クロガネ全話ダイジェスト3


18本目 「五月雨」

ズン  現代に蘇りし”桜”の構え!!
まだか「・・・そうか お前が――・・・」
+ ...
18本目 五月雨

とりあえずカラーPで思ったこと
  • モッピーの赤髪が似合ってないどころか不気味
  • まだかの防具は白というよりねずみ色

モ「桜花(原文まま)七式一の太刀 ”五月雨”」
メガネ(一発 勝負・・・・!!」

まだか「・・・・」
まだか、モッピーと勝負したときを思い出す
モ「いつか必ず現れる 桜一刀流(このけん)を継いで お前の前に・・・・」

まだか「まさかこんなに早く会えるなんてね・・・ 面白いな」
    「だけどいいのか? その技・・・一度見てるぜ?」
ババ「あの構え・・・ あの時の――」(※どの時だろう・・・)
ワカメ「なんだァありゃあ ふざけてんじゃねーぞ オイ!」
きしめん(まだか・・・なぜ打たねぇ!?あんな隙だらけの初心者相手に――)
     (それとも・・・ 何かあるのか?)
まだか「・・・行くよ」
どくん・・・どくん・・・と緊張するメガネ
先に動いたのは・・・メガネだ! カウンターがキモの流派のはずなのにメガネだ!
モ「行けメガネェ!!」
メガネ(五月雨!!!)

左片手突きで踏み込むメガネに上段面で迎え撃つまだか。
モ(五月雨は――・・・向かってくる相手の動きを先読みし)
 (喉が来るであろう位置に竹刀を”置いておく””予知の突き”・・・)
まだか(だが――)「悪いけど・・・見えてるよ どこに置いとくかくらいね」
メガネ(ズラされた!!)
クラウド(当たらない・・・・!!) ババ(メガネくん・・・・)
まだかの竹刀がメガネの面を捉えようとした刹那
モッピーがニッと笑った
モ「今だメガネ!!」
手首を捻るメガネすると竹刀の方向が45度くらい曲がる!
まだか「!!?」
クラウド(突きの軌道が変わった!!)
モ「”五月雨”は置いておく突き 普通の打突とは違い 腕にわずかな”余力”を残す」
 「その力で手首をひねり・・・ 喉を追う」
まだか(曲がる突き・・・!?)
(※このコマ、軌道は外れてるようだが、親切にもまだかの面垂れが伸びてフォローしてくれている。さすがまだかさんや!)
モ「打突の一瞬に動く対象を追う・・・ これはメガネの目によってしかできない・・・」
 「秘策だ」

”五月雨・眉月”

58 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/01/14(土) 13:48:13.51 ID:1TB4x6MS0
ドン!と見開きで面と突きが交錯する!
メガネの肘がページの間に位置しているのでなんだかもう肘が凄いことに!!

まだか「返し技(カウンター)への返し技(カウンター)・・・」
    「かわしても曲がる突きか――・・・ 恐れ入ったよ」
メガネ「・・・!」 (ごめん モッピー)
メガネ(僕の”余力”じゃ追い切れなかった)
モ(体が追いつかなかったか・・・)
審判「白ッ!! 面アリィッ!!」
メガネがorzのようにへこむ。どうでもいいがちゃんと礼で終われよ。
観客「やっぱり瞬殺だったな」「最後何したのアレ?」「知らねー」
わかめ「あったりめーだ あんな時代劇みてーな突き当たるかバーーーッカ」
(※時代劇は基本的に切り合い(チャンバラ)が中心で、突きってのはあまり見ないけど・・・)
まだか「立てるか」 メガネ「あ・・・ハイ」
まだか「桜一刀流か・・・また面白い剣を見せてもらったよ」
    「だが・・・ そうやって眼に頼るだけじゃ絶対に勝てない」
    「構えはへっぴり腰 足裁きはバラバラ・・・ 筋力にスタミナも全く足りてない」
    「せっかくの技が泣いてるぜ」
メガネ「・・・・」 まだか「・・・・」
まだか「かわいい師匠をガッカリさせるなよ」
    「追いかけて来い 夏に・・・・また会おう」
メガネ「・・・!」
まだか(何もわからぬ初心者が放った無謀な”突き” ・・・会場の誰もがそう思っただろうな)
    (だがもしアイツに体ができていたら ・・・神宮のように基礎が完璧だったなら・・・)
面垂れの隅に残る汚れに手をやるまだか
まだか(どうなっていたかな・・・)
メガネ「・・・」(あの人が 日本一――・・・)
審判「勝負アリ!!! 3-2で白零高校!!」
隠居「皆の衆 ごくろーさん」
ロビーでタバコを吸う顧問
隠居「・・・白零相手に大将までつながったんだ」
   「二勝と三勝・・・負けと勝ちの差は大きいが・・・ 今年のスタートラインとしちゃあ上出来だろ」
   「なぁ神宮」
鼻傷「ハイ みんないい試合だったぞ!」
   「勝った者も負けた者もよくがんばった もちろん大将もな」
   「まだか相手によく恐れず向かっていった」
メガネ「・・・はい」
ババ「・・・! そうよメガネくん! 相手は日本一だもの!!」
   「負けたけどすごくがんばったわ!!」
メガネ(・・・そうだ相手は日本一 負けて当たり前――)
なにやら不満そうな表情のメガネ
メガネ「・・・負けて当たり前・・・  ・・・・だけど」
鼻傷&ババ「?」
メガネ「勝ちたかったから  ・・・だjから 悔しい」
メガネ(わかったんだ 眼に頼ってるだけじゃ絶対勝てない 今のままじゃダメだって)
    (強くなりたい)
メガネ「だから明日から・・・ いや今からでも・・・・」
土下座するメガネ
メガネ「 竹 刀 の 握 り 方 か ら 教 え て く だ さ い!!」
メガネ(今すごく もっと ちゃんと・・・)
メガネ(剣道が     やりたい)

アオリ:敗北を知り 少年は剣士になる!!
巻末コメ:剣道の防具からは色んな臭いがします。僕の防具は新じゃがの臭いがしました


19本目 「敗北 明けて」

262 :名無しさんの次レスにご期待下さい[sage]:2012/01/21(土) 09:33:14.31 ID:X+aHpz6e0
まだか「・・・今のお前じゃ 絶対に俺には勝てない」
アオリ:完敗・・・そして――
対まだか戦ラストの光景。
まだか「構えはへっぴり腰 足捌きはバラバラ 眼にたよってるだけじゃあ――・・・」
    「そのままじゃ・・・  ヒーローにはなれない」
メガネ「え?」
布団から上半身を起こして目覚めるメガネ。(当然メガネはしていない)
夢だったようだ。
+ ...
19本目 敗北 明けて

己の弱さ、真の強さを知った初の練習試合――そして、一夜が明けた・・・

隣でスースーと寝ているモッピー。同衾かよ・・・

メガネ「・・・」
ボリボリと頭をかくメガネ
メガネ「・・・そっか・・・試合は終わったんだ ・・・僕は  負けたんだ」

~食卓~

ガツガツぐわばっカランッゾバーーッ
ガツガツとごはんを食べるメガネ。(モッピーは納豆を食っている)
メガネ「母さんおかわり」 母「えっあ ハイハイ」

モ「おーい おーいメガネ!」
モ「今日も学校走ってくのかよ 昨日の筋肉痛あんだろ 危ねーぞ」
鞄も何も持たずに走っているメガネ。モッピーに荷物は全部持たせている。
と、突然どべっとコケるメガネ
モ「ホレ見ろ!」
モ「・・・焦るなメガネ」
 「確かにお前は負けた・・・完敗だよ」
 「課題もわかったな。体力や筋力 剣道の基礎・・・絶対的な経験不足・・・!!」
 「・・・だがそりゃ一日で補えるもんじゃねー これから始まる稽古で身体壊さねーよう
 一日休むってのもの必要だぜ?」
モ「なんならごほーびをくれてやらんこともないぞ」
      • と胸をもみんもみんするモッピー。ああスレ住人の「いらねえよ」というレスが見える
メガネ「・・・わかってるよ でも  でも・・・じっとしていられないんだ」
    「クラウドもまだかさんも 僕が思っているよりずっとずっと上にいた」
    「なのに 僕を待ってくれてる」
    「一日も・・・無駄にしたくないんだ・・・!!」
再び走り始めるメガネ。走ってるというより小走りだけど。
モ「オーイ 無茶すんな オメーいつもその坂でバテんだろ!!」
はい皆さんの予想通り、ページめくったらバテずに坂を登っています。

場面変わってクラウド宅。
「お兄――っ」
ブンブンと素振りをやっているクラウド。2000を数えたところで妹登場。
髪型は・・・まんまクラウドで、片方横で髪を束ねている。
クラ子「もう朝のバイト終わったの!? お兄・・・    !」
言葉を無視してなにやら怒りを滾らせているクラウド。
263 :名無しさんの次レスにご期待下さい[sage]:2012/01/21(土) 09:33:46.23 ID:X+aHpz6e0
~クラウド回想~
白零顧問「帰ったァ!? 落陽レギュラー全員!?」
      「ふざけるなこれから試合だぞ」
リナリー「・・・私は用件を伝えに来ただけですので とにかく皆さんのおっしゃるには・・・」
マスクの背中「データは十分とれた」「今年の白零高校に 試合する価値はない」
リナリー「・・・と」
きしめん(多分)「・・・・!!どーゆー意味だ」
リナリー「・・・それと 桜夏については特に何も・・・」
驚愕の表情のクラウド
リナリー「・・・では失礼します」

~回想終了~
クラ子(昨日の試合・・・一本とられたのかな   ・・・まさかね)

場面変わって職員室
タバコをくゆらせるご隠居。
「・・・二勝・・・三敗」
「・・・あと一人 か――・・・」
メガネは走っているのをモッピーが応援しながら追走している。
モ「すげーじゃねーか 初完走だな!!メガネ!!」
タイムは散々だが完走したらしい。一週間やそこらで(ry
メガネ「ハハ・・・ ちょっと荷物持って先行ってて 飲み物買ってくる」
モ「おーのめのめ」
メガネ(たしかこの裏に100円自販機があったんだ)
タタタと小走りで買いに行くメガネ。いつのまにそんなにスタミナが(ry
      • と、角を曲がると、ドサッという音。
メガネが何事かと覗くと・・・
264 :名無しさんの次レスにご期待下さい[sage]:2012/01/21(土) 09:34:33.27 ID:X+aHpz6e0
死屍累々と横たわる10人くらいの不良?
その真ん中に立つ、片手で不良を一人喉を掴んで持ち上げている男。
モジャ「・・・オメーがやったのか これ全部・・・」
不良「いや・・・これは全員俺の子分で たった今アンタに全員返り討ちにされたんだが・・・」
モジャ「バカヤロウ それじゃ俺がまた停学になるじゃねーか! 俺ァ学校でやることがあんだよ!」
不良「ヒッ!」
モジャ「オメーラはここで仲間割れしてただけだな!?」
不良「ハイイッ そうですアンタは何も関係ない!!」
モジャ「よーし」
メガネ「・・・」
モジャと不良、メガネに気付く
モジャ「誰だテメー!!」
メガネ「あ・・・いや 僕はその・・・ 自販機を使おうと思ってただけで・・・」
モジャ「あァ!?」 メガネ「ヒッ」
モジャ「悪いな! ホラ使え」と自販機の周りで倒れている不良たちを足で蹴り飛ばすモジャ
メガネ(え――――っ)
モジャ「なんだオイ使わねーのか!?」
メガネ「あっ 使う使う・・・!!」
メガネ(・・・まさかこんな状況でジュースを買うとは・・・・)
    (・・・・)
    (サイフ モッピーに預けた鞄の中だ・・・!!)
モジャ「なんだ金ねーのかよ」
メガネ「・・・・(汗)」
モジャ「オイお前100円もってっか」 ガッと不良の襟首を掴むモジャ
不良「え!? ハイッ!!」 モジャ「命拾いしたな」
モジャ「やるよ」
メガネ「ええっ!?人からとったお金なんて受け取れないよ・・・!!」
モジャ「・・・受け取れねえ!?」
不良「ヒッ オイお前!コイツに逆らうな・・・!!」
メガネ「・・・ごめん 受け取れない」
モジャ「・・・」
    「・・・・チッ しゃーねー  俺んだ」と、ポケットの最後の100円玉を渡そうとするモジャ。
メガネ「いやっ それこそ受け取れないよ!」
モジャ「いいから買えよ」
メガネ「・・・悪いから・・・」
モジャ「チッ」
モジャ「あァーーーーーーッ 100円が吸い込まれたァーーーーッ」
投入口に100円をブン投げるモジャ
メガネ「!!?」
モジャ「コーラが出たァーーーーーッ!!」
メガネ「・・・」
モジャ「ちくしょー俺は炭酸のめねーんだよ どーしてくれんだこのコーラ!!」
メガネ「わっ・・・」
メガネ「・・・ありがとう」
モジャ「でちまっただけだ」
メガネ「・・・!」
265 :名無しさんの次レスにご期待下さい[sage]:2012/01/21(土) 09:35:01.66 ID:X+aHpz6e0
メガネ「あ・・・そうだ今はサイフないけど 君・・・同じ学校だろ?」
メガネ「学食でよかったらおごるよ?」
モジャ「アァ!? オレと昼飯食おうってのか!?」
メガネ「ごっごめん余計なお世話かな・・・」
モジャ「・・・・」
モジャ「カツカレー大盛だ  約束な!」
メガネ「・・・うん」
モジャ「へへ・・・ じゃーまた昼な 俺ァ裏から行くぜ」
カランと鉄パイプを拾うモジャ
メガネ「え? ・・・そっち行き止まり――・・・」
ドンッと助走なしの垂直飛びで2メートルくらいジャンプするモジャ
1階と2階の間にあるでっぱりを掴んで、二階フェンスまでとびかかり、
フェンスと屋上のスキマに鉄パイプをかませてフェンスを飛び越える。
(※ここは画バレを参照お願いします。文章にできない・・・)

メガネ「はーっ・・・凄い運動神経・・・」
メガネ(ハッ 僕も早く行こう)
と、死屍累々の不良たちを助けずにその場を去るヒーロー志望の少年
メガネ(・・・・僕もあれくらい動けたらな・・・)
    (・・・ホントはポカリがよかったんだけど)

~教室~
ババ「へーーーっ そんなすごい人がいたのね!」
   「その人部活入ってるかな!?」
メガネ(誘う気だ・・・)「どうかな~~~ちょっと怖い人っぽかったし・・・」
メガネ「あ・・・それに  やることがあるって言ってたから」

ぺり・・・とはがれかけるモジャの鼻の頭に貼ってある絆創膏
モジャ「うォォイ! ちょっとはがれてるじゃねーか やべーやべー」
スティックのりを塗り、再び絆創膏を貼り付けるモジャ。
モジャ「へへ・・・」

~多分モジャ回想~
なんだか怪我だらけのモジャ。木刀らしきものを持っている
モジャ(・・・ったく 入学早々・・・このザマかよ こりゃーバレたら停学だな・・・)
そこに通りがかる女生徒
女生徒「!!」
    「大変 すごいケガ!!」
モジャ「あ?」 女生徒「すぐ手当てしなきゃ!」
モジャ「・・・疲れてんだ ほっといてくれ」 女生徒「そんな・・・ダメよ!」
女生徒「ちょっと待って たしかこのへんに・・・」 モジャ「だからいいって・・・」
ぺたりとモジャの鼻の頭に絆創膏を貼る女生徒
モジャ「・・・」 女生徒「今はこれしかないから・・・ 帰ったら消毒してね!」
女生徒「そのかわり」と、鼻をちょんと指で突く女生徒
女生徒「早く治るおまじない♪」
はいみなさんの予想通り女生徒はババパンでございます。

サ  ク  と頭にハート形の矢が突き刺さるモジャ
モジャ「わかってんのは同じ高校ってことだけ・・・ へへ・・・帰って来たぜ桜夏高校・・・!!」

~場面変わって職員室
ご隠居「・・・めんどくせー奴が 戻ってきやがったな~~~~~・・・」
5月8日の日めくりには、「1-A アオハル 停学明け」の文字が・・・

アオリ「謎の男は監督の知り合い!? 剣道部に嵐の予感!!
巻末コメ:新しく本棚を置いたら一瞬で埋まってしまい、ちょっとしょんぼりしました<春人>

20本目 「青春(アオハル)」

151 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/01/28(土) 12:04:18.61 ID:dkeN/mmi0
ガフガフ ガフガフ
ガフガフと大盛りカツカレーを掻き込むモジャ。
(イメージ:http://getnews.jp/img/archives/manten2.jpg
スプーンの持ち方が握るようなので凄く下品に見えるがまあそれはどうでもいい。
+ ...
20本目  青春(アオハル)
あおり:大盛りすぎだろ!!

ごくごくと2リットルペットボトルのコーラをラッパ呑みするモジャ
メガネ「・・・・」(驚愕の表情)
モジャ「あとスープ追加な」
メガネ「まだ食べるの!? えんりょないな!!」
モジャ「そうだな・・・俺はおごられるときのほうが よく食べる」
メガネ(最悪だ・・・  いやいいけど)
メガネ「それにしても・・・同じクラスだったんだね! 午前の授業は・・・?」
モジャ「サボったよ ・・・人探ししてんだ」 と、おわんのスープ?を飲み干すモジャ
メガネ「・・・!? えっと・・・」
モジャ「江花 青春(えばな あおはる)だ 覚えとけよクロメガネ!!」
とにっこりして自己紹介するモジャ。
メガネ「クロガネだよ!」
モジャ「そーだっけ?」
などというキモ・・・和気藹々とした二人を見る女生徒ふたり。
A子「ねぇ あれA組の絵花くんよね?」
B美「あー・・・入学式の日にケンカして停学食らってたっていう・・・」
A子「メチャクチャケンカ強くて有名らしーよ」
B美「怖~~~~~~~~っ てか何でそれがあのメガネ(原文まま)と一緒にいんの?」
A子「そりゃおごらされてんでしょ?」

モジャ「プハーー 食った食った わりーな ジュース一本の礼にこんなに!」
メガネ(ホントだよ・・・)
モジャ「・・・それにしてもオメーも見かけのわりにゃ食うのな」
メガネ「え? あっ そうかな?」
ちなみにメガネの前には
  • おにぎり3こ(バスケットに)   ・丸い容器のおかず3段
  • 保温容器(汁物?)       ・ポテチ2枚?

(※次のページのメガネが凄くキモいです。お読みの際はお気をつけてください。)
メガネ「・・・最近部活に入ったんだけど 体が弱いせいで迷惑かけてるから・・・」
    「一杯食べないとな――って思って」
モジャ「へー おめーそのナリで運動部かよ! たしかにスポーツできなさそーだな~~~」
メガネ「そんなハッキリ!!」
メガネ「・・・だからモジャくんみたいに運動神経いい人 凄く憧れなんだ」(ニッコリ)
モジャ「憧れェ!? よせよ俺ぁそんなんじゃねーーーーーよ」
と、照れて返すモジャ。
モジャ「あとその江花”くん”はやめろよ気持ちわりぃ アオハルと呼べ」
多分気持ち悪いのはそこじゃないと思うが・・・
メガネ「えっ」
メガネ「じゃあ・・・ アオハル」
モジャ「んっ それでいんだよ 俺もヒロトって呼ぶかんなー」
メガネ(・・・!)
メガネ(同級生に名前で呼ばれるのなんて初めてだな・・・ なんか友達っぽい」
モジャ「んでっヒロト オメー結局何部なんだよ」
メガネ「あ えっと・・・ 剣道部なんだ」
モジャ「・・・ 剣道?」 不穏な表情のモジャ
メガネ「え?」


152 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/01/28(土) 12:04:56.24 ID:dkeN/mmi0
と、いきなりメガネの隣にクラウドがトレーを「ドカ」と置く。
なんだこの「俺のメガネと何やってんだ」的な三角関係的状況・・・
メガネ「クラウド!」
クラウド「お前が学食とは珍しいな
    「・・・・誰だコイツ」
モジャ「あん?」
メガネ「あっ 同じクラスの・・・・ 江花くん」
と、メガネの紹介にギロと睨むモジャ
メガネ「あ アオハル」
クラウド「・・・」
メガネ「クラウドはいつも学食なんだ?」
クラウド「・・・俺はここのオバちゃんに特別メニューを作ってもらってる」
     「シドウスペシャル」
※シドウスペシャルメニュー
 ・豆腐のステーキ  ・ささみと野菜のあえもの 海草サラダ 豆乳
メガネ「・・・さすが」
下手にはっきり描写すれば突っ込みされかねないのに、なんでさらっと流さずにはっきり書くかね・・・
という心配をよそにモジャが横槍を入れる
モジャ「うぇ~~~何だそりゃ 馬のエサかよ」
クラウド「あ?」
モジャ「てめーも剣道部だろ? んなもん食ってあんなもんやって何が楽しいんだよ」
クラウド「・・・・もう一回言ってみろ」
ゴゴゴとキレかけるクラウド
メガネ「シッ シドウ!」
モジャ「夏はあちぃ 冬はさみぃ 防具はくせぇ
    ゲロ吐くまでシバかれるわ 走らされるわ・・・ よくやるよあんなもん」
クラウド「・・・・っ」 ガタッと身を乗り出そうとするクラウド。
メガネ「やけに詳しいねアオハル ・・・まるで」と、モジャの暴言を止める気配のないメガネ
モジャ「・・・・ああ やってたよ」
モジャ「剣道なんて 大嫌ぇだよ」
「三井じゃねえか」という突っ込みが聞こえてきそうだが
そんなことは関係なくキレるクラウド

~場面かわって職員室~
ご隠居「・・・江花? ・・・ああ 俺の親戚の悪ガキでな」
      • と鼻傷と会話をしているご隠居
ご隠居「父親から『根性叩き直してやってくれ』ってな
     俺が地元で開いている道場であずかってたんだが・・・」
    「これがまーー 稽古はサボる 試合はバッくれるで手に負えなくてな」
    「中学で剣道部に入れてたんだが・・・他校とケンカして、部を出場停止にしたこともある」
鼻傷「それが剣道部に来ると?」
ご隠居「や~~~~よほどのことがなけりゃそりゃねーだろ」
    「中学以降俺も強制はしてねー ・・・話したのは一応だ」
鼻傷「・・・・強いんですか?」
ご隠居「ん~~~   ・・・ケンカはな」
テーブルの横に立ってガンを飛ばしあうクラウドとモジャ
クラウド「剣道をバカにする奴は・・・許さない」
モジャ「ハッ俺とやろーってのか 上等だ・・・!!」
メガネ「ちょっちょっ 二人ともケンカは・・・!」
相変わらずもうどうしようもなくなってから座ったまま止めようとするメガネ。

154 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/01/28(土) 12:41:57.96 ID:dkeN/mmi0
と、二人とメガネの間に突然出現するババパン
(※走ってきた様子もなく、突然そこに出現した感じ)
モジャ「・・・・!!」
ババ「遠くから剣道の話が聞こえたから飛んできたんだけど・・・ えっと・・・」
ああなるほど、ババパンの能力でしたか。
モジャ「・・・・・・・・キミ  剣道部?」
ババ「うん」
ババ「まさか剣道・・・  キライ?」
そのババパンの表情はどう見てもヤンデレです本当に(ry
モジャのスイッチが剣から恋にカチッと切り替わる
モジャ「誰だーっ 剣道キライなんて言ったのは! 不謹慎きわまりない!!」
   「この子を泣かすのはお前か!? お前かーーーっ!?」
と、周囲のモ部の生徒に絡みまくるモジャ
クラウド「てめーだ」
モジャ「剣道キライなわけないじゃないですか!!」
ババ「だよねーっvv」
モジャ「現代の豊臣秀吉と言われたこの俺が!!」
メガネ「秀吉は別に剣士じゃないよ」
クラウド(・・・・バカだコイツ)
メガネ「・・・まさかアオハルの”探してる人”って・・・」

~放課後~
誰か「えーーー・・・ちゅーわけで」
モジャ「1年江花青春!! 今日からよろしくおねしゃす!!」
ババ「わーっ」パチパチと手を叩くババパン
クラウド「・・・」
モ「・・・・何だアイツ?」
メガネ「話すと長くなるけど・・・」
モジャ「久しぶりだなかくらいのオヤジィ」ビシィとサムズアップするモジャ
ご隠居「・・・どーゆー風の吹き回しだ 防具の臭いかぐだけでゲロ吐いてたてめーが」
モジャ「俺は心を入れ替えたのさ・・・剣のために汗を流すのも悪くねぇってな・・・ 剣道最高!」
キラキラとして答えるモジャ
ご隠居(気持ち悪)
モジャ(ふふ・・・そりゃ剣道なんて死ぬほどやりたくねーさ
     今もすでにこの臭いで色々思い出して吐きそーだ  だが・・・!!)
ババ「これで一年生3人・・・ 順調だわーっ」 メガネ「ハハ・・・」
モジャ(今の俺にはツバメさんがいる・・・! 161cm B93W56H91乙女座B型・・・!!)《オヤジゆずりの魔眼調べ》
    (まさか同じクラスだったとは・・・灯台もとなんちゃらだったぜ・・・!)
モジャ(へへ・・・ ケンカしかしてなかった時は知らなかったこのドキドキ・・・ これが・・・)
    (これが青春!!)
クラウド「頭痛くなってきた・・・」 モ(・・・アイツはバカだな)
鼻傷「よーし稽古始めるぞ! 1年は今日から別メニューだ!」 メガウド「ハイ!」
モジャ(ヘッヘッ 切り返しか? かかり稽古か? 俺は何やっても天才だからな・・・)
    (かっこいいとこ派手に見せてやるぜ!)


156 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/01/28(土) 12:42:44.17 ID:dkeN/mmi0
ズリ・・・ズリ・・・とすり足の稽古を始める3人 頭には水の入ったコップ。
モジャ(地味だ!!!)
あれ?メガネのときはいきなり身体そk・・・桜夏名b・・・あれ?
鼻傷「すり足は剣道で最も基本の動きだ! 剣道の基本には日常でやらない動作だらけ・・・」
   「ひたすら剣道をやって覚えるしかない!」
   「頭の高さを変えないように膝を柔らかく使え! コップの水をこぼさないよう滑らかに
    体重移動するんだ」
わっわっと水がこぼれ気味のメガネ
鼻傷「先週までは試合前メニューで基礎をやれなかったからな」
   「一年はしばらく竹刀を振れないと思えよ!」
メガネ(クラウドはあんなに早く動いてるのに全くこぼれてない)
    (まるで地面から少しだけ浮いてるみたいだ・・・)
モジャ(おいおい高校生にもなってすり足からかよ! こんなもんできてるっつーの!)
モジャ「おーいオヤジ!」 ご隠居「あん?」
ちなみにご隠居はモッピーと将棋中
モジャ「俺は基礎はいーから試合させろよ!!」
ご隠居「・・・こぼれてんぞ」 モジャ「な゙ーーーーーっ!」 ご隠居「やり直し」

さらに経験者の方に「こんなのやった覚えがない」と言われそうな
耐久蹲踞やすり足ダッシュをする3人

メガネ(何だろう 走り込みのほうがキツイ運動のハズなのに ものすごく体にくる・・・!)
ご隠居(剣道で使う”筋肉”もまた・・・現代の人間が日常生活で使うことのない所ばっかだからだな)
    (剣道が「剣道をやった時間でしか上手くならない」などと言われるゆえんだ)
ババ「あと一分!」 モジャ「はーいv」
鼻傷「剣道に適した体(フィジカル)とは――― ”重いものを持ち上げる腕”でも
   ”早く走れる脚”でもない ”剣道をしてきた体”だ!」

~場面変わって運動場~
ババ「レッツケンドーーッ!!」
ババパンは自転車、モッピーは三輪車に乗って、
メガネら3人は竹刀を正眼に構えたまま”すり足ランニング”なる練習をしている。
ババ「左足が右足より前に出ちゃダメよ! 破ったらペナルティだからねー!」
モジャ(ぐっ・・・しゃらくせー 普通に走りゃぶっちぎってかっこいいとこみせられんのに)
パッカパッカと謎の足音を立てるモジャ
クラウド「・・・つまらないならやめればいい 無様に転ぶ前に」
モジャ(このヤロウさっきから俺の前をチョロチョロと・・・)
モジャ「てめーが転べトンガリ」 クラウド「俺は転ばない 天パ」
ズシャアアアと転ぶメガネ
ババ「クロガネくん!!」
モジャ「お前が転ぶのかよ!」
モジャ「なんだオイ見かけ通りドンくせえなヒロトォ~ 大丈・・・」
ババ「クロガネくん大丈夫!? ケガしてない!?」
メガネ「ありがとう 大丈夫」
と、あきらかに過剰なリアクションのババパンを見て、モジャが何かを思いつく
モジャ「アーーッ つまずいたーーーっ!(原文まま。正しくは”つまづく”じゃないのかな?)
わざとらしくこけるモジャ
ババ「江花くんまで!」
クラウド「あァつまずいた バカに」
とモジャの腹に蹴りっぽく脚を叩き込むクラウド
モジャ「ギャーーーーーーッ」
モジャ「てめェ・・・ケンカなら買うぜ?」
クラウド「剣道部に入るなら・・・マジメにやれと言ってるだけだ」
ババ「ケンカはダメーーーーーッ!!」
モジャ「超仲良しv」とクラウドの肩を組むモジャ
メガネ「はは・・」とふらつくメガネ



157 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/01/28(土) 12:46:32.16 ID:dkeN/mmi0

ババ「あと30分ーーーッ!」
モジャ「ちくしょー俺ァ こんな地味なとこ見せたいわけじゃねーのに・・・」
クラウド「いい加減黙って走れ!」
モジャ「ヘイヘーイ」
クラウド(コイツ・・・ヘラヘラしてるわりにはついてくるな)
     (スタミナだけなら俺よりあるか・・・?)
順調なモジャウドの二人に対し、ハァハァゼェゼェと息が上がっているメガネ
モジャ「おお? オォーイ 何周遅れだよヒロトォ!」
    「そんなんじゃすぐ天才の俺にレギュラーを・・・」
メガネ「ハッ ハッ」
モジャ「!! オメ・・・何回転んでんだよ・・・!」(※転んでるようにはあまり見えない気が)
メガネ「うん・・・ ダメだねこんなんじゃ・・・」
メガネ「必ず追いつくから・・・っ」
モジャ(・・・何だよ あの目)
クラウド「・・・お前なんかじゃ クロガネからレギュラーはとれない」
モジャ「・・・!」
モジャ(ぐ・・・今はガマンだ俺・・・! アイツを試合でブッ飛ばして江花くんステキーvとなるまで・・・!)
    (それまでは地味な練習はテキトーに流して――)

~七日目~
モジャ「だーーーーーーーーーーっ!!」
    「オヤジィ 一週間だぞ一週間! すり足しかしてねーんだけどォ!」
ご隠居「そうな」
モジャ「ぐっ・・・! こんな地味な練習じゃ 俺のカッコよさがツバメさんに伝わらん・・・!」
クラウド「だからお前は・・・」とため息をつくクラウド
モジャ「あ゙ーーーー!まどろっっっっこしい!!」
モジャ「剣道なんてただ竹刀で相手ブンなぐるだけのお手軽スポーツだろうが!!」
    「基礎とか基本とかどーでもいいから試合をさせろっつーーーの!!」
クラウド「・・・・いい加減にしろ それ以上言うつもりなら・・・たたっ斬る」
モジャ「あァ!? やってみろ 気持ちわりィんだよクソ剣士」
メガネ「ふっ2人とも だからケンカは――・・・」
ご隠居「・・・いいだろ」 モジャ「!」
ご隠居「試合してみろアオハル ただし・・・  黒鉄とだ」 メガネ「え?」

アオリ:ぼくですか!?
枠外:次号、大増23P!
巻末コメ:新年会楽しかったです!先生方、編集部の皆様、ありがとうございました!<春人>

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年04月11日 02:41
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。