•クロガネ全話ダイジェスト10



42本目 「どこでもいい」

+ ...
808 : 名無しさんの次レスにご期待下さい: 2012/07/07(土) 10:24:46.97 ID:ligP/QXe0

クラウド「・・・受け取った」

由利の決死の想いは 剣士の魂に届いた!!
42本目 どこでもいい

満足そうなユニキ。もしかして…死んでいない?
神妙そうな桜夏サイド。

王子「由利・・・」

観客席ではメスどもが見ている
BBA「2敗っ・・・ もうあとがないのかい・・・!」
BBP「でも由利さんいい試合でしたっ・・・・ シドウくんならきっとーーー・・・」
揉み子の存在が・・・消えた!?

も(そうだな・・・由利のあんちゃんはいい仕事してくれたぜ
  おかげでちったぁ”二刀”に目が慣れたんじゃねーか・・・!?)
まるでユニキを使い捨てのコマ扱いして満足そうにニヤるモッピー
”近くで見てぇ~~~”と言っているが、また過干渉するつもりか

メガネ「シドウファイッ! 頼むぞっ!!」
アホ(くそっ・・・糸目先輩ちょっとかっこよかったじゃねーか・・・
    ・・・いやっそんなことより悔しいのはっ・・・)
   (あのトンガリに全てがかかってしまったこと!!)
アホ(負けろ~~~~っ! いや勝て! できるだけ目立たずに勝て!!)
と、タイトルは忘れたが超有名バスケ漫画スラムなんとかの
いつか忘れたが#164話”エース”にて仙道からファールを誘い得たフリースローの時に
名前が思い出せないが主人公の桜木花道が
たしかライバルの誰だったかな~流川楓に
外せ外せとかけた呪いに似たポーズで呪いをかけるアホ
クラウド(・・・うっとうしい・・・)
メガネ(大丈夫・・・シドウならきっと勝ってくれる・・・!!)
アホ(目立つな~~~)
シロ「・・・なるほど 新エースの登場ってとこですかね・・・」
そう声をかけられたのは、中堅の隈取さんだ!
クマさん「・・・フン 連中がけっぷちなのは変わらねーーー・・・」
     「・・・俺で終わらせてくらァ」
中堅 3年 海原 丈(かいばら じょう)
シロ(・・・ストレート・・・か 俺達の出番はないか?ヒロト・・・ それとも・・・)
軽い落丁が発生し、いきなり試合開始している中堅戦。
クマさんはいきなり死刑の構え・・・じゃない互陽の構えだ!
クラウド(・・・構えは変えないのか・・・)
クマさん(構えがバレた位何の問題も無い・・・! 右片手には”互陽”だ)
シドウの構えは非常にレアなはずなんだが・・・セオリーができるほどメジャーな構えらしいね!
メガネ「さっきの試合 まるで気にしてないみたいだ・・・」
アホ「強気だなおい・・・!」
ユニキ「・・・葉桜・・・」
ユニキ(頼むっ・・・!!)
右半身で片手面を打ちに行くクラウド
クマさん(無駄だっ!)
アホ「お、おいトンガリっ それじゃあ同じだ防がれんぞっ!!」
クラウドの片手面を左小刀で防ぎ、
同時に右大刀で横から面を打つクマさん。右大刀はクラウドの左首筋にあたる
てかこの面の打ち方だと最初から一本取れない気がするんだが・・・
アホ「ホレみろ!ずりーんだよアレは!!」
いやいやお前がずるいとか言うかよw
も(あれだ! 小太刀(ひだり)で防ぐと同時に太刀(みぎ)でのカウンターが迫る
  まずはあれはどーにかしないことにはーーー・・・)

809 : 名無しさんの次レスにご期待下さい: 2012/07/07(土) 10:25:32.40 ID:ligP/QXe0
クラウド「・・・竹刀二本か  なるほどな・・・」
クマさん「・・・ハン 強がりを・・・」
クマさん(右手一本で何ができるっ!!)
そういってクラウドの右手を払い、連打を仕掛けるクマさん
クマさん「構えを見たから何だっ! その程度で”二刀”が破れるか!!」
     「そっちの次鋒はただ無意味に一本負けしただけなんだよっ!」
クラウド「・・・」
メガネ「あのシドウがおされてる・・・!」
アホ「なっ! 何やってんだバカ!!」

そのころ観客席では
揉み子「ちょっとしっかりしなさいよ!負けたら終わりなのよ!?」
BBP「そんな・・・!シドウくんでもダメなの・・・!?」
王子「・・・」 王子の手すりをつかむ手がじわじわ来ている
BBP(ここで終わりなんてダメよ・・・! みんな・・・!)
そんな主にメガネのために祈っているBBPにアホが気付く
アホ「バッカヤロォトンガリィ! 負けんじゃねーーーっ!」
クラウドとBBPが驚いた表情を出す。
メガネ「アオハル・・・」
アホ「今勝てんのはお前しかいねーじゃねーか! 今回は譲ってやるから勝てよバカ!」
その言葉に口元に笑みを浮かべるクラウド
クラウド「フン・・・ 勝て・・・か」
試合が止まっていないノン両手をだらりと下げているクラウド
クマさん「あん? 何笑ってやがる・・・」
クラウド「・・・いや おかしくてな」
     「既に勝負はついてるのに」
ドヤ顔で再び構えるクラウド
クマさん「・・・あ!?」
     (・・・何だよその目 まだ自分が勝つとでも思ってんのかよっ・・・
      てめぇ押されてんだろーが わかってんのか!?)
クマさん「っけんなっ!!」
そういって
            /
          //  
        ///          (⌒\
       ///         ___ \  ヽ 
       (  (        /⌒.三.⌒\ \\ \ 
       \ \    /( ⑪)三(⑪)\ ト\ヽ
         \ \ /::::::⌒(__人__)⌒::: |  \ヽ   うっひょおおおおwwww
          \ \.     |r┬-|    ノ  ノ  \
            \  ヽ   `ー'´   / /    
             /            / 
って感じでつっこんでくるクマさん
相変わらず小刀で相手の竹刀を払い、大刀で打ちに来る
シドウの面に襲い掛かる大刀!
メガネ「!! シドウ・・・」
迫る竹刀にクラウドは・・・

810 : 名無しさんの次レスにご期待下さい: 2012/07/07(土) 10:26:03.01 ID:ligP/QXe0
~回想をしていた・・・~

教師「桜夏? 剣道部あるにはあるが・・・ケガしたとはいえ君が行くような所じゃ・・・」
クラウド「・・・剣道ができればどこでもいい ・・・どこへ行っても自分の剣道をやるだけだ」

クラウド(団体戦といっても 一対一が五回 己々(おのおの)が強ければ勝つ
     どこかでそう思っていた。・・・今回の大会もそう 自分は自分の剣道をするだけだ・・・
     とーーー  だが・・・)
由利さん「託しても いいかい?」
それは、お星様になったユニキの後姿。
クラウド(あんな背中は初めて見た)

どうでもいいけど突然すぎるよクラウド。今までそんな描写まったくなかったじゃないか
ここで自分の剣道論を語られても唐突過ぎてなんの感慨も沸かないよ

クラウド「全員の戦いか・・・」
     「・・・無駄にはしないっ・・・!」
下がりながら払われた竹刀を多分くるりと一回転?させてクマさんの面を打ちに行くクラウド
クマさん「!?」
     (カウンター!? どこからっ・・・)
も「!!そうかっ」
 (あの”鉄壁の小太刀”は・・自分から攻める時だけは相手の構えを崩すため”攻撃”に使われる!
 (その瞬間だけは小太刀での防御はできない!
メガネ(その為に攻撃を誘って 竹刀を崩しに来た小太刀を返したんだ!)

うーん、肩を軸に右手ごと竹刀を一回転させて打ちに行くという原理はわかったけど
その好きに小回りのきく小太刀なら体勢を戻して防御できるんじゃ・・・
クマさん「まさかコイツ・・・こっちから攻めさせるために 最初から押されているフリをーーー!?」
メガネ(由利さんの必死の守りが 二刀が攻めに徹する瞬間のスキを暴いた・・・!」
クマさん(バレたのは 構えだけじゃなかったのかーーーー・・・!)
クラウド「・・・だから言っただろう」
     「次鋒戦(あのしあい)を軽く見た時点で 勝負はついていた」
クマさんの大刀をかわしつつ面を入れる(といってもぴたりと止めてる感じだが)クラウド
どうでもいいけど打突中に喋ってる暇はあるんだね…

811 : 名無しさんの次レスにご期待下さい: 2012/07/07(土) 10:26:46.51 ID:ligP/QXe0
審判席?の二人が、ビーーーーッ!!とホイッスルを鳴らし旗を挙げる!
あ、ホイッスルあったんだ!
審判「面アリッ!! 勝負アリィィィイ!!」

は?

桜夏サイド「・・・・!!勝ッッたぁーーーっ!!」

あれ?

BBA「つながったぁああっ!!」
BBP「シドウくんっ!!」

ちょっとまって
まだ1本目しか取ってないんだけど・・・あれ?  あれあれ??
落・・・・・・丁・・・・・・・だと・・・・・・!?

ユニキ「葉桜・・・ よかった・・・」
むくりと身体を起こす蘇ったユニキ。
メガネ(やっぱりシドウはシドウだ・・・ 絶対に勝ってくれる・・・!)

そんな光景を見ながら、ぐっと軽いガッツポーズを思わずしてしまう王子。

アホ「ぐっ・・・ 思っきし勝ちやがってあのやろー・・・」
クラウド「・・・見たのが一人では」 アホ「?」
クラウド「個人のクセかそうでないかわからない」
クラウド「二人見たから勝負に行けた」 アホ「あ!?なんだそりゃ・・・」
メガネ「・・・アオハルのおかげもあるって言いたいんだよ ・・・多分」
メガネが苦笑いで通訳をする
アホ「はぁ!? ・・・・チッ 何だよ・・・ んな情けいるか バーカ」
クラウド「・・・クロガネ」 メガネ「うん」
クラウドの出した拳に拳を合わせるメガネ

クラウド(・・・・桜夏か もうどこでもよくはないな)
クラウド「頼んだぞ」 メガネ「うん」

一方、錬兵サイド
クマさん「・・・油断した 悪いコーキ」
シロ「全然ヘーキすよ 準備はしてますから」
シロ(出番か・・・!まさかとは思ってたけど・・・”もってる”なぁ・・・ヒロト!!)
シロ「・・・ま 大丈夫すよ   勝ちます ・・・俺がいますから」
そんな自信に満ち溢れた眼差し。
メガネ(・・・変わらないあの目)
も「博人・・・」
メガネ(行くよヒーロー)

アオリ:あの日の憧れをーーー 憧れるしか出来なかった自分をーーー 打ち破れ!黒鉄!!
巻末コメ:近所に美味しいラーメン屋が多く、深夜のラーメン卒業は見事に失敗しました<春人>

813 : 名無しさんの次レスにご期待下さい: 2012/07/07(土) 10:27:48.25 ID:ligP/QXe0

以上です

マジで落丁したのかと思いましたが
おそらくシドウの時間切れ一本勝ちのようです


作 中 に 全 く 描 写 さ れ て い ま せ ん が

43本目 「戦える」

+ ...
5 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/07/13(金) 17:54:53.57 ID:jxfT3oWt0
43本目 戦える
アオリ:新旧ヒーロー対決ーーーー開幕!!

観客「一勝二敗・・・繋がったぞ桜夏・・・・!」
観客「今のがウワサの葉桜か・・・すげェな」「続くかな?」「まさか!ここまでだろ」
そんな観客の声を聞いているのかどうかわからないが、王子が試合場を見下ろしている。
王子(一勝二敗・・・がけっぷちには変わらない 副将が負けた瞬間に終わりだーーーー・・・!)
   (・・・由利じゃなく、俺がいれば二本勝ちできたーー・・・)
   (・・・!俺がいればだと!?何考えてる・・・ 俺にそんな資格はーーー・・・)
今だ剣道に・・・いや桜夏剣道部に未練があるのか、そんな考えを振り払おうとする王子。
王子(副将・・・・次は・・・・ クロガネ(あいつ)かーーーー・・・)

そして王子と同じように戦況を見つめる剣士(笑)たちが・・・
犬「クロガネ・・・!!」
まだか(もうお前しかいないぞ・・・! どうする桜一刀流ーーー・・・)
リズム「大木・・・第一コート」
大木「ああ・・・・」
あれ?大木くん髪切った?

マスクの男「・・・・」
おお、もう出番がないと思ったら無人君らもちゃんといるじゃないか!
      • あれ?なにこの最終回に向かってキャラ総出演的なアレは・・・

そして桜夏サイドは・・・
アフロ「あとねぇぞクロガネーーーっ!」
BBP「お願い勝ってーーーーっ!!」

鼻傷「クロガネーーーーっ!」 アホ「頼むぜヒロトーーーーーっ!!」
鼻傷(すまんクロガネ 代わってやることができんのが大将の辛い所だ
    お前しかいない・・・!頼む・・・!)
アホ(ヒロトなら多少目立ってもさえないから大丈夫だろ!! 勝て!!)
クラウド(クロガネなら勝つ)
そんな脇役たちの声援を受け、微笑むメガネ
観客「クロガネーーーーっ!!」
開始線に向かおうとするメガネ・・・が
その視線の先から、圧倒的な威圧感・・・いや、強さがぶつけられる。
多分メガネ「・・・・・・・・」
シロのそのみえざる何かに、顔が変わるほど威圧されるメガネ
メガネ(・・・凄い さゆりや夜鷹さんとは違う・・・ まっすぐ向かってくる風みたいな
     圧倒的な”強さ”・・・!!)
    (・・・・こーちゃん・・・ それでも僕は 負けられないんだっ!!)
意を決して竹刀を抜くクロガネ。そして開始の合図が・・・!
審判「始めっ!!」
メガネ「あ゙ーーーーーーーーーーーーっ」
雄たけびをあげ、気合を入れるメガネ。
その姿に、どことなく嬉しそうなシロ。
双方が構え、間合いを測る。
クマさん「・・・?・・・妙だな こーきの奴・・・いつもならまず一撃狙いに行くとこだ」
シロ(クロガネヒロト・・・ そうだ よく覚えてる)
   (何てことはない 小学校の頃よく一緒に遊んだ友達の一人
    運動は一番苦手だったっけかーーー)
チビメガネ「こーちゃん 待って こーちゃん」
子供の頃の思い出がよぎるシロ。


6 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/07/13(金) 17:55:38.23 ID:jxfT3oWt0
シロ(お前・・・ 本当にあのヒロトか・・・!?)
思い出とのギャップを確認するシロ。
シロ(メガネをとったからってこたァねぇよな ・・・強い目をしてる)
   (戦う剣士の目ーーーー・・・)
メガネ(・・・こーちゃん あんな顔だったっけ・・・)
    (ずっと背中ばかり追いかけてたから あのこーちゃんが・・・ ヒーローが・・・
     僕を見てるーーーー・・・)
そんなシロの視線にゾク・・・と寒気が走るメガネ
シロ(いくぞ ヒロト・・・!)
その隙を逃さず、シロが仕掛ける!!
メガネ「!!」 観客「!!」
ドド!! と、見えないほどの速度で振られたシロの竹刀から放たれた斬撃がメガネを襲う!
        • 飛ぶ・・・斬撃・・・・だと!? 多分違うんだろうけどそうとしか見えないッ!!

アフロ「危ねぇっ!!」 BBP「何あれっ!!」
アホ(ウソだろ!?竹刀が・・・ 全く見えねェッ!!)
錬兵の誰か「でた!!相変わらずすげぇキレすね・・・」
二条「ああ・・・ 肩から竹刀までが一本のムチのようだ・・・美しい」
クマさん(光輝の二刀の完成度はオレらの比じゃねぇ・・・ アイツの斬撃は
     片手でも並の一刀をはるかに上回る・・・ 腕力以上の技術とセンスがある・・・!)
鼻傷(・・・見えん! 何て速さだ・・・ あの2年は去年も強かったがこれはケタ違いだ まずい・・・!)
ってことは去年シロは試合に出ていたということか
で、去年は二刀流じゃなかったのかな??
も(なんちゅう太刀捌き・・・!なるほどあれがヒーローってやつか・・・!
  シドウや夜鷹以来の衝撃だ。ヒロトが憧れるだけあるぜ  ・・・だがーーーー)
パンパンと見えない斬撃(多分飛ぶ)を繰り出すシロだが・・・
二条&クマさん「?」
二条さんとクマさんが「これくらい?」というポーズで不思議そうに顔を見合わせている
ハゲ主将「・・・? 何だ?何故一本にならん 入りが浅いか?」
ハゲ主将の目に映ったのは、竹刀の衝撃波を避けている(っぽい)メガネの姿だった!
ハゲ主将「避けているのかっ!?」
シロの放つ真空波(にしか見えない)を受け、避けているメガネ
鼻傷ら「おおおおおおおお!!!」
も「そうだっ! さっきまでの試合・・・そして仲間が切り拓いた活路・・・!」
 (お前には 誰よりも見えていた・・・!)
えっ、ってことは、審判らにも”見えて”いるのか・・・!?
シロ(マジで当たらねぇ・・・ 面白ッ!)
メガネ(片手打ちなのに何て早さだ・・・!! 受けるので精一杯っ・・! このままじゃーーー・・・)
犬「すげェックロガネ!! アイツ何であんなに強くーーーー  ! ・・・夜鷹さん?」
大も「・・・何でかって? そりゃあ決まってんだろ」
   「あたしの弟子だからだ」


7 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/07/13(金) 17:56:35.07 ID:jxfT3oWt0
いきなりメガネの背後に現われ、その場に座り込む大モッピー
大も「フフ・・・あそこじゃ歯がゆくてな ・・・折角の試合だ 特等席で見せてもらうぜ」
   「勝つんだろ?ヒーローに」
「あれ?大モッピーってこんな顔してたっけ?という顔でメガネに気合を入れる大モッピー
メガネ「・・・!うん」
シロ「?」
メガネ(・・・こーちゃん 僕は多分君みたいに 一人でなんでもできるヒーローにはなれない)
    (でも僕にはさゆりがくれた剣がある つないでくれる仲間がいる
     ・・・僕の名前を呼んでくれる人がいる 僕はもう)
    (一人じゃないから  戦えるっ!!)
シロ(昔じゃ・・・考えられなかったな・・・)
観客(第一コートの試合すげぇぞ!」「錬兵のシロガネと・・・」「クロガネ!?」「誰!?」
まだか犬、リズム大木、無人くん芭蕉くんも試合を見守る
シロ(みんなが お前を見てるーーーーー・・・)
   (変わった・・・いや 強くなったんだな・・・ヒロトーーー・・・)
シロの口元がうっすら微笑む。
そして、さらなる圧力に慄くメガネ
シロ「・・・お前にこれを言うのは初めてだな」

   ”無の構え”

シロ「・・・”勝負だ”  ヒロト」

アオリ:クロガネを認めたシロガネ ”白黒”つけに本気モードへ!!
巻末コメ:原稿中に熱中症にかかりました。室内なのに。水分はしっかりとりましょう!<春人>

44本目 「勝負だ」


+ ...
212 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/07/21(土) 10:20:34.70 ID:uICiY2AA0
シロ(・・・勝負だ)

アオリ:刻は来た!”ヒーロー”の真価が、今!
44本目 勝負だ

観客「構えが変わったぞ」「あんなんで戦えるのか!?」
クマさん「あれは・・・!”無の構え”----!」
ドモン(あれは光輝しか習得していない二刀の奥義・・・!)
   (落陽戦までとっておく予定だったハズ・・・)
   (光輝・・・その男は・・・ それほどの剣士だと言うのか!?」
シロウト丸出しの腕をまっすぐに伸ばした構えを取るメガネ

余談ですが、剣道経験者の方ならお解かりになると思いますが
正眼の構え(中段の構え)は、肘を軽く曲げ、脇に余裕を持たせた感じで構えます。
(脇にタマゴを挟むようにして構えるとイメージしていただければ)
今回のクロガネの構えは両肘をまっすぐにピンと伸ばして構えています。
スレでもよくチ○コの構えと言われてますが、これは肘をピンと伸ばしているため、
竹刀の柄が本来の構えよりも下がる為です。
ちなみに実際にやってみればわかりますが、肘を伸ばしたままだと竹刀がすごく振り辛いです。
池沢くんは本当に剣道経験者なんでしょうか・・・

やはりまだまだ初心者であるメガネ。
メガネ(・・・あの あのこーちゃんが・・・)
メガネの脳裏に子供の頃の情景がよぎる
”ついてこいよ! 俺が勝たしてやる!”
憧れていた子供の頃の”ヒーロー”。そのヒーローが・・・
メガネ(ボクに・・・”勝負”ってーーーーー!!)
シロ(・・・すんませんドモンさん ・・・けど普通に打って当たらねぇんじゃ これしかねぇ・・・!)
ちなみにシロの両竹刀の長さは同じだぜ!
鼻傷(”構え”と言えるかわからない・・・それほど自然体だ あの構えから打てるのかーーーー!?)
大も(・・・何をしてくるかはわからない・・・)

え、大モッピーって二刀流知らないの!?
メガネ(こーちゃんの二刀も他の人と基本は同じ 小太刀で払ってから太刀で一本を狙ってくる)
    (さっきみたく切れ間なく打ってくるんじゃなければ”狙える”)
さすが剣道になるとすばらしい反射神経を発揮するメガネだぜ!
そしてメガネの構えが・・・変わる!!
BBP「!!」
ドン!と五月雨の構えを取るメガネ。
BBP「でたっ! ”あの”構えっ!!」
大も「そうだ シドウ達が見つけた唯一の突破口・・・」
ああっ、由さんが「達」にされちゃってる!
メガネ(払いに来た小太刀を・・・”返す”!)
観客「おおおっ!? こっちも構えが変わったぞ!?」
まだか(その構え・・・!)
ウドさん(あれは・・・)
シロ(・・・ それがお前の奥義か? ヒロト・・・)
BBP(そうよっ・・・クロガネ君はいつもあの構えから一本とってきた・・・! 今日だってきっとーーー)
ニヤリと笑うシロ、始動するクロ
メガネ(”桜花七式” ”陽炎”---)


213 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/07/21(土) 10:21:05.72 ID:uICiY2AA0
メガネ「え?」
                 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |l、{   j} /,,ィ//|     | あ…ありのまま このコマで 起こった事を話すぜ!
  i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ     | 『切っ先が触れ合うくらいの間合いで
  |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |     < 突きに来たメガネの竹刀をシロが左の小刀で払うと思っていたら
  fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人.    | メガネが竹刀を右から左に薙いでいて、
 ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ   | メガネの左横面に右の太刀がヒットしていた』
  ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉.   | 落丁とか画力不足とかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
   ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ. │ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
  /:::丶'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ \____________________

BBP「!?」
大も「・・・?あのヒロトが・・・ ”返せない”・・・っ!?」
メガネ(太刀が・・・速すぎる・・・!こんなの初めてだ・・・)
    (”見えない”・・・・っ!!)
ドヤ顔で屹立するシロ。
アフロ「とられたかっ!?」 BBP「いえっ・・・旗は上がってませんっ!!」
なんか都合のいい審判だなあオイ
シロ(ヒロトのカウンターが的確だった分、少し浅くなったか)
   (まだまだ研究の余地があるな・・・)
なんかよくわからない理屈で失敗したようだ。
観客「うおおおお何だよ今の!? 更に早くなったんじゃねーか!?」
ドモン(・・・”無の構え”は扱いが極度に難しいが 極めればあのように
     不可避の魔剣を生む・・・!)
    (どんなに速くても ある程度の軌道の予測がつく他の構えと違い
     あの自然体から放たれる剣の軌道は全く予想がつかん!)
    (あの速さのうえにどこから飛んでくるかもわからなくなった・・・
     あの剣をもしギリギリかわせても カウンターなど不可能!)
    (・・・あれは全ての二刀の中で 最も静かな怪物だ・・・!)
メガネ(・・・返し技が・・・僕の唯一の武器が効かないなんて・・・)
カウンターを防がれ愕然とするメガネ
メガネ(じゃあ どうあyって勝てば・・・?)

王子(不可能だ・・・! かわせてるだけでも上出来 ・・・・あれはそれほどの剣)
   (今がギリギリ・・・カウンターで一本なんてのは・・・)
メガネ(・・・どうやって 勝っ・・・)
アホ「ヒロトォ! 無理に攻めんな!よけてるだけでも十分だぜ」
   「神宮のおっちゃんが2本勝ちすりゃお前は”引き分けでもいーんだ!」
大も「!」
鼻傷(・・・確かに スコア的にはそうだ・・・がーーー)
メガネ「・・・引き分けでも いい・・・?」
    (そっか・・・引き分けでも・・・)
アホの消極的な提案に、メガネの気が弛緩する
大も「!!バカヤロォヒロト 気を・・・」
その隙を抉るように、シロガネが動く!
暫時、右の太刀がメガネの面に襲い掛かる
シロ「・・・ガッカリさせんなよヒロト 俺は・・・勝負って言っただろ」

ナレ「--ほんの数グラム・・・左足(うしろ)に退がった重心」
   「それほどわずかな気の遅れが 回避を一瞬遅らせた」
メガネ(ダメだ 一センチ・・・いやーーーミリ・・・ 間に合わないっ・・・!」
が、シロの竹刀に触れたのは、メガネの面ではなく、竹刀であった
その勢いに竹刀を飛ばされるメガネ。
審判は無効の断を下す
大も「・・・かわした・・・のか・・・・!?」


214 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/07/21(土) 10:22:22.27 ID:uICiY2AA0
メガネ(・・・そっか 朝霧さんが選んでくれた 軽い竹刀・・・)
    (一ミリ 間に合ったんだーーーー・・・!)
と、メガネが観客席にいる人物に気付く
メガネ「あ・・・ 朝霧さん・・・!?」
驚くメガネ、驚く桜夏陣営
鼻傷ら「!!!」
王子「!!」
鼻傷「・・・ナオ・・・」
アフロ「朝霧さんっ!?」 キノコ「マジで!?」 BBA「朝霧!?」
由~霊(・・・クロガネくんの言った通りだ・・・ ホントに見に来てくれたのか 朝霧・・・!)
メガネ「・・・」
微笑むメガネの大もっぴーが声をかける
大も「・・・目ェ覚めたか ヒロト」
   「今のお前にできることは!? ”桜”の剣とは何だ!?」
メガネ「・・・うん」
竹刀を握った拳を、王子の方に掲げるメガネ
王子(! ・・・「勝つ」ってのか・・・ アレにーーー)
メガネ(そうだ・・・無理だろうと何だろうと関係ない あの剣をーーー・・・)
メガネ「返す それが僕の剣だ」

アオリ:”桜”の剣とはーーー”返す”ことと見つけたり!!
巻末コメ:熱中症が怖いのでとうとうカーテン買いました。気付くと夜になってて怖いです<春人>



215 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/07/21(土) 10:23:03.88 ID:uICiY2AA0
以上です

えー
なんといいますか
いつものクロガネです

45本目 「勝気」


+ ...
5 名前 : 名無しさんの次レスにご期待下さい 2012/07/28(土) 10:30:08 ID:PhZoLE9T0

何故か鼻傷と王子から始まる今回 

45本目 勝気

アホ「あっ オヤジ! おせぇぞ!!」
隠居「わりぃ・・・審判が長引いてな」
そこに現われたのは違和感しか感じない格好(ワイシャツにネクタイの正装?)の隠居。
どうやらいままでいなかったのは別の試合の審判をやっていたらしい。
鼻傷「監督・・・」
隠居「・・・わーってるよ お前はそのまま信じて待ってろ」
   「・・・どーやらあの男は 俺たちが思ってるほどヤワじゃなかったらしい」

ドドとメガネの面?にシロの竹刀が二発入る
審判たちは白旗を上げようとするも、上げない。
桜夏観客席「またかわしたっ!! 危ねぇっ・・・!!」
BBP「ギリギリだけど・・・耐えてる・・・!! クロガネくん・・・!」
何故か顔を真っ赤にしているBBP
メガネ(ダメだ・・・まだ見えない・・・! でもこれを返すしか・・・!)
お前誰?って顔のメガネ。一方まだ余裕が残る表情のシロ。
シロ(まだ折れねぇのか・・・ 大したもんだぜ こんなに当たらねぇ技じゃねーんだけどな コレは・・・)
大も(・・・優劣は明確・・・ だが・・・ ヒロトがあのシロガネをもう半歩攻めあぐねさせているのは”勝気”)
メガネ(返すっ・・・ 何が何でも返すっ・・・! 次がダメだならその次・・・! 絶対に 勝つっ!!)
誰か「・・・あれほど正確に回避ができる相手が 全力で・・・あれほどの気迫で 返し技だけを徹底して狙ってくる」
シロ(下手に飛びこみゃ即カウンター・・・攻めきれねぇ・・・!」
誰か「間合いにして一寸単位の集中力 先に欠いた方が負ける・・・ それほど切羽詰った戦いだ・・・!」
まるで土台のないメガネの健闘は、裏打ちされるものが何も伝わってこなかった!
犬「すげぇ クロガネっ・・・ このままならもしかしてーーー」
まだか「・・・いや あれじゃあまだ・・・返せない」
    「・・・まだだ  ・・・アイツはまだ あの”眼”を限界まで使えていない・・・!」
もはや、「あっ、魔眼の使い手か何かですか?」と言われそうなことを言い出すまだか。
しかし当のメガネは・・・、息も絶え絶え、汗だらだらという満身創痍の状態だった
揉み「ねぇなんか息上がってない!?」
BBP「うそ・・・!時間はまだ半分以上あるのに・・・!」
大も(スタミナ切れが速い・・・! やはり消耗が激しいのか・・・!)
シロ(・・・体力がないのは変わってないな・・・ヒロト チャンスだ・・・!)
と、突然ふらっと前に倒れかかるメガネ。それを見逃さず、シロが始動する!
シロ(来た!! 今ーーーーー)
が、カッ!と開かれたメガネの双眸、そしてその気迫。
シロは動きを止め、メガネは再び構えをとる
シロ(踏み込んでたら 返されていた・・・!)
   (・・・スキがあったのは 俺のほうだったのか・・・ 面白ぇぞヒロト・・・!)
メガネ(ぜーっぜーっ 重い・・・ 手足も・・・竹刀も・・・ このままじゃーーー)


6 名前 : 名無しさんの次レスにご期待下さい 2012/07/28(土) 10:30:43 ID:PhZoLE9T0

突如がくんと構えがとけるメガネ。でもシロは打ち込んでこない 
アフロ「構えがとけた!? もう竹刀を持ってらんねーのかよ!」
王子(・・・ここまでなのか?)
大も「いや・・・ヒロトは諦めてない!」
メガネ「僕に・・・できること・・・」
メガネ(もっと・・・ ”眼”に・・・集中できるように・・・)
    (それ以外はいらない・・・ 力を抜いて・・・)
メガネ(---やりやすい形で)
下段・・・いや、単に竹刀をだらんと下に下げたような感じで構えらしきものをとるメガネ。
観客「・・・!! あれは・・・」
シロ「構え・・・なのか・・・?」
いつのまにかメガネの汗は引き、疲れた表情は消えている。
メガネ「・・・勝つしか・・・ないんだ・・・ ここで負けたら 君に憧れてたあの頃と・・・
    何も変わらない ----だから   君を倒す」
大も(・・・あんな構えは 桜一刀流にはない)
   (ヒロトは ただその身を 勝利への意思が求めるままにーーー)
   (眼と刀だけの体を成す)
そこにあるのは、まっくろくろすけ状態で眼だけが見開かれている謎のイメージ。
メガネ(・・・静かだ ・・・よく見える)
    (目線・・・ 重心・・・ 筋肉や関節・・・指先の動き 竹刀以外にもこんなにーーーー・・・)
ついに防具や剣道着の下の肉体まで見えるようになったのかメガネ。
メガネ(あれ?こーちゃん・・・  打とうとしてる・・・?)
メガネ「・・・見える」
シロの右竹刀の面(また面かよ)を避けるメガネ。ざわめく会場。驚きに眼を見開くシロ。
揉み「・・・さっきまで面金でギリギリ受けてたのに・・・」
BBP「うん・・・ 完全に・・・かわした・・・!」
シロ(かわした・・・? いや 動きを・・・”読まれた”・・・!)
ついに梁山泊十六傑の泊鳳の體動察の法(わからない人はwikiの”魁!男塾の登場人物”を見ようね!)を
使い始めたメガネ。
まだか「ハハ・・ とんでもねーヤツだよ・・・」
大も「ヒロト・・・」
大も(”体力がない”という単純な理由が 天然の・・・無の構えを生んだ)
ええっ、体力ないならもう竹刀を振ったりできないんじゃないすか大モッピーさん!
大も「かわすのにあれだけの余裕があれば 間違いない・・・次はーーー」
メガネ「・・・次は 返す・・・」
そう呟くメガネの表情は・・・疲れも何もない汗すらも引いている表情だった。

アオリ:”憧れ”をーーー 乗り越えろ!!
巻末コメ:突然暑くなってきましたね。相変わらず室内で熱中症の恐怖に怯えています<春人>


7 名前 : 名無しさんの次レスにご期待下さい 2012/07/28(土) 10:32:53 ID:PhZoLE9T0

以上です。 
今週は、カルピスの横においてある水くらい薄いです


あとカーテン閉めてエアコンつけて水飲めよ池沢くん

46本目 「俺の勝ちだ」


+ ...
126 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/08/04(土) 09:18:31.53 ID:zg3s62nw0
ーーー音も 感触もない
あるのは 眼と刀だけ
自分のため みんなのため ただーーー

返すため

アオリ:クロガネの”眼”が更なる進化!
46本目 俺の勝ちだ

天然無の構えを取るクロガネ。

観客「黒鉄(アイツ)・・・完全にかわしたぞ・・・」「あの・・・とんでもねー二刀を・・・!」
シロ(面白ェッ・・・!)
メガネ「・・・まただ ・・・見える」
メガネ(全身のすみずみ 今まで見えてなかった細かな所全てが ”先”に教えてくれる・・・)
    (どう打ってくるかも)
モッピーが別人のような顔(笑)で加える
大も(今までの動体視力のよさに加え 眼に集中することで高まった”観察眼”・・・そしてそれを
    いままで見てきた剣と照らし合わせる”経験則”・・・)
今まで二刀流の無の構えと対戦したことなかったのに”経験則”すか
1年もやってないのに”経験則”すか
大も(今の あのヒロトの眼はーーー  ----「先」を読む)
打ちかかるシロの竹刀にメガネがッ下段の構えであわせる
メガネ(小太刀は左から・・・なら先にーーー)
なぜか下段の構えからシロの肩口に竹刀を入れるメガネ
ついに構えがテレポートするようになったのかメガネ。
シロ(反応速度がさっきまでの比じゃねぇ・・・ ”マジ”だこいつ)
   (マジで合わせにきてる・・・!)
固唾をのむ観客。ストップウォッチが21'03と示す
チッ チッと過ぎる時間。
犬「お互い・・・動かなくなりましたね 会場も静かに・・・」
まだか「・・・そりゃそうさ 体力的に”あと一発打てるかわからないクロガネ」
    「一方 切り札を見切られ ”次”で返されるかもしれない白銀ーーー」
鼻傷(残り時間わずか おそらく皆予感しているのだ・・・
    ”次の一撃”で勝負が決まるとーーー!)
なんで観客にメガネの残り体力がわかるんだろう・・・  そうか・・・観客も”眼”がーーー
ゼーゼーと呼吸の荒いメガネ
アホ「ヒロトのヤロー もうヘロヘロじゃねーか・・・! なのに・・・」
王子(なぜ・・・そこまで・・・)
鼻傷(一勝二敗・・・残り時間わずか・・・ この一本に・・・ この一本にかかった途方もない重圧・・・!)
   (コートに入れば一対一 誰も助けてはくれない 自分でなんとかしなければならない)
   (並みの初心者では到底耐え切れないプレッシャー 何故だクロガネ・・・!)
見えないことって幸せですね・・・
BBP(発情)(どうしてクロガネくん・・・!? 私なんて見てるだけで泣きそうなのに・・・なんでただ一人で・・・)
       (何で立っていられるの・・・!?)


127 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/08/04(土) 09:19:03.56 ID:zg3s62nw0
皆が通ったハズの道を、なんでここまでクロガネを褒めることに使えるのかねぇ
決勝とかならまだしも、これ二回戦ですよお前ら。

大も「・・・聞こえなくてもいい ・・・ヒロト  お前は 強い!!」
スタンドのようにメガネの背後に立つ大モッピー  まさに190mで100gの存在感!
大も「相手はかつてのヒーロー だがお前の振るう剣は かつての最強”桜”の剣」
   「お前の剣は 私と一つ 何も恐れることはない・・・」
   「お前は・・・一人じゃない」
ついさっき鼻傷が言ってた事を掌返しするモッピー コートでは 誰でも一人ひとりきり じゃなかったんですかー
大も「あの男を越えろ 桜一刀流 クロガネヒロト!!」
脱力した無の構えに何故か力を入れてさらに身体を半身にして構えるメガネ
いやそれ既に無の構えじゃないんじゃ・・・
そんなメガネを見ながら、さっきメガネが言った「君を倒す」というシーンを思い出すシロ
シロ(思い出した)


~回想~
シロおそらく中学生 メガネ不明
メガネ「九州に転校って・・・ホント!?こーちゃん・・・!」
こーちゃ・・・とシロを追いかけつつコケるメガネ
シロ「おいおい大丈夫かよ ホラ立てるか?」
メガネ「・・・また会える・・・?」
シロ「・・・ああ そんときまでに泣き虫は治しとけよ じゃないと心配だ」
メガネ「ゔん」
    「僕っ・・・な゙るからっ・・・」
    「いつか絶対 こーちゃんみたいに強くなるからっ・・・!」
シロ「・・・ああ そりゃー楽しみだ」
   「・・・そんときゃまた遊ぼーぜ ・・・ヒロト」
メガネ「約束だよ・・・! こーちゃん・・・!」

~回想終了~


128 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/08/04(土) 09:19:35.79 ID:zg3s62nw0

シロ(あのヒロトが・・・)
   「強く・・・なったんだな・・・」 プッ と笑う?シロ
シロ「勝負だヒロトッ!!」
観客「動いたっ!!」 でも動いているようには見えないぞ!
シロは無の構え、メガネは天然無ではなく、身体を半身にして下段に構えている
ていうかメガネの無の構えって一体なんだったんですかねぇ?
メガネ(見える・・・! 小太刀は左上 太刀は・・・   今度こそ 返すっ!!)
反応するメガネの竹刀にシロがニヤリと笑う
上半身を逸らしてフェイントをかけるシロ
メガネ(フェイント・・・!)
シロ(その”眼”は過敏すぎる・・・! こうして打つフリをすれば お前は”返す”ため自分から前に出てしまう・・・!)
まだか(巧い! そうなっては逆にクロガネが返し技の餌食だ・・・!)
大も「ヒロト・・・!」
シロ「・・・楽しかったぜヒロト だが今回は・・・ 俺の勝ちだーーー」
右で面を打つシロ そして悲喜こもごもの両軍主要メンバー
シロ「!?」
シロ(届いてない・・・!? なんで 前に出てない・・・!?)
ズル・・・と崩れかかるメガネ。シロの右竹刀は面金にかすっただけだった
メガネ(・・・僕にできるのは もう ここで竹刀をおいておくことだけーーー・・・)
シロ(何てこった・・・フェイントが効かなかったんじゃない お前・・・もう)
   (一歩踏み込む力も残ってなかったのか・・・)
メガネのひざがガクッとなる。
大も(余力がないのを悟られていたら 小太刀で払われて終わりだった・・・だが)
   (”一瞬でも早く打たなければ負ける”とシロガネに思わせた・・・体力を一歩分上回ったヒロトの気迫・・・!)
止まっていたはずのシロが再び間合いを詰める。そう、まるでメガネの竹刀に吸い込まれるように
そしてその竹刀の先端が、面垂れに当たる。そのときシロは満足そうな表情をしていた


 無月  五月雨!!


なんだかよくわからないけどメガネの竹刀が喉にあたった!



アオリ:炸裂!!
巻末コメ:夏場の剣道は地獄です。あの分厚い防具や面の中は気温よりも遥かに暑いのです<春人>

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最終更新:2013年04月05日 03:22
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