことじゃねぇよ・・・!」
大王「・・・お前はいつか私の後を継ぐ人間だ 私の仕事について来なくてどうする」
王子「早すぎるってんだよ こっちの高校はどうなる」
大王「・・・学校には私から言っておこう」
王子「・・・剣道部は・・・どうなる」
大王「・・・剣道はやめろと前々から言っているハズだ」
   「確かに学生時代何かに打ち込むのは悪くない・・・だが結果が伴わなければただの遊びだ」
   「お前の剣道部が一度も勝ったことがないと聞いて愕然としたよ」
   「なあなあで取り組むクセがつくぞ いつか人格に悪影響を与える」
王子「てめぇ・・・要は剣道やめさせたいだけじゃねぇか」
大王「私はお前の将来が心配なのだよ お前は剣道を始めてから変わった・・・いい意味でなくな」

      • ってことはあの不良モードは大王にとってよかったということか?

196 : 名無しさんの次レスにご期待下さい: 2012/06/02(土) 08:55:56.55 ID:lUE9A9nr0
王子「おいっ・・・」 大王「・・・いいか」
大王「私があの下級高校にいくら出資しているか知っているな? 本来部活の一つ二つ
   どうにでもなるものを見逃してきただけなのだ ・・・賢いお前ならこの意味がわかるな?」
王子「てめぇ・・・  ・・・・わかった ・・・・取引だ 親父」
   「要は結果が出りゃ不満はねぇんだろう 次の大会でも惨敗だったら・・・
    留学でもなんでもしてやる その代わり結果出せたら・・・ この話はなかったことにする・・・どうだ?」
大王「ホォ・・・ ・・・お前からの”取引”は初めてだな ・・・よかろう特別に条件をのんでやる」
   「ただし・・・ 私は息子には多少甘いが 取引先には容赦せんぞ」
王子「・・・・・・・・・・・ああ   取引成立だ・・・・」

そして試合の日・・・
皆が剣道着を着ている中、由さんだけが制服・・・まさか本当にマネやっているんじゃ・・・
という心配を他所に、王子の取引の話を聞いた鼻傷と由さんが驚愕の表情を浮かべる
鼻傷「本当なのかナオ・・・!!」 由「そんなのって・・・」
王子「ガタガタ騒ぐなよみっともねぇ・・・」
   「・・・勝ちゃいいだけの話だろ 今年は・・・・大丈夫だ」
                           ↑この辺りの沈黙に不安が駄々漏れですよ王子!!
由(だけど・・・運命は残酷だ)
  (一回戦の相手は”錬兵高校” 西東京最強・・・その年白零を喰うと言われていた
   強豪中の強豪 それに負けたら朝霧を失うというプレッシャーが重なり
   それは・・・あまりにもあっけなかった)
やだー一本も取れずにヒゲキノコアフロ三連敗じゃないですかー
由(勝負は 朝霧・神宮に回ることすらなく・・・桜夏は・・・敗けた)
キノコら「朝霧さんすんません!! 神宮さん!!」
審判「副将 前へ!」
由(・・・朝霧は 何も言わなかった)
  (・・・・そして いつも以上にスカした顔で ・・・神宮へつないだのだった)
  (あのときの朝霧は 今までで一番強かった)
鼻傷「・・・・ナオ・・・・」 王子「・・・・ あとはお前の仕事だ」
由「・・・!? ・・・朝霧!!どこに行く!! まだ試合は・・・」
王子「・・・騒ぐほどのことじゃねぇ・・・ ”俺の試合”は終わったんだよ」
   「それが”結果”それだけだ」
由「・・・!!神宮!止めてくれよ!! 朝霧は・・・・」
鼻傷「・・・・  ナオ・・・・」
由(・・・神宮の一言は ”行くな”でも”戻ってこい”でもなかった)
鼻傷「・・・信じているぞ」
その言葉に、下唇を噛むほど悔しい表情を浮かべる王子。
由(そして神宮は 大将戦を終えてから 誰にも見られない所で)
  (一人で・・・ 泣いていた・・・)

~そして現在・・・
由「・・・朝霧の顔を見たのは それが最期さ」
 「帰ってきたって聞いてあわてて追ってきたけど ・・・よく考えたら合わせる顔がないよ・・・」
 「僕達のせいで朝霧は・・・    怒ってるんだろうなぁ・・・」
メガネ「・・・そうですかね」
    「あの・・・初めて朝霧さんに会ったとき あの人剣道用品店にいて・・・」
    「僕に竹刀を選んでくれたんです」 由「!」
メガネ「・・・あの人 本当に・・・ 剣道やめたんですかね・・・?」 由「え?」
メガネ「本当は・・・ 戻ってきたいんじゃないですか?」
由「そんな・・・でも・・・」
由さんのとまどいを無視して、モッピーを背中に背負うメガネ。
そしてキッ!と表情を締め、駆け出す
メガネ「やっぱり追いましょう由利さん!」 由「クロガネくん!?」

197 : 名無しさんの次レスにご期待下さい: 2012/06/02(土) 08:56:24.40 ID:lUE9A9nr0
そして例の公園・・・
由「朝霧!!神宮!!」
鼻傷「由利 お前達・・!?」
由「やっぱり・・・ここにいたのか」
メガネ「朝霧さん! あの・・・話・・・全部聞い・・ゲホ ゼーゼー ちょっと ゼーゼーまっ・・・」
も「死ぬなヒロト」 王子「何だおめぇら」
王子「・・・由利・・・てめぇか だせぇ昔話しやがって・・・」
由「やっぱり怒ってるよ~~~・・・)
メガネ「・・・朝霧さん 本当は・・・・剣道部に戻りたいんですよね・・・!?」
王子「・・・当然だろ・・・」 鼻傷由が衝撃の表情を浮かb
王子「・・・なんて言うと思ったか バカ共」 鼻傷「・・・!!」
王子「いいか? お子様共 俺は自分の意思で賭けをして・・・それに負けたんだ」
   「それを破るほど・・・ガキじゃねぇ そんなのは・・・ただのワガママだ」
メガネ「ただのわがままの 何がいけないんですか」 王子「あ?」
メガネ「だって・・・神宮さんと全国目指せるのは・・・」
メガネが叫ぶ 「今年の夏が 最期のチャンスじゃないんですか!?」
王子「・・・最期の夏・・・・ね そういう熱いのはもう取り扱ってねぇんだ 悪いな」
メガネ「・・・怖いんですか また負けるのが 怖いんですか・・・・!?」
その言葉に、王子が鼻傷の「挑むのが怖いのか?」という台詞を思い浮かべる
でもどうでもいいがメガネよ。負けたのは王子のせいじゃないと思うんだが・・・
それでもため息を一つ残し、王子は去ろうとする。
メガネ「・・・だったらせめて見に来てください 関東予選」
    「今年は絶対ッ 勝ちますからっ!!」
あかん!アフロヒゲキノコが知らないところでいろんな意味で追い詰められてる!!
BBP「クロガネくん・・・」 アホ「ヒロト」 鼻傷「クロガネ・・・」 由「・・・」
メガネ「・・・大丈夫です きっと来てくれます 朝霧さんのことちょっとしか知らないけど
    あの人ーーー・・・すごく嘘つきだから」
鼻傷「・・・ クロガネーーーー」
ぎゅっと握り締められた鼻傷の拳に、どんな意思が宿ったんだろうか・・・


アオリ:決意新たにーーー 関東予選へ!
巻末コメ:最近何年かぶりに水彩をいじってます。筆で紙に絵を描くのはやっぱり楽しい!<春人>











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最終更新:2013年04月11日 02:45
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